箕輪町2丁目に建設が予定されている新小学校「日吉台小学校第二方面校(仮称)」(2020年4月開校)について、通学区域や学校名などを検討する「開設準備部会」(部会長・小島清日吉連合町内会会長)の第2回会合がきのう(2016年12月)12日に日吉台小学校で開かれ、焦点の通学区域については、矢上小学校区の日吉7丁目の一部エリアについては、矢上小と新小学校のいずれかを選べる「選択制」とする案を基本に議論していくことになりました。
新たに示された区域案では、綱島街道の東側(旧アピタ日吉店や「綱島SST=Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」側)の箕輪町2丁目と綱島東4丁目を核に、日吉台小校区のうち箕輪町1丁目の一部(30番から33番まで=マンション「藤和ライブタウン日吉」などがある一画)と日吉5丁目、日吉7丁目を加えたエリアを提示。
さらに、正式な学区は矢上小のままとするものの、矢上小学区の日吉7丁目(8番から10番=「カーコンビニ倶楽部横浜日吉店(協友自動車)」などがある付近と、17番から21番=「UR都市機構コーポレート日吉七丁目」や「エクセレントスクエア日吉」などがある付近)を2つの小学校から通学先を選べる「特別調整通学区域」する案となっています。
結果的に、日吉7丁目の半数超が新小学校に通える意向となったのは、前回の準備部会後、「日吉7丁目を学区に入れて欲しい」との要望が、全15件中最多の9件、特に矢上小の日吉7丁目学区については7件寄せられたことが背景にあります。
この通学区域を採用し、調整区域内児童の半数が新小学校を選択した場合、2020年4月の開校時には20クラスで児童数は655人、2年後の2022年4月には25クラス・855人まで増加すると推計されました。
前回の学区案にあがっていた綱島東5丁目については、「新小学校と綱島東小学校との選択制にしてしまうと、登校班や子ども会の維持が難しくなる」「新小学校が遠い」といった声があったといい、現状の綱島東小学区のままとする方向です。
また、新たに箕輪町1丁目、日吉5丁目のそれぞれの一部が学区に加わった経緯については、日大高校入口交差点を通る日吉台小(日吉駅)方面への道路環境の悪さを指摘する声から、「児童の通学の安全こそが最優先されるべき」と、新小学校の北側にエリアを広げています。
日吉7丁目を学区に全て含まなかった点については、新小学校の人数の激増を防ぐことに加え、矢上小の著しい通学児童数の減少を防ぐ(推計データによる)ことも理由の一つとしています。
さらに、新小学校卒業後の中学校区については、新小学校区の綱島東4丁目は日吉台中学校の学区とするものの、樽町中学校も選択できるようにする見通しです。
次回の開設準備部会は来年(2017年)3月6日に開催が予定されており、その間には新小学校の校名案について、関係4小学校在学児童と同学区内在住者に限り公募が行われる予定です。
【関連記事】
・<新小学校の通学区>4案を基本に部会で検討、日吉7と綱島東5の扱いが焦点か(2016年11月8日)
・<箕輪町の新小学校>中学校区も統一、「日吉台中で受入れできるか」不安の声(2016年10月20日)
【参考リンク】
・日吉台小学校第二方面校開校準備部会(横浜市教育委員会)