新綱島駅近くの市道「切り替え」に注意、鶴見川沿い工事プラント跡は商業施設に | 横浜日吉新聞

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新綱島駅周辺での工事が活発化、来週からは道路の一部「切り替え」がおこなわれる予定です。

新綱島駅側(左手前)からみた市道の「切り替え」予定地。右側がルピナス綱島リヴィエール、左奥が池谷家住宅

新綱島駅側(左手前)からみた市道の「切り替え」予定地。右側がルピナス綱島リヴィエール、左奥が池谷家住宅

横浜市都市整備局は、綱島駅東口周辺の再開発エリアでの、鶴見川沿いにある綱島東1丁目の長さ約70メートルほどの市道の「切り替え」を、来週(2022年)4月20日(水)午前10時からおこなうと現地で告知しています。

新綱島駅側(左手前)から見た切り替えられる市道の入口付近

新綱島駅側(左手前)から見た切り替えられる市道の入口付近

来年2023年3月開業予定の東急新横浜線(相鉄・東急直通線)新綱島駅(綱島東1)の工事や、再開発組合によるビル建設などにともない、鶴見川の氾濫や水害対策としての雨水調整池を新たに地下に建設するためのスペース確保を目的とした切り替えになるといいます。

現地には「きりかえ」についての予告看板が掲示されている

現地には「きりかえ」についての予告看板が掲示されている

工事関係者によると、これまで直線だった道路が、緩やかに「鶴見川方面に入り込む」かたちでの移設となるため、特に夜間など、それぞれの入口付近で“カーブに注意”といった表示を目立つよう掲げるといった対策が取られる予定とのこと。

駅の反対側からみた道路「切り替え」の入口付近。右手が池谷桃園、右奥が新綱島駅。左手がかつて「綱島ピーチゴルフセンター」があった工事プラント跡

駅の反対側からみた道路「切り替え」の入口付近。右手が池谷桃園、右奥が新綱島駅。左手がかつて「綱島ピーチゴルフセンター」があった工事プラント跡

雨水調整池の完成後は、市道を広げ両側に歩道を整備する計画も予定されているとのことです。

鶴見川沿いの工事プラント跡は低層階の「商業施設」に

また、鉄道建設にともないトンネル工事プラントとして使用されていた、ゴルフ練習場「綱島ピーチゴルフセンター」(2017年2月閉店)跡地の建築計画が、今月4月1日に新たに現地で公表されています。

新綱島駅の工事の進捗にともない、再び工事関連用地として使用されていくため、着工は今年12月1日以降にもおこなわれる予定。

建物の完成時期は鉄道開業から1年以上後の2024年4月下旬以降としています。

今年(2022年)12月以降に東棟、西棟の2棟の着工をを予定している

今年(2022年)12月以降に東棟、西棟の2棟の着工をを予定している

関係者によると、約3295平方メートルの敷地面積に対し、「東棟」「西棟」の2棟が建設される予定になりますが、両建物の建築面積は1252平方メートル程度になる見込み。

東棟は地上2階西棟は3階までの低層階となり、4テナント程度の入居を計画しているとのことです。

敷地内には駐車場や駐輪場スペースの設置も予定されているとのことで、鶴見川沿いのたたずまいや桃畑の日照にも配慮された“圧迫感のない”施設になることが期待できそうです。

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【参考リンク】

新綱島駅周辺地区土地区画整理事業(横浜市)

綱島東1丁目の道路の「切り替え」がおこなわれる場所付近(グーグルマップ)


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