お家（おうち）ごはんカフェunwind（アンワインド）で昨年12月からメニューに加わった「慶應日吉キャンパスの森ケーキ」。ドリンク付きで830円（価格はいずれも税込）、単品で500円。売上のうち20円は、日吉丸の会に寄付される
【法人サポーター会員による提供記事です】慶應の森を“守る”ケーキが日吉駅前で生まれました。慶應義塾大学日吉キャンパス（日吉4）で森と自然の保護活動を行っている「慶應義塾大学・日吉丸の会」（小宮繁代表、事務局：同キャンパス内）が、日吉駅前のカフェと連携し、新たにケーキを販売。その売上の一部を同会に寄付し、森の保全活動に役立てることになりました。
このケーキを産み出したのは、ちょうどオープンして4年目を迎えた「お家（おうち）ごはんカフェunwind（アンワインド）」（日吉2）。日吉駅西口からサンロード沿いの尾嶋ビル2階、約100メートル（徒歩1分）という駅に近い立地ある同店は、店名通りの「おうちで食べるごはん」をコンセプトとして、野菜を多く使った食事メニューや、手作りスイーツを扱うカフェとして営業しています。
日吉丸の会顧問で慶應義塾大学名誉教授の岸由二（ゆうじ）さんは、日吉キャンパスをかたどった小動物？だという「日吉丸」のデザインを手掛けた
同店では、日吉丸の会のパンフレット「まむし谷散策ガイド」を開店した2014年の春頃から店内に置くことで、同会を応援してきたとのことですが、昨年（2017年）秋頃から、日吉丸の会側から、同パンフレットの表紙にも描かれている、日吉キャンパスの形をかたどったキャラクター「日吉丸」のかたちが分かるメニューを開発できないかと打診したといいます。
「日吉の街の中で、“日吉丸”のキャラクターに関心を持ってくれる方を増やせないか」との思いから企画したと、同会事務局長の伊藤隆広さん。
当初は、カレーの中に「日吉丸」をかたどったご飯が浮かぶメニューに挑戦したものの、形がうまく作れず、また「日吉丸」を作るための型代が高かったこともあり、断念したとのこと。
これに変わって、「日吉丸」をクッキーで焼くことを思いついたオーナー・杵淵（きねふち）洋美さんの尽力もあり、「慶應日吉キャンパスをのせる“丘”をイメージしたケーキの山で、森のキャラクター“日吉丸”がハイキング中」だという、「慶應日吉キャンパスの森ケーキ」が誕生したといいます。
オーナー・杵淵洋美さん（最右）の好意もあり、コラボが実現。次のメニューも夏を目指し開発途中とのこと。日吉丸の会の小宮繁代表（左から2番目）、鶴見川流域ネットワーキングの亀田佳子理事と
一見、チョコがたっぷり入ったかのような外観ですが、「実は、チョコではなく、この“茶色”は、スパイスの色なんです。ラムレーズンとクルミもたっぷり入れて、森らしい“土臭さ”を表現してみました」と杵淵さん。
12月初旬から発売した同ケーキの反響も上々とのことで、「既に67個のオーダー（2月3日現在）があり、平均的なケーキよりも売れているだけでなく、ケーキを見て、“日吉丸の会”を知り、パンフレットを手に取る人も増えているように感じています」と、杵淵さんは、ケーキを通じ、お店と“慶應の森”がつながる縁を嬉しく感じているとのこと。
「慶應日吉キャンパスの森ケーキ」は、ドリンク付きで830円（価格はいずれも税込）、単品で500円。売上のうち20円は、日吉丸の会に寄付されるとのことです。
【関連記事】
・高い評価を得ている日吉の環境保護活動、森を守る2つの団体に注目（2016年6月13日）※日吉丸の会についての紹介
・日吉周辺の自然や街の景観を“護る”には～第3回「横浜日吉新聞」読者交流会を、11/11（土）17時より開催いたしました（2017年11月13日）※日吉丸の会のプレゼン実施
・1300種の生物種が存在する日吉キャンパス、11/4（土）に親子向け「生きもの観察会」（2017年10月12日）
【参考リンク】
・連携TRネットの鶴見川流域活動拠点（NPO法人鶴見川流域ネットワーキングのサイト）※岸由二さんが代表理事・日吉丸の会も同NPOと協働連携
・News～お家（おうち）ごはんカフェunwind（アンワインド）※「日吉丸の会コラボスイーツ」についての記載あり・2月９日まで“4周年記念ウィーク”とのこと
（法人サポーター会員：慶應義塾大学日吉丸の会～NPO法人鶴見川流域ネットワーキング提供）
