慶應ラグビー部が「100回慶早戦」、小・中学生“観戦無料”で熱き声援呼び掛け | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

子どもたちに記念すべき試合で「ラグビー観戦」を――第100回を数える伝統の一戦を、小・中学生は無料で観戦することが可能です。

1899(明治32)年の創部から120年超の歴史を誇る慶應義塾大学ラグビー部(蹴球部)は、きょう(2023年)11月23日(木・祝)14時より、国立競技場(東京都新宿区)で第100回目となる「ラグビー慶早戦(早慶戦)」に挑みます。

「第100回早慶戦」が行われる国立競技場周辺の木々は秋色に染まっている(11月20日)

「第100回早慶戦」が行われる国立競技場周辺の木々は秋色に染まっている(11月20日)

「関東大学ラグビー」の関東大学対抗戦Aグループ(1部)に参戦しているなかでの対戦となっており、11月19日時点での順位は早稲田大学が3位(勝ち点19)、慶應大が4位(勝ち点14)となっています。

三田綱町運動場(グラウンド、東京都港区)で1922(大正11)年11月23日に初めて開催されたという「慶早戦」。

戦前の2試合を除き、慶早戦は「11月23日」の伝統を守り続けているといい、この日程は、早稲田大学のマネジャーが気象庁で「1年で一番雨が少ない日」を調べて決まったという逸話が残っているといいます。

日吉・普通部通り商店街でも「第100回ラグビー早慶戦」をアピールする横断幕を掲出している(11月6日)

日吉・普通部通り商店街でも「第100回ラグビー早慶戦」をアピールする横断幕を掲出している(11月6日)

当日は「キックオフ前イベント」として、12時30分から早稲田、慶應それぞれのキッズチアリーディングによるパフォーマンスを披露するほか、12時40分より、早稲田大學応援部と慶應大応援指導部のスペシャルパフォーマンスを展開する予定とのことです。

この試合を記念して、日吉駅前の日吉キャンパス普通部通りでは100回目の対戦であることを告げる横断幕を掲出しています。

銀杏並木も金色に染まりつつある慶應義塾日吉キャンパス前でも横断幕で「ラグビー早慶戦」をアピール(11月20日)

銀杏並木も金色に染まりつつある慶應義塾日吉キャンパス前でも横断幕で「ラグビー早慶戦」をアピール(11月20日)

また、港北区内の小・中学校に、小・中学生は観戦無料(カテゴリー3自由席、当日会場入口で自己申告の上入場可・同伴保護者はチケット要)であることを知らせるハガキサイズの案内カードを配布しています。

今回、横断幕を掲示したことについて、日吉普通部通り会会長島名貴子さんは、「日吉を拠点に活動を行う慶應ラグビー部の皆さんにとって大切な試合。国立競技場は会場が大きいので、何らかの集客のお手伝いが出来たらと思っています」と、地域まちづくりでも日吉商店街と交流があるという同ラグビー部への地域からの声援、そして観戦を広く呼び掛けています。

通算成績は早稲田が72勝、慶應が20勝、7引分とのこと。地域からの「熱き声援」で勝利をもぎ取りたい(日吉キャンパス前、11月21日)

通算成績は早稲田が72勝、慶應が20勝、7引分とのこと。地域からの「熱き声援」で勝利をもぎ取りたい(日吉キャンパス前、11月21日)

【関連記事】

・【過去記事】慶應ラグビー部が日本一目指す、日吉・港北区からの「熱き声援」呼び掛け(2020年10月14日)

【参考リンク】

早慶戦100回記念特設サイト(早稲田大学ラグビー蹴球部・慶應義塾體育會蹴球部)

11/23 早稲田大学戦のお知らせ(慶應義塾體育會蹴球部)※当日券の販売についての問い合わせ先など

国立競技場 試合情報(関東ラグビーフットボール協会)

関東大学ラグビー対抗戦 「早稲田」対「慶応」(NHKサイト)※教育テレビで生中継予定


カテゴリ別記事一覧