<旧アピタ跡地>2020年4月新設校の名は「箕輪小学校」、2度の投票で決定 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

旧アピタ日吉店など一連の跡地に建てられる新小学校名は「箕輪小学校」となりそうです。箕輪町2丁目に建設が予定されている新小学校「日吉台小学校第二方面校(仮称)」(2020年4月開校)について、通学区域や学校名などを検討する「開設準備部会」(部会長・小島清日吉連合町内会会長)は昨日(2017年3月)6日に3回目の会議を開き、校名を箕輪小学校とし、通学区域は2校から選択できる特別調整通学区域も含めて日吉7丁目の半数超が入る形に決めました。

児童からの投票が多かったためか、ユニークな校名案も多く、部会の委員からも笑いが起こっていた(同部会配布資料より)※クリックで拡大

児童からの投票が多かったためか、ユニークな校名案も目立ち、部会の委員からも笑いが起こっていた(同部会配布資料より)※クリックで拡大

新小学校の校名については、先月から日吉台小学校など関係する4校の児童や周辺住民から案を公募し、児童から785件と地元住民から90件の計875件が集まったといいます。

ここでは、

  1. 箕輪小学校(249件、うち児童209件)
  2. 日吉箕輪小学校(66件、うち児童57件)
  3. 日吉東小学校(43件、うち児童37件)

との結果となり、学校が位置する箕輪町2丁目に由来した校名が大勢を占めました。このほか、「日吉第二小学校」や「箕輪町小学校」「日吉台第二小学校」「日吉南第二小学校」などが一定の支持を集めています。また、「アピタ小学校」や「アピタ日吉小学校」「サンテラス日吉小学校」など、旧アピタ日吉店に関連する校名案が10件以上ありました。

こうした結果を受け、開設準備部会でも箕輪町の名を付けることを大筋で合意。そのうえで、町内会側の委員から「地元ではない人に場所を分かりやすくためにも、知名度のある日吉の名を付け加えてほしい」と声が上がる一方、PTA側の委員は「日吉台小学校や日吉南小学校が既にあり、日吉と付く校名が多くなると紛らわしくなる」「綱島の児童も通うので箕輪だけのほうが良い」と意見が分かれたため、当日出席した22名の委員の間で投票が実施されました。

1回目の投票では、

  • 箕輪小学校:10票
  • 日吉箕輪小学校:6票
  • みのわ小学校:4票
  • 日吉東小学校:1票
  • 美の和小学校:1票

過半数に達する校名が出なかったため、上位の「箕輪小学校」と「日吉箕輪小学校」で決戦投票を行ったところ、

  • 箕輪小学校:15票
  • 日吉箕輪小学校:7票

との結果となり、同部会での結論として校名を箕輪小学校に決めたものです。

また、通学区域については、前回の会議で示された

  • 箕輪町1丁目:30番~33番
  • 箕輪町2丁目:1番と5番~20番
  • 綱島東4丁目:3番~12番
  • 日吉5丁目:1番~4番
  • 日吉7丁目:1番~7番
新たに示された有力な学区案。黄色い太線内が新小学校区、緑色の日吉7丁目エリアは矢上小との選択が可能(横浜市教育委員会の資料より)

最終決定された学区案。黄色い太線内が新小学校区、緑色の日吉7丁目エリアは矢上小との選択が可能(同部会資料より)

とし、日吉7丁目8番~10番17番~21番については、矢上小学校の通学区域として残すものの、2020年4月1日以降の入学生は(新設)箕輪小学校への通学を選ぶことができる特別調整通学区域とすることに正式決定。

また、中学校区については、新たに綱島東4丁目の3番~12番を日吉台中学校区に変更し、樽町中学校を選択することもできる特別調整通学区域としました。

同部会では今後、(新設)箕輪小学校への通学路や安全性についての検討を行い、5月15日に4回目となる会議を開く予定です。

(※)見出し左の写真は「箕輪小学校」の建設予定地である旧野村総研のデータセンター跡地(2017年1月撮影)

【関連記事】

<新小学校の通学区>日吉7と箕輪1などの一部が入る、綱島東5丁目は含まず(2016年12月13日)

<新小学校の通学区>4案を基本に部会で検討、日吉7と綱島東5の扱いが焦点か(2016年11月8日)

【参考リンク】

日吉台小学校第二方面校開校準備部会(横浜市教育委員会)


カテゴリ別記事一覧