綱島公園で「妖怪ハンター」ゲーム、慶應理工で学んだ起業家がチャレンジ呼び掛け | 横浜日吉新聞

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慶應理工で博士の学位を修めた日吉の起業家が、「綱島公園」でスマホで遊べるゲームへの参加を呼び掛けています。

きょう(2023年)11月23日(木・祝)から26日(日)までの9時から16時30分まで、綱島公園こどもログハウス「モッキー」(綱島台)を起点に、同公園内でスマートフォンで遊べるゲーム「妖怪ハンター候補生」のテストプレイ(所要約1時間)を実施。ゲームへの参加を呼び掛けています。

11月23日(木・祝)から26日(日)まで綱島公園こどもログハウス「モッキー」を起点に同公園内でスマホで遊べるゲーム「妖怪ハンター候補生」の案内チラシ(主催者提供)

11月23日(木・祝)から26日(日)まで綱島公園こどもログハウス「モッキー」を起点に同公園内でスマホで遊べるゲーム「妖怪ハンター候補生」の案内チラシ(主催者提供)

このゲームを発案したのは、埼玉県さいたま市出身で慶應義塾大学理工学部や同大学院理工学研究科博士課程(日吉3)で学位を取得、2018(平成30)年5月に創業した株式会社ビジョン&ITラボ(東京都台東区)を経営する社長で日吉在住の皆川卓也さん

日吉在住の皆川さんは一児の父。「子どもが2~3歳の頃からこの場所によく来ていました」と、ゲームの舞台をこの場所にした理由を語る

日吉在住の皆川さんは一児の父。「子どもが2~3歳の頃からこの場所によく来ていました」と、ゲームの舞台をこの場所にした理由を語る

コンピュータビジョン(人工知能(AI)の研究)やITシステムに関するコンサルティング、ソフトウェア開発に従事している皆川さんが、地域貢献の一環でテスト開発したのがこの「妖怪ハンター候補生」。

期間中の実施時間内に、綱島公園モッキーのテラス側に設置された二次元コ―ドを読み込むことからゲームが開始されるといいます。

「子どもがポケモンが大好きだったことも、“妖怪ハンター”をテーマにした理由のうちの一つです」と語る皆川さん。ゲームではじめに登録する「ニックネーム」の画面を手に

「子どもがポケモンが大好きだったことも、“妖怪ハンター”をテーマにした理由のうちの一つです」と語る皆川さん。ゲームではじめに登録する「ニックネーム」の画面を手に

アプリのダウンロードは不要で「インターネット上で楽しんでいただけます。位置情報を活用しているので、エリア外などでは参加いただけない仕組みになっています」と説明します。

公園内に設置された8カ所に、妖怪4匹が「封印」されたものや4つのアイテムを得ることができるが貼ってあり、写真を撮影すると妖怪をハンティングできるという内容のゲームとなっています。

モッキーの「テラス側」にポスターを掲示。二次元コードを読み取ることからゲームがスタートとなる

モッキーの「テラス側」にポスターを掲示。二次元コードを読み取ることからゲームがスタートとなる

アイテムをゲットしながら、妖怪をハンターがつかまえる、というゲームになっています。ストーリー仕立てになっていて、楽しみながら、またハラハラしながらゲームを楽しんでもらえれば」と皆川さん。

自身の子どもが成長するなか、観光施設のゲームを楽しく行っていることが大きな動機付けとなり、「子どもたちや地域の皆様に何か貢献もできないかと、今回のゲームを発案し実施することにしました」と、“子どもたち”が楽しめるような内容に仕上げていると説明します。

既にゲームの「スタンバイ」はOK(主催者提供)

既にゲームの「スタンバイ」はOK(主催者提供)

親子はもちろん、大人にも楽しんでもらえるかと思います。スマートフォンを片手に、ぜひ“妖怪探し”をまずは綱島公園で楽しんでもらえれば」と、皆川さんは、イベント開催期間内の多くの参加を広く呼び掛けています。

なお、今回はテストでの実施ということもあり、参加費用は無料ですが、通信料は別途必要となります。

「約1時間、綱島公園で妖怪ハンティングを楽しんでください」と皆川さん。主催者が常駐することはなく、各自が自身で遊ぶスタイルのため、事故やケガだけはないようにと呼び掛ける

「約1時間、綱島公園で妖怪ハンティングを楽しんでください」と皆川さん。主催者が常駐することはなく、各自が自身で遊ぶスタイルのため、事故やケガだけはないようにと呼び掛ける

ゲームの終了後は、感想をアンケートで送信可能となっており、「回答を参考に、以降より良い新たなサービスの展開に役立てることができれば」と、皆川さんは、今後の新サービスの開発に、参加者一人ひとりの声を反映させていきたい考えです。

【参考リンク】

株式会社ビジョン&ITラボのサイト ※「会社概要」に皆川卓也さんの略歴も

AR探索アドベンチャー「妖怪ハンター候補生」(takminの書きっぱなし備忘録~はてなブログ)

働きながら7年間かけて博士号を取得しました(同)


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