日吉・菊名の弁護士が川崎に新オフィス、地域に寄り添い“困り事”の解決を目指す | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】日吉と菊名出身の弁護士川崎駅近くに新事務所をを立ち上げ独立。地域に寄り添い、一つでも多くの「法的トラブル」を解決すべく日々奔走(ほんそう)しています。

昨年(2023年)11月1日、川崎駅北口東から徒歩約11分、川崎市役所にも近い富士見通り沿いの大幸ビル4階(川崎区宮前町)に、新たに「川崎さくら法律事務所」がオープンしてから、あす(2024年11月1日に)1周年を迎えます。

昨年(2023年)11月に開設し1周年を迎える「川崎さくら法律事務所」共同代表のうちの2人・谷貝弓子さん(右)と木村洋平さん(同事務所にて)

昨年(2023年)11月に開設し1周年を迎える「川崎さくら法律事務所」共同代表のうちの2人・谷貝弓子さん(右)と木村洋平さん(同事務所にて)

3人の弁護士が所属する事務所の共同代表のうちの2人、谷貝(やかい)弓子さん木村洋平さんはいずれも横浜市港北区出身。

司法試験合格後に学ぶ司法修習生時代の「同期」だったつながりから、共に新事務所を立ち上げることになったといいます。

司法試験合格後に検察庁が行う司法修習生の研修時代、同じクラスの「同期」だった谷貝さんと木村さん。日々切磋琢磨し学び合う中、お互いの信頼関係を築いてきた

司法試験合格後に検察庁が行う司法修習生の研修時代、同じクラスの「同期」だった谷貝さんと木村さん。日々切磋琢磨し学び合う中、お互いの信頼関係を築いてきた

日吉出身の谷貝さんは、川崎市内の法律事務所でのキャリアを積んだ経験もあり、「様々な事案や事件に触れられると感じてきた川崎で独立するに至りました」と、川崎での独立開業を決断した経緯について語ります。

民間企業での勤務経験もある谷貝さんは、子育てしながら弁護士資格を学び合格した経験も活かし、「子どもや親族といった家庭や家族についての悩みやトラブル、話し合いや調停、事件に至ったケースにも対応しています。地域の事情にも精通していますので、ぜひ小さなお困り事でも相談いただければ」と呼び掛けます。

木村さんは菊名出身横浜市内の事務所での勤務経験を経ての新事務所立ち上げに至ったといい、「一般的な民事案件から刑事事件、企業法務やM&Aといった、幅広い分野の事案に対応しています」と、弁護士としてのキャリアに磨きをかける日々を過ごしています。

谷貝さんは「二児の子育て」経験活かす

日吉出身の谷貝さんは、下田小学校(下田町4)からフェリス女学院中学校・高校(中区山手町)に進学。

「ピアノを4歳から習い、中学・高校時代はオーケストラでチェロを弾いていました」と、音楽に慣れ親しんだ“青春時代”を懐かしみます。

地元・慶應義塾大学経済学部に進学。「自分も通学していた大倉山の学習塾で講師のアルバイトも行っていました」と、英語や数学、国語、社会など、多くの科目を指導していたという当時を思い起こします。

谷貝さんの父は地元の総合病院に勤務していた医師。自身は慶應義塾大学経済学部を卒業、一旦は学者の道を目指したものの、子育てをしながら母校の法科大学院に戻り、裁判官の祖父がいた法曹界に進む“夢”を実現させた

谷貝さんの父は地元の総合病院に勤務していた医師。自身は慶應義塾大学経済学部を卒業、一旦は学者の道を目指したものの、子育てをしながら母校の法科大学院に戻り、裁判官の祖父がいた法曹界に進む“夢”を実現させた

大学卒業後は一橋大学大学院経済学研究科(東京都国立市)に進学し、日本経済史を学んだという谷貝さん。

「当初、学者を志していました」と、修士課程(博士前期課程)を修めた後、博士課程(博士後期課程)に進んだものの、その後、職業選択において将来の道を迷い、単位取得した後中退し、大手電機メーカー関連会社で社会人に。

しかし、社会を仕事を通じて学ぶ中、「裁判官だった祖父がいた法曹界に進みたいという夢を抱くようになりました」と、最終的に法科大学院に進む道を選ぶ決断に至ったといいます。

現在も2児の母として家事も担うなど多忙な日々を送る谷貝さん。司法試験受験時にも大変な苦労を伴ったという

現在も2児の母として家事も担うなど多忙な日々を送る谷貝さん。司法試験受験時にも大変な苦労を伴ったという

「志」を抱きながらも、人生の中での出会いがあり、結婚。そして出産した後、子が園に入園するタイミングで、母校・慶應義塾大学の法科大学院に通う決断を行います。

在学中に2人目を出産したこともあり、「3年かけて卒業しました」と、幼い子どもを抱えながら司法試験を目指したという谷貝さんは、無事合格の夢を果たし、晴れて弁護士としての登録を行うに至ったと、“決して平坦ではなかった”というこれまでの歩みを振り返ります。

「サッカー」の夢、追いかけた木村さん

一方、木村さんは保土ケ谷区で幼少期を過ごしたといい、「小学校の高学年になった際、菊名に引越してきました」と、港北区に移り住んだ当時を振り返ります。

サッカー少年だった木村さん。幼少期から人と話すことが好きで、「目立つ存在で、明るく朗らか、楽しい人、といわれることが多かったように思います。さらには“口が達者”だったらしく、当時から『弁護士になったら』と母親に言われてました」と、小学校の卒業アルバムでの“夢”についても、「弁護士になります」と記した当時を懐かしみます。

「幼少期は明るく快活なタイプでしたが、大学院時代に病にも襲われ、苦労しました」とこれまでの半生を振り返る木村さん。デザイナーの両親の下で育ち、「父が事務所のロゴデザインを考えてくれました。事務所の公式サイトも制作しますのでお楽しみに」と愛用のMacを使用しながら語る

「幼少期は明るく快活なタイプでしたが、大学院時代に病にも襲われ、苦労しました」とこれまでの半生を振り返る木村さん。デザイナーの両親の下で育ち、「父が事務所のロゴデザインを考えてくれました。事務所の公式サイトも制作しますのでお楽しみに」と愛用のMacを使用しながら語る

菊名小学校(菊名5)から大綱中学校(大倉山3)、山手学院高校(栄区上郷町)に進学しましたが、「サッカーは高校3年生までプロチーム系などユースのチームに所属し挑戦しました。数年前までは、神奈川県弁護士会のチームでの活動を行っていた時期もありました」と、“今でも好き”と感じるというサッカーに夢中になった日々について熱くその想いを語ります。

その後、中央大学法学部(東京都八王子市=当時)と、中央大学法科大学院(同新宿区=当時)に進学し、司法試験に合格。

「大学に入って、例えば経済学など学んだとして、経済政策など具現化するときに法律をもって体現する。法律の整備が成されていないと、結局、経済政策が機能しない。法律は“インフラ”と思ったことがあり、それを担うことができればと考えました」と、木村さんが弁護士を目指した理由を説明します。

川崎市役所に近い新事務所では広々としたスペースを確保。アットホームな雰囲気でそれぞれが活躍する事務所を目指している

川崎市役所に近い新事務所では広々としたスペースを確保。アットホームな雰囲気でそれぞれが活躍する事務所を目指している

「当時、一時期心臓の病気をした時期があり、手術を行い完治しました。そのため、合格までは大変な時間がかかったように思います」と、特待生としての奨学金も得ながらの通学の中、家族などの支えもあり、結果、苦労しての弁護士への道のりだったと明かします。

「地域への想い」抱き弁護士活動に取り組む日々

港北区ゆかり・出身の二人が共通に抱いているのは、「身近な地域社会がより良くなってほしい」という想い。

現在、地元・港北区周辺や川崎での初回相談については無料(30分)で対応しているといい、「ぜひ、身近なこと、また相談するべき弁護士が見つからない、という場合も、まずはお問い合わせをいただければ」と、谷貝さん・木村さんは呼び掛けます。

初回相談については無料(30分)で対応しているという。「大きな悩みから小さなお困り事までご相談いただければ」と事務所へのアクセスを呼び掛けている

初回相談については無料(30分)で対応しているという。「大きな悩みから小さなお困り事までご相談いただければ」と事務所へのアクセスを呼び掛けている

それぞれ、時間、そして苦労を重ねての「弁護士」としての夢を叶えたこともあり、「ご相談いただく皆様の“心に寄り添う”弁護士として、ともに歩むことができれば」と語る谷貝さん。

木村さんも「横浜や川崎のみならず、近郊都県のご依頼にも対応しますので、お気軽にご連絡ください」と、地元エリアはもちろん、近郊エリアの幅広い相談にも対応していく考えです。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

【参考リンク】

谷貝弓子(やかい ゆみこ)弁護士~川崎さくら法律事務所(弁護士ドットコム)※電話:044-440-7064

木村洋平(きむら ようへい)弁護士~川崎さくら法律事務所(ココナラ法律相談)

【6月6日】弁護士によるいじめ予防授業(横浜市立矢上小学校)※2024年6月、谷貝弁護士が登壇

法人サポーター会員:川崎さくら法律事務所 提供)


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