トレッサで踊る、慶應サークルも参加の「ダンスまつり」エントリー募集 | 横浜日吉新聞

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初めて人も、そうでない人も、“自分の”、そして“たくさんの”ダンスを、トレッサ横浜の一大ステージで楽しんでみませんか。

第3回目となる「港北ふれあいストリートダンスまつり」を運営する実行委員会の皆さん。主宰のAKIさん、慶應義塾JADEの三好さん、MASAさん、YUKIさん、根本さん(写真左下より)

第3回目となる「港北ふれあいストリートダンスまつり」を運営する実行委員会の皆さん。主宰のAKIさん、慶應義塾JADEの三好さん、MASAさん、YUKIさん、根本さん(写真左下より)

この秋(2019年)10月14日(月・祝)にトレッサ横浜(師岡町)南棟1階のイベント広場で開催される「港北ふれあいストリートダンスまつり2019」(同実行委員会主催)は、同イベントに出演する参加者を、先月(7月)20日から開始しました。

「みんなのダンス」「みんなとダンス」をキャッチフレーズに開催される今年の同イベントは、一昨年前(2017年)、昨年(2018年)に引き続き、3回目(3年目)の大型ダンスイベントとして行われます。

スタート当初は、「学習指導要領のヒップホップダンスを楽しく学び理解を深める」「障害者と健常者も含め団体間で交流を図り互いに学び合う」「地域や教育機関と連携、地域で子どもたちを育て良い町作りに貢献する」という3つの目標を立てて実施してきたとのこと。

昨年10月8日に開催された同イベントでも、参加者は439人、観客は延べ2千人を超える規模での開催、大盛況だったといいます。

地域で“ダンス”を楽しめる場を、3年目も想い共有し運営

このイベントを企画した発起人で実行委員長の“AKI(アキ)”さんこと浜中晶子さんは、大倉山駅から徒歩2分のキッズ・ダンススクール「横浜ベビーヒップホップスタジオ」(大倉山1)を主宰しています。

10月14日(月・祝)にトレッサ横浜南棟(1階イベント広場)で開催される「港北ふれあいストリートダンスまつり2019」のチラシ(主催者提供)

10月14日(月・祝)にトレッサ横浜南棟(1階イベント広場)で開催される「港北ふれあいストリートダンスまつり2019」のチラシ(主催者提供)

ハンディキャップのある子どもたちも含め、“地域の子どもが誰でも、みんなでダンスを楽しめる場を作りたい”との想いが源泉だったというAKIさん。

子どもたちがダンス作品を発表することで“出て学び”、ゲストのライブやダンスのレクチャーなどを通じて “観て学ぶ”、ことができる、お互いに学び合い楽しめるイベントを目指し、運営してきたといいます。

AKIさんの呼びかけに応じ、実行委員会に加わったのが、ジャンクビーダンススタジオ(緑区十日市場町)のYUKIさんこと伊藤由稀さんアンジェロダンススクール(目黒区自由が丘)のMASAさんのほか、運営サイドとして参画したのが、湘南エリアのキッズダンスイベントの運営でも知られるサニースマイル(藤沢市)の根本将次さん

いずれのダンススタジオも、在籍者が100人を超える規模となっており、「ダンススタジオは、数が多いわりには、移り変わりの激しさからか長く安定的に運営できるスタジオはそう多くはない」(AKIさん)と感じていることから、地域イベントとしての責務を果たせるクオリティを保ちつつ、地域に密着しながら、“新しいことにチャレンジしたい”という気概を持つメンバーに声をかけていったとAKIさんは語ります。

慶應義塾大学公認「JADE」によるダンス体験コーナーも

地元・港北区内の慶應義塾大学日吉キャンパス(日吉4)を拠点として活動している同大学公認サークル「ダンシングクルージェイド(Dancing Crew JADE、略称:ジェイド・JADE)」が企画に参加しているのも大きな特徴となっています。

トレッサ横浜南棟のステージ付近にて。慶應義塾JADEのメンバーは、2年生が地域貢献の恒例イベントとして参加することになったと三好さん(右から2人目)。「地域の子どもたちにダンスを教えたい」と意気込む

トレッサ横浜南棟のステージ付近にて。慶應義塾JADEのメンバーは、2年生が地域貢献の恒例イベントとして参加することになったと三好さん(右から2人目)。「地域の子どもたちにダンスを教えたい」と意気込む

やはり現在の在籍部員数が約180人という大型サークルのジェイドですが、「このイベントを担当するのは、約50名ほど在籍しているという2年生のメンバーなんです」と、今回のプロジェクトを担当する学年リーダーの三好里咲さん

開催日の12時頃からスタート予定となっている「ダンス体験コーナー」を主催する予定で、「学習指導要領で習うダンスの内容を、楽しいショーで子どもたちに分かりやすく教えてくれる企画をお願いしています。ダンスの種類や、ダンスにおける身体(からだ)の使い方、リズムに乗ることなど、当日楽しく参加してもらえる体験会として実施します」(AKIさん)と、教科書の活字から飛び出した、“踊ってみると楽しい”と感じられるような時間を提供する予定です。

大学生ならではの“勢い”で当日盛り上げていきたい」と語る三好さん。大好きだというダンスの楽しさを、地域の子どもたちにも伝えていきたいという想いを抱きながら、当日までの練習を重ねていく予定とのことです。

募集はソロ、2人以上、レッスン付きの3種類

今回の募集は3種類。まず、一人でも参加できる「フリースタイルダンスソロバトル」は、1対1でDJがかけた音楽に合わせて、即興で自由に踊り合うというもの。

「港北ふれあいストリートダンスまつり2019」のチラシ裏面。3種類のエントリーを先着順で受け付けている(主催者提供)

「港北ふれあいストリートダンスまつり2019」のチラシ裏面。3種類のエントリーを先着順で受け付けている(主催者提供)

最後は8人でのトーナメントスタイルで審査員のジャッジにより、勝敗を決めるスタイルですが、「大事なことは、“勝つこと”だけでなく、踊り合った相手を称(たた)え、尊敬する気持ちを持つこと」とAKIさんは、まずは参加すること、そして相手のダンスを称賛する気持ちを大切にしてもらいたいと語ります。

募集人数は30人。音楽のジャンルはヒップホップがメインで、さまざまな音楽がかかる予定。対象学年は3歳から小学校6年生までで、参加費は一人1000円(価格は全て税込)。

応募期間は9月15日(日)まで(先着順で締切)。港北区内の幼稚園、保育園、小学校などを通じての参加の場合は無料になるとのことです。

2つ目の募集は、「ダンスショーケース」複数の人数(2人以上)が集まり、ダンスの作品を披露。音源をCD-Rに2枚用意(1曲に編集)し、使用する曲のみを入れて流し、4分以内で踊るプログラムとなっています。

募集チーム数は30チーム(先着順)。対象年齢は0歳から小学校6年生までで、参加費は1人1作品あたり1000円。こちらも港北区内の幼稚園、保育園、小学校などを通じての参加の場合は無料、締切は9月15日(日)までのエントリーが必要(先着順で締切)とのことです。

0歳から小6までエントリーOK、トレッサのステージを目指す

また、8月31日(土)までのエントリーで、全4回のダンスレッスン(実行委員が運営する3つのダンススクールで開催)が付いたコースも先着100人まで、港北区内に在住・在学の0歳から小学校6年生までの条件で受け付けています。

「多くエントリーをお待ちしています」と実行委員の皆さん

「多くエントリーをお待ちしています」と実行委員の皆さん

参加費用は、「ダンスショーケース」へのエントリー料として1000円。内容は、「教科書の内容を基礎から分かりやすくレクチャーすることを目的に、トレッサ横浜の大ステージで披露できることが特色となっています。友だちを地元でたくさん作り、元気に体を動かし踊る楽しさを感じてください」と、AKIさん、実行委員会メンバーは、ダンスレッスン付きコースへのエントリーも、広く呼び掛けています。

なお、開催当日は、3名のジャッジ(審査員)やDJなど業界のプロフェッショナルも招へい予定とのことで、「素晴らしいイベントを今年も作り上げていきたい」(AKIさん)と、新しいダンスを通じた地域交流を、この街・港北区から発信していきたい考えです。

【関連記事】

子ども400人以上参加の「ストリートダンスまつり」、トレッサで10/8(月・祝)に(2018年10月6日)※昨年の記事

銀行員からダンサーに転身、スクール主宰のAKIさんが語るキッズ・ダンスの魅力(2017年2月6日)※実行委員長AKIさんの紹介

【参考リンク】

港北ふれあいストリートダンス祭りの公式サイト

「港北力発見通信」vol.23(横浜市港北区)[PDFファイル]※2017年11月22日発行号・アーカイブ


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