初参加の慶應大学院生が商店街を盛り上げます。夏と秋時期の恒例となっている南日吉商店街の「夜店」は、今週末(2019年)7月6日(土)17時から20時まで行われる予定(雨天時はそれぞれの店頭で開催)ですが、今年は新たに日吉キャンパスを拠点とする慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)の学生が、街づくりの授業実習の一環として、2つのイベントを企画実施することになりました。
地下鉄グリーンライン日吉本町駅近く、日吉本町2~4丁目一帯に広がる同商店街を盛り上げようと、現場視察や商店街との打ち合わせを重ね、今回の企画を初めて実現させることになったと語る、同商店街(南日吉商店会)の小嶋純一会長。
まず一つ目は「もっと早くおしえてほしかった、南日吉の歴史」と名付けたクイズイベント。「夜店」開始前の16時20分に、読売新聞センター日吉(日吉本町3)の駐車場前に集合(終了予定:17時30分)、クイズに答えて正解したらお菓子がもらえるという企画を予定しています。
また、二つ目のイベントは、「子ども向けゴミ拾いプロジェクト」。夜店の後に、ごみが多く残されてしまう状況が長年問題視されてきたことから、“ごみを集めてステッカーをもらおう”というキャッチフレーズで、小学生とその保護者に向けてのイベントを実施する予定です。
ごみを拾い、集めたらゴミ箱へ。正しく分別までできるとプレゼントがもらえるという企画になっており、参加者の受付時間は17時から18時まで、イベント1回目は18時から18時45分まで、2回目は19時から20時まで、夜店のエリア内で行います。
小嶋会長は、「これまで慶應義塾の学生が南日吉商店街のイベントに参加したことはなく、全く初めての試みとなり、大変嬉しく思っています。企画段階から、“どうすれば子どもたちが喜んでくれるか、また地域のためになるか”という視点でのアドバイスを行いました。慶應義塾と日吉の街の新しいコラボに期待してもらえれば」と意気込みます。
前回(6月開催時)の開催時は、例年よりも出店数の減少もみられ、一部参加できない団体もあったことから、今回の慶應大学院生の参加は、新たな地域の未来を占う、同商店街や日吉の街の活性化に向けての大きな「切り札」になるともいえそうです。
【当日の様子】
【関連記事】
・夏を彩る「南日吉」夜店は2019年も開催、6・7・9・10月の第一土曜日に(2019年5月29日)
・南日吉の夜店は6/2(土)から、仕掛け人の小嶋さんが抱く街づくりへの想い(2018年5月31日)
・10周年迎えた日吉の大学院「SDM研究科」が5/13(日)に記念イベント、連続公開講座も(2018年5月9日)
・日吉の慶應大学院「SDM研究科」と港北区が連携協定、日吉台小で先進授業も(2017年6月2日)
【参考リンク】
・keiominamihiyoshiインスタグラム ※慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)の授業の一環、南日吉商店街の活性化を目的との記述
・慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM研究科)公式サイト