グリーンラインの6両編成化、まずは平日朝の「日吉行」3本に投入 | 横浜日吉新聞

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今月(2022年)9月24日(土)からグリーンラインの一部6両編成化が始まります。

横浜市交通局は市営地下鉄グリーンラインで進めていた車両の増結で1編成を6両化し、平日朝の2本から3本、土曜日は上下13本に導入すると発表しました。

市交通局によるグリーンライン6両化のメイキング映像より

2008(平成20)年3月に開業したグリーンラインは、当初計画で6両編成の電車を運行する構想としていましたが、2000年代前半に市交通局の経営状況が悪化。

部分開業や全線の建設中止という選択肢さえ示されるなかで、経費削減のために車両の編成を4両に削減せざるを得ない状況に追い込まれていた経緯がありました。

その後、グリーンラインの乗客数が順調に増加したことで朝の激しい混雑が問題化し、市交通局は一部の編成を6両化する方針を決定。

もともとグリーンラインの各駅は6両分の構造物が用意されており、ホームの延長工事も比較的短期で完成した(日吉駅)

2018(平成30)年度から駅や車両基地の基本設計を開始し、昨年には各駅ホームの延伸工事も行っていました。

今回、初めて6両編成となった1編成は平日朝の中山行2本、日吉行3本に投入され、土曜日は朝から夕方までの13本に投入するとのこと。

市交通局では来年(2023年)3月までに6両化した3編成を順次投入し、2024年度(2025年3月末まで)には全17編成中10編成を6両化とする計画としており、この先は編成が長くなった列車が増えていくことになりそうです。

9月26日(月)以降の平日に6両編成化される列車の時刻表(市交通局のニュースリリースより)

9月24日(土)以降の土曜日に6両編成化される列車の時刻表(同)

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<グリーンライン6両化>1編成は9月下旬から運行、半導体不足で影響も(2022年2月21日)

東急より混んでた「グリーンライン」、東横・目黒線は混雑率がさらに低下(2022年7月26日)

【参考リンク】

グリーンラインが4両から6両へ(案内ページ、動画なども)

グリーンライン6両化事業の概要(これまでの経緯や計画)


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