日吉ゆかりの弁護士が、好評を博しているという「いじめ予防」の授業に再び挑戦、地域ぐるみでの“いじめ撲滅”を呼び掛けます。
横浜市営地下鉄グリーンライン日吉本町駅から徒歩約6分の駒林小学校(日吉本町2)では、 先月(2025年)10月21日(火)と24日(金)の2日間、5学年と6学年児童を対象とした神奈川版「いじめ予防授業」を実施しました。
神奈川県弁護士会(中区日本大通)によるプログラムとなっており、日吉出身で川崎さくら法律事務所(川崎区宮前町)所属の弁護士・谷貝(やかい)弓子さんが初めて登壇、各学年約80人ずつの児童をクラスごとに1日3回、連続しての授業に挑みました。
今回、谷貝さんを招へいしたのは、高田東小学校(高田東2)から昨年度(2024年度)同小学校に着任した小田和宏校長。
昨年(2024年)から2年連続で、谷貝さんが矢上小学校(日吉3)の5年生を対象に授業を行ったことを知り、今回の授業を行うことを決めたといいます。
「いじめのことは、子どもも大人も、外からは見えにくいもの。子どもたちでも、教員からでもなく、弁護士という立場で来校してもらい、いじめについて実際に教えてもらえることが貴重な機会であると考えました」と、小田校長は、様々ないじめ、特に小さいいじめであっても、“感じ方は人によって異なる”ことを伝える谷貝さんの授業を実施する意義を説明します。
谷貝さんも、「横浜市の学校から、県弁護士会への『いじめ予防授業』の依頼は多くないと感じています。まずはここ『港北区』から、いじめ予防の取り組みをスタートしていくことができれば」と、まずは弁護士である自身が登壇し、実際にあったいじめの事例を説明することにより、“自分事”としていじめ問題をとらえ、認識してもらうことの大切さを呼び掛けていました。

「いじめの強さ」についてグループで考える時間も。駒林小学校に着任して2年目だという稲垣聡子教諭(左)は「議論好き、考えを持っている子どもたちが多い」と受け持つ6年生クラスの特徴を語っていた
特に、授業のラストには、「いじめ」の被害者になった場合のみならず、実際に見かけた時の対応方法についても説明。
「特に、周囲に必ずいる、“信頼できる身近な大人”に相談してもらえれば。それは、親、学校の先生、そして私たち弁護士でも構いません。電話で相談できる“弁護士ホットライン”も活用してもらえれば」と、いじめの当事者のみならす、“周囲”にもいじめをなくすための重要な役割があることを説明し、子どもたちや教職員の共感を集めていました。
小田校長は、「もし来年度も継続できるのであれば、6年生には“スマートフォン(スマホ)”など“ネットいじめ”の対策なども伝えていきたいですね」と、今問題化しているインターネット上での「いじめ対策」についても検討していきたいとの思いを語ります。
谷貝さんは、「つい最近も、市内の校長会にお招きいただき、講義を行わせていただきました。学校は、“最大”の子どもの見守り機関。家庭内の虐待なども学校の先生が見つけてくれることがたくさんあります。子どもたち誰もが笑顔になれる学校、そして安心して過ごせる場所としての役割をサポートしていくことができれば」と、より安心・安全に過ごせる“学校運営”への協力を惜しまない考えです。
【関連記事】
・矢上小で「いじめ予防」の特別授業、日吉出身の弁護士・谷貝さんが2回目の登壇(2025年6月19日)
・日吉・菊名の弁護士が川崎に新オフィス、地域に寄り添い“困り事”の解決を目指す(2024年10月31日)※谷貝弁護士が所属する「川崎さくら法律事務所」の創業エピソードなど
【参考リンク】
・【5年生】いじめ予防教室(同)
・【6年生】いじめ予防教室(同)
・【広報誌】「弁護士になろう!8人のチャレンジ」を掲載しました。(神奈川県弁護士会)※谷貝弁護士も取材・掲載されている
・こどもページ(同)※子ども向け相談窓口の電話番号など




