川崎市バスが「210円→220円」に値上げへ、増税除き27年ぶり

横浜日吉新聞

今年(2022年)10月1日から川崎市バスの運賃が現在の210円から「220円」に値上げされます。川崎市交通局は先月3月29日に運賃変更の認可申請を国土交通省(国交省)に行い、これを受け、同省は今月4月28日までパブリックコメントの受付を行っています。

蟹ヶ谷付近を走る川崎市バス

川崎市交通局では、2019年10月の消費税10%引き上げと同時に運賃を220円に値上げする計画でしたが、当時は前年の収支が黒字だったことなどから国の認可を得られない状況となり、ICカード運賃(206円)に消費増税分のみを上乗せしていた経緯があります。

昨年(2021年)12月に国の認可方針が変わったことから、あらためて申請を行ったといい、値上げに際しては、古くなったバス車両の更新台数が増加したことや、営業所の老朽化対策などで多くの資金需要が見込まれることを理由としています。

川崎市バスの消費増税以外での値上げは、1995(平成7)年3月に180円だった運賃を200円に改定して以来、約27年ぶりとなります。

10月1日(土)から川崎市バスで行う計画の改定概要(国土交通省自動車局の発表資料より)

10月1日からは運賃を10円値上げして220円(現金・ICカード同額)とするほか、通勤定期券は1カ月9450円を9900円に引き上げ。一方、通学定期券については、「子育て世代の経済的負担を軽減するため」(市交通局)として、中学生以上1カ月7430円を7300円とするなど運賃を引き下げる方針です。

運賃の認可権限を持つ国交省自動車局では、川崎市交通局の値上げ申請に対し、国民の意見を求める「パブリックコメント」を今月4月15日(金)から28日(木)まで、電子メールやファクスで受け付けています。

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【参考リンク】

市バス料金改定の認可申請について(川崎市交通局、※10月1日から210円→220円に)

川崎市交通局の路線バスの上限運賃変更に関するパブリックコメントを実施します(国土交通省自動車局、4月15日~28日)


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