東急バスが日吉・綱島路線で7月改正、「東山田循環」や「越路行」など影響 | 横浜日吉新聞

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来月(2023年)7月1日(土)から日吉駅東口綱島駅を発着する路線で時刻変更や減便などが行われます。

東急バス新羽営業所は7月1日に14路線を対象にダイヤ改正を実施すると発表しました。

7月1日(土)のダイヤ改正では日吉駅東口と綱島駅を発着する12系統(画像)と便数の少ない「日81系統」など2系統で時刻変更や減便などの影響が生じるが、特に改正内容が大きいのは「綱50系統」(綱島駅→東山田駅→綱島駅)と「日94系統」(日吉駅東口~江川町~越路)の2系統となっている(東急バスの公式サイトより)

対象となった路線のうち、特に影響が大きいのは、通称「東山田駅循環」と呼ばれる「綱50系統」(綱島駅→東山田駅→綱島駅)と、川崎市内の幸区南加瀬4丁目へ乗り入れる「日94系統」(日吉駅東口~江川町~越路)の港北区外を結ぶ2路線。

「綱50系統」は高田駅前や東山田駅などグリーンライン沿線と綱島駅を結ぶ。東山田や道中坂下は“旧港北区”エリア(高田交差点付近、2018年11月撮影)

綱50系統は綱島駅から子母口綱島線と高田駅前を通り、日吉元石川線(荏田綱島線)を経由して東山田駅道中坂下(都筑区東山田町)を目的地に循環運転している路線で、現在は平日日中に1時間あたり2本程度が運行されているものが1本程度に削減されます。

日94系統は日吉駅東口から矢上川にかかる一本橋江川町を経由して川崎市内の幸区南加瀬4丁目にある「越路」(スーパー「いなげや川崎南加瀬店」近く)を結んでおり、現在は日中時間帯に運行している5本ほどを取り止めるとともに、朝や夜間にも減便を計画。

「日94系統」は日吉駅東口から“旧日吉村”のエリアである川崎市内の南加瀬4丁目を結ぶ(越路付近、2021年4月撮影)

このほか、日吉駅東口と綱島駅を駒岡経由で結ぶ「日93系統」では、トレッサ横浜(明治横浜研究所前下車)などへの買物客向けに土曜日日中の一部時間帯で本数を増強していましたが、これを取り止めます。環状2号線から樽町方面への右折渋滞などで定時運行が難しくなっている影響があるとのことです。

一方、「綱79系統」(綱島駅~四ツ家~新羽営業所)では新羽営業所への出入庫の関係から一部時間帯に運行本数が増加します。

綱島街道沿いに置かれた「綱島SST前」のバス停から日吉駅行の「日81系統」は平日朝6時台に計6本設定されているが、今回の改正で6時34分発が削減されて計5本となる(2020年3月撮影)

このほか、「日51系統」(日吉駅東口→コンフォール南日吉→日吉駅東口)で最終バス時刻の繰り上げを実施。また、朝と夜間に日吉駅と綱島駅間を綱島街道を直進して結ぶ「日81系統」(日吉駅東口~北綱島~綱島SST前~綱島駅)では、夜間の綱島駅行は平日・土休日ともに1日1便のみとなります。また、改正の該当路線では時刻変更などが行われます。

これらの路線を担当する新羽営業所によると、現在も新型コロナ禍以前の利用者数に戻っていないうえ、燃料費の高騰もあって経営環境はより厳しさを増しているといいます。今回の改正は「運賃を据え置いたうえで赤字路線を維持するためには、ぎりぎりの選択だった」と話していました。

【関連記事】

・【前年11月改正】<東急バス>綱島駅~四ツ家方面の路線で12月1日に一部改正、新横浜行は時刻変更(2022年11月30日)

【参考リンク】

ダイヤ改正のお知らせ~2023年7月1日(土)実施【綱44・45・46・47・48・49・50・79、日92・93・94・81、城01、市61・62】(東急バス)

日吉駅・日吉駅東口の発着路線一覧(東急バス、該当路線は時刻表の右上に改正後へのリンクを掲載)

綱島駅・綱島駅入口の発着路線一覧(東急バス、該当路線は時刻表の右上に改正後へのリンクを掲載)

高田駅・高田駅前の発着路線一覧(東急バス、該当路線は時刻表の右上に改正後へのリンクを掲載)


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