新綱島駅に隣接する好立地、市が「地域ケアプラザ分室」初開設で人口増に対応

横浜日吉新聞

横浜市で初めての事例となりました。東急新横浜線の新綱島駅(仮称)を見下ろす、新しい街づくりが行われている綱島らしい場所に、地域ケアプラザの分室が新たに誕生、今週(2019年)7月15日に開所式と内覧会が行われました。

東急新横浜線(2023年3月末までに開業予定)の新綱島駅(仮称)を見下ろす隣接地に建つ福島ビルの4階に、新たに樽町地域ケアプラザ分室の「つなしま相談室」が7月からオープン。施設の内覧会が行われた

東急新横浜線(2023年3月末までに開業予定)の新綱島駅(仮称)を見下ろす隣接地に建つ福島ビルの4階に、新たに樽町地域ケアプラザ分室の「つなしま相談室」が7月からオープン。施設の内覧会が行われた

地域ケアプラザは、高齢者や子ども、障害のある人など誰もが地域で安心して暮らせるよう、身近な福祉・保健の拠点としてさまざまな取り組みを行っている横浜市独自の施設で、今年4月現在で横浜市内に138カ所設置されています。

1991(平成3)年に公布された「横浜市地域ケアプラザ条例」により、おおむね中学校学区に1つのエリアを担当とし設置されてきた地域ケアプラザ。

綱島エリアは、2002年12月に開所した「樽町地域ケアプラザ」(樽町1)がその担当エリアとなっていますが、ほかに大曽根、樽町、師岡町の各エリアも担当となっていることから、全体の人口は8万人を越え、ケアプラザ担当地域の平均人口約2万人から約3万人を大きく上回る状況が続いていました。

新綱島駅建設中の場所(左)は2015年まで日帰り温泉施設の「東京園」が営業していた。正面奥が綱島駅方面、右が福島ビル

新綱島駅建設中の場所(左)は2015年まで日帰り温泉施設の「東京園」が営業していた。正面奥が綱島駅方面、右が福島ビル

「もう1館、(綱島に)あっても当たり前」(市政に詳しい関係者)と言われる状況の中、2016年4月に、同ケアプラザを指定管理者として受託運営する社会福祉法人横浜共生会(本部:新吉田町)が、ケアプラザ職員を派遣しての出張相談窓口「スペースつなしま」を、イトーヨーカドー綱島店の隣に位置するシュロスオータニ綱島ビル(綱島西2)に設置していました。

今回、新たに設置されたのは2つの分室。綱島東2丁目の新綱島駅に隣接した福島ビルに開設された「つなしま相談室」では、福祉保健に関する総合相談や、介護保険や介護保険以外のサービスの申請・相談、健康に関すること、介護方法、地域の人々の高齢者向け福祉・保健活動の支援を行うとしています。

「生まれ育った」綱島東にケアプラザ分室が出来たことを喜ぶ、綱島地区連合自治会会長の佐藤誠三さん(左)、民生委員として長年福祉現場を支えてきた松井清美さん

「生まれ育った」綱島東にケアプラザ分室が出来たことを喜ぶ、綱島地区連合自治会会長の佐藤誠三さん(左)、民生委員として長年福祉現場を支えてきた松井清美さん

一方、これまで「スペースつなしま」が置かれていた場所(シュロスオータニ綱島ビル内)は、新たに「つなしま交流室」と名付けた分室に。福祉・保健活動や、交流の場としての活動を支援する催しや会合などを行っていく予定です。

特に、綱島東エリアで初めて分室が設置されることについて、綱島東地区民生委員児童委員協議会会長松井清美さんは、「福島ビルは、長年地域の人々に親しまれてきた“クリニック(医療)ビル”綱島駅にも近く、特に綱島東地区の皆さんは大変利用しやすい環境で、とても助かります」と、鶴見川を渡ることなく利用できるこの場所での開設を喜びます。

イトーヨーカドー前「つなしま交流室」で行われた開所式から、ここ相談室の内覧会まで、横浜共生会理事長の村松さん(左から2人目)がエスコートした。職員・スタッフが手作りしたパンフレットスタンドでは、地域情報も入手できる

イトーヨーカドー前「つなしま交流室」で行われた開所式から、ここ相談室の内覧会まで、横浜共生会理事長の村松さん(左から2人目)がエスコートした。職員・スタッフが手作りしたパンフレットスタンドでは、地域情報も入手できる

同ケアプラザを受託運営する横浜共生会理事長の村松紀美枝さんも、「雨の日も、風の日も、大綱橋を渡るのが大変だった皆さんのためにと、『スペースつなしま』を開設した当初も、物件のオーナーほかの皆さんの理解と協力があり、出張相談を実現することができました。今回も、地域の皆さん、そして横浜市の皆さんの多大なる支援のおかげで開設することができました」と、一法人としての運営から、横浜市の施策としての分室開設に至った経緯を心から感謝しているといいます。

「綱島での相談件数は、樽町(ケアプラザ本館)での数を越えるほど」と、同ケアプラザ所長の藤塚政敏さんが語るように、4万3千人以上(2019年2月末現在)の人口を抱え、さらには東急新横浜線の2022年度下期(2022年10月~2023年3月)の開業を前に、さらなる人口増加も予想される綱島地区。

「つなしま交流室」前で、樽町地域ケアプラザ所長の藤塚さん。この分室では、福祉・保健活動や、交流の場としての活動を支援する催しや会合などを行っていく予定とのこと

「つなしま交流室」前で、樽町地域ケアプラザ所長の藤塚さん。この分室では、福祉・保健活動や、交流の場としての活動を支援する催しや会合などを行っていく予定とのこと

自分自身や家族のことで不安なことがあれば「気軽に立ち寄れる」という、綱島の人々にとってより身近な地域ケアプラザ「分室」としての役割を、市や地域の関係者の支援も巻き込みながら果たしていく考えです。

なお、「つなしま相談室」には、ケアマネージャー相談員生活支援コーディネーターなどの業務を担う数名が配属される予定で、対応時間は平日(月曜日から金曜日まで)の9時から17時まで。土曜・日曜は樽町の本館をご利用くださいとのことです。

【関連記事】

<市予算>樽町ケアプラザ“綱島分室”や日吉地区センターのエレベーター設置費など計上(2019年2月7日)※高齢者人口が非常に多いエリアとして、「分室の設置・運営を試行実施」するための予算を計上していた

<港北区の超高齢社会>病院の病床数はワーストも“診療所”の数は市内トップ(2018年6月5日、新横浜新聞~しんよこ新聞)※2017年9月末現在、樽町地域ケアプラザと、大豆戸地域ケアプラザの対象人口・要介護認定者数・世帯数が突出して多い(資料掲載)

【参考リンク】

横浜市樽町地域ケアプラザ公式サイト ※分室開所についてもトップページ内で紹介

施設案内(同)※樽町(本館)での営業時間・問合せ先など

綱島ひっとプラン~各部会の活動状況(綱島地区連合自治会)

「地域ケアプラザ紹介」地域の身近な交流・相談の場~地域ケアプラザ~(横浜市のサイト)

港北区の地域ケアプラザ(同)


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