日吉・綱島・高田の小中学校、耐震化したものの古い「体育館」「校舎」リスト | 横浜日吉新聞

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日吉台小学校の正門と体育館

日吉台小学校の体育館が1969(昭和44)年の完成となっているように、昭和40年代築の体育館や校舎は市内に数多くある

横浜市はこのほど、市が所有する約1460の公共建築物に関する耐震対策の状況を発表しました。このなかから、日吉・綱島・高田の防災拠点(避難所)となる小学校の体育館や校舎について、古い建物の耐震対策状況をまとめました。学校によっては、建築から40年を超えるような建物となっているケースも多く、既に市が耐震診断や耐震対策を行っていますが、周辺に住んでいたり、子どもを通わせたりする住民としては、古い建物であるとの認識を持っておくことは重要です。

以下、小学校と中学校ごとに創立が古い順に並べたリストを公開します。また、耐震対策が行われた公共施設も掲載しました。このリストに掲載されていない校舎は、1981年(昭和56年)6月以降に建てられた「新耐震基準」の建物であるため、基本的に耐震診断自体が行われていません。

日吉・綱島・高田の防災拠点(避難所)となる小・中学校
耐震対策が行われた古い体育館や校舎リスト

建物名称(竣工年度)構造・階数・延床面積、
RC=鉄筋コンクリート造り、S=鉄骨造り

※小・中学校・公共施設ごとに創立時期の古い順に掲載

小・中学校名施設名竣工年度構造・階数延床面積
日吉台小学校(日吉本町1)
体育館昭和44年RC2階建て1,046㎡
校舎1昭和37年RC3階建て2,473㎡
校舎3昭和50年RC2階建て1,373㎡
高田小学校(高田町)
体育館昭和43年S2階建て525㎡
校舎1昭和44年RC3階建て1,757㎡
校舎2昭和45年RC3階建て2,265㎡
校舎3※給食室昭和46年RC1階建て126㎡
校舎5※渡り廊下昭和46年RC3階建て20㎡
綱島小学校(綱島西3丁目)
体育館昭和55年S2階建て564㎡
校舎1昭和43年RC4階建て1,389㎡
校舎2昭和48年RC4階建て1,543㎡
校舎3昭和53年RC3階建て2,494㎡
校舎5※給食室昭和49年RC1階建て133㎡
校舎6※渡り廊下昭和53年RC3階建て43㎡
下田小学校(下田町4)
※全建物が新耐震基準のため耐震診断不要との判断体育館平成3年S2階建て525㎡
校舎平成4年などRC4階建て6,614㎡
日吉南小学校(日吉本町4)
体育館昭和45年S2階建て487㎡
校舎1昭和41年RC4階建て4,241㎡
綱島東小学校(綱島東3)
体育館昭和49年S2建て491㎡
校舎1昭和46年RC4階建て2,101㎡
矢上小学校(日吉3)
体育館昭和49年RC3階建て1,123㎡
校舎1昭和48年RC4建て3,643㎡
駒林小学校(日吉本町2)
※資料には反映されていないが、体育館は2015年度に建て替え済み体育館昭和49年S2階建て491㎡
校舎2昭和47年RC4階建て903㎡
校舎3昭和49年RC4階建て1,474㎡
高田東小学校(高田東2)
※体育館は耐震診断後、対策不要との判断体育館昭和52年RC4階建て1,898㎡
校舎1昭和48年RC4階建て2,665㎡
北綱島小学校(綱島西5)
体育館昭和52年S2階建て559㎡
校舎1昭和52年RC4階建て3,679㎡
日吉台中学校(日吉本町4)
※新耐震基準のため耐震診断不要との判断体育館平成4年築RC3階建て1,692㎡
校舎1昭和38年RC4階建て2,360㎡
校舎2昭和46年RC4階建て880㎡
校舎3昭和47年RC4階建て2,408㎡
校舎6※渡り廊下昭和46年RC3階建て36㎡
日吉台西中学校(日吉本町5)
※耐震診断を行ったが対策不要との判断体育館昭和52年S2階建て757㎡
校舎1昭和52年RC3階建て2,114㎡
校舎2昭和52年RC4階建て900㎡
校舎3※校舎棟昭和52年RC4階建て2,361㎡
高田中学校(高田町)
※全建物が新耐震基準のため耐震診断不要との判断体育館・格技場昭和63年RC2階建て1,355㎡
校舎1昭和63年RC3階建て5,027㎡
日吉地区センター(日吉本町1)
※耐震診断を行ったが対策不要との判断建物昭和53年RC2階建て899.9㎡
箕輪保育園(現民営化「みのわのぞみ保育園」)
※平成24年度対策済園舎昭和51年S1階建て347.94㎡

これ以外の校舎・公共施設は「新耐震基準」の建築物であるため、耐震診断は行われていない

【関連記事】

日吉・綱島に最悪のシナリオは「川崎直下地震」、今から何をどう備えるべきか(2016年4月19日、地域防災拠点に関する詳細)

【参考リンク】

横浜市耐震改修促進計画

横浜市が所有する公共建築物耐震性能リストPDF、2016年4月更新版)


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