新吉田の古刹で無形民俗文化財「火渡り修行」を見学、10月9日にツアー | 横浜日吉新聞

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新吉田町の古刹で著名な「火渡り修行」を見学するウォーキングツアーとなりました。

港北ボランティアガイドの会は来月(2023年)10月9日(月・祝)に「新吉田の谷戸めぐりと火渡り修行」を開催するにあたり、9月25日(月)まで参加者を募集しています。

10月9日(月・祝)に行われるウォーキングツアー「新吉田の谷戸めぐりと火渡り修行」の案内チラシ(主催者提供)

今回のツアーは、新吉田の丘陵の谷戸を巡り、古刹や神社を散策したあと、1300数余年前から真言密教に伝わる「火渡り修行」を見学するという内容です。

当日は通常のツアーより少し遅い11時に市営地下鉄グリーンライン・東山田駅の改札前に集合し、港北区方面へ向かって約3キロのウォーキングを開始。

東山田駅が最寄りとなる新吉田町の「正福寺」は都筑橘樹(つづきたちばな)十二薬師霊場の第6番札所でもある(2022年4月撮影)

区境を走る「第三京浜道路」の下をくぐり、港北ニュータウンの端から、懐かしい風景が残る新吉田の丘陵地帯へ踏み入り、天台宗の古刹「正福寺」(新吉田町)を訪れます。

新吉田町の「杉山神社」は、周辺に分布する同名の神社のなかでも特に重要な存在とみられている(2022年2月撮影)

野菜畑や雑木林が多く残るのどかな一帯を歩き、続いて訪問するのは「杉山神社」です。杉山神社は鶴見川沿いに数多く点在していますが、新吉田町の杉山神社は古い文献に記された特に由緒あるとされている神社のひとつです。

横浜市無形民俗文化財の「火渡り修行」が毎年秋に行われている新吉田町の「圓應寺」(2022年2月撮影)

そしてさらに裏道を進み「圓應寺」(円応寺=えんおうじ)へと至ります。当日は、横浜市無形民俗文化財に認定されている「火渡り修行」が行われることになっており、ツアーはここで解散となり、年に一度の伝統行事を各自で自由に見学する形となります。

参加費は500円で、港北ボランティアガイドの会のホームページ内にある申込フォームなどから9月25日(月)までに事前申し込みが必要。定員は60人で応募者多数の場合は抽選となります。

)この記事は「横浜日吉新聞」「新横浜新聞~しんよこ新聞」の共通記事です

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【歴史まち歩き】丘と都会と古刹と自然「新吉田の謎」は巡って納得(2022年2月24日、新吉田町の見どころを案内)

【参考リンク】

2023年10月9日(月・祝)開催の企画ツアー「新吉田の谷戸めぐりと火渡り修行」(港北ボランティアガイドの会)


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