区内26小学校の新学期見守る、市内最多1260人超の師岡小に県警白バイ隊も出動 | 横浜日吉新聞

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横浜市内最多の1260人超が通学する「マンモス小学校」で、白バイ隊員たちによる新学期の“見守り”がおこなわれました。

市内最多児童数の師岡小に白バイ隊員「ホワイトエンジェルス」が来訪、交通安全を呼び掛ける声掛けや誘導をおこなった

市内最多児童数の師岡小に白バイ隊員「ホワイトエンジェルス」が来訪、交通安全を呼び掛ける声掛けや誘導をおこなった

神奈川県警察本部(中区海岸通)は、きのう(2022年)4月7日(木)の朝、港北区内25校の市立小学校(箕輪小学校のみ6日)など、県内524校でスタートした小学校での初登校にあわせてのパトロールを実施。

登校途中の児童の通学路にある横断歩道や交差点、校門前などでの見守り誘導をおこないました。

ちょうどきのう(2022年)4月6日(水)から15日(金)までの10日間は、「春の全国交通安全運動」の実施期間。

今年度の児童数が1269人(4月7日現在、新1年生含む)となった横浜市立師岡小学校(師岡町)では、県警交通総務課の白バイ隊員が3人来訪。

登下校中の交通事故の発生件数は低学年ほど多い。車や二輪車を運転する側には「安全は心と時間のゆとりから」というキャッチフレーズのように「心」と「時間」に余裕を持つことが大切だという

登下校中の交通事故の発生件数は低学年ほど多い。車や二輪車を運転する側には「安全は心と時間のゆとりから」というキャッチフレーズのように「心」と「時間」に余裕を持つことが大切だという

県内でわずか10人だという女性の白バイ隊員として勤務する畑田奈美さん、畑田さんが所属する女性白バイ隊「ホワイトエンジェルス」を率いる大崎稔小隊長らが、地元・港北警察署(大豆戸町)の署員らと、歩道からあふれるほどの状況もみられるほどの児童らに声をかけての注意喚起をおこなっていました。

県内における昨年(2021年)の児童の登下校中での交通事故112人と、一昨年(2020年)の107人より5人増加

その中、登校中の事故は46人、小学校1年生の事故は最多の35人と、「やはり新入生や2年生など、低学年ほど事故が多い状況です」と、県警交通総務課の久保田恒美警視も特に低学年児童の事故防止に向けての学校、そして地域ぐるみでの交通事故防止に向けた取り組みや活動の必要性を呼び掛けます。

警察署長が推薦し、公安委員会が委嘱している樽町の「地域交通安全活動推進委員」も通学路での見守り活動をおこなっていた

警察署長が推薦し、公安委員会が委嘱している樽町の「地域交通安全活動推進委員」も通学路での見守り活動をおこなっていた

畑田さんも、「特に、友だち同士で話に夢中になってしまうと、周りが見えなくなってしまうようです。周りに注意を払うことができなくなってしまうようですが、声をかけると気付いてくれました」と、児童一人ひとりが“自発的に”友だち同士で注意を呼びかけあうような意識付けが必要だと感じているといいます。

特に区内小学校では新入学児童が約3235人(予定、港北区)と、前年度よりも約170人も増加しており、特に市内最多の児童数を抱える師岡小学校、新児童の流入が相次ぐ箕輪小学校(箕輪町2)といった日吉・綱島周辺の学校付近では、より一層の地域ぐるみでの安全対策が求められることになりそうです。

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横浜市内最多の3200人超にランドセルカバー、マリノスケが新1年生に「贈呈」(新横浜新聞~しんよこ新聞、2022年4月11日)※リンク追記、同日に行われた同小学校での入学式内でおこなわれた

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【参考リンク】

港北区内の交通事故発生概況~令和4年(2022年)3月末暫定値(港北警察署)

交通事故発生状況(港北区地域振興課)※2月に発生した大倉山(太尾新道)での死亡事故の詳細など

交通事故概要(港北警察署交通課)(港北区連合町内会サイトの定例会資料、PDFファイル)※2月の事故の特徴や分析結果についてなど


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