川崎市バスの値上げ、幸区内を走る唯一の「横浜市営バス」路線も追随 | 横浜日吉新聞

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来月(2022年)10月1日に川崎市バスで運賃の値上げが実施されるのにあわせて横浜市営バスでもごくわずかな路線で“同時値上げ”が行われることになりました。

横浜駅と川崎駅西口を結ぶ「7系統」(横浜駅)

川崎市バスによる今回の値上げは210円を220円に改定するもので、増税分の加算を除いて運賃を上げるのは1995(平成7)年3月以来の約27年ぶりになるといいます。

本来、横浜市営バスとは関係がないはずの運賃改定ですが、1路線だけ川崎駅西口に乗り入れている系統があり、これまで川崎市内の区間に限っては安いほうの川崎市バスと同額の運賃設定としていました。

横浜市交通局による「7系統」の川崎市内区間における運賃改定の案内(9月15日)

この路線は、横浜駅川崎駅西口を結ぶ横浜市営の「7系統」で、国道1号線(第二京浜)沿いの東神奈川駅西口や東部病院(済生会横浜市東部病院、鶴見区下末吉)、尻手駅近くの国道尻手などを50分超かけて走っています。

ほとんどの区間は横浜市内の神奈川区と鶴見区ですが、川崎駅西口近くの南幸町、南幸町2丁目、川崎駅西口の3停留所だけは川崎市幸区に入ります。

この1キロほどの川崎市内区間は川崎市バスと同じ運賃体系とし、横浜市営の220円に対して10円安い210円となっていました。

川崎駅西口に乗り入れる横浜市営バスの「7系統」(写真左寄り下部)

10月1日から川崎市バスが値上げすることにより、川崎市区間を走る横浜市営バスも追随することを決めたもので、10月以降は220円に“統一”されることになります。

来年3月には臨港バスの川崎市内区間も210円から220円に値上げすることを計画しており、現時点で未定の東急バスの川崎市区間を除いては、横浜と川崎の両市で「220円」という同額の形になりそうです。

【関連記事】

川崎市バスが「210円→220円」に値上げへ、増税除き27年ぶり(2022年4月21日)

「川崎市バス」が最新路線図を公開、日吉や高田町の周辺にも停留所(2022年4月5日)

【参考リンク】

横浜市営バス「市営バスの運賃」(横浜市交通局、7系統の運賃についても)

川崎市バス「市バス料金改定の実施について(令和4年10月1日から市バスの乗車料金が変わります)」(川崎市交通局)

臨港バス(川崎市内線)の上限運賃変更認可申請について(2023年3月16日実施予定)


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