来年(2019年)以降に新築マンションの完成ラッシュを迎える日吉で、大塚製靴の日吉工場(日吉本町4)やアピタ日吉店など一連の跡地(箕輪町2)で、販売へ向けた動きが見えてきました。大塚製靴跡地は「エクセレントシティ日吉本町ガーデン」(91戸)、アピタ跡地は「プラウドシティ日吉」(A工区=362戸)とそれぞれ名付けられ、公式サイトも開設されています。
エクセレントシティ日吉本町ガーデンは新日本建設株式会社(千葉市美浜区)によるマンションで、1LDKから4LDK(41.50~74.55平方メートル)の間取りで91戸の5階建てという規模。日吉本町駅より徒歩7分とし、来年(2019年)6月上旬に竣工の予定。
「日吉を変える。エクシィという暮らし方」と題したキャッチコピーで公式サイトが開設され、来月(8月)下旬から販売を開始すると告知しています。
一方、これまで「日吉大規模複合開発プロジェクト(仮称)」と呼んでいた野村不動産による1320戸の大型再開発は、このほど「プラウドシティ日吉」という名に決め、現在工事が行われている「A工区」(再開発エリア中央部分=「レジデンス1」)の20階建て362戸で11月下旬から販売予定であると公式サイトで告知。
間取りは2LDK+Sから4LDK(70.06~86.46平方メートル)で、日吉駅から“開発地域北側入口”までは徒歩9分、入口からレジデンス1のエントランスまでは徒歩3分で、あわせて計12分。入居時期は2020年3月下旬予定としています。
来年(2019年)以降は日吉でマンションの完成ラッシュとなります。6月上旬の大塚製靴跡でのエクセレントシティをはじめ、箕輪町2丁目では野村不動産が「プラウド日吉クロス」(58戸)を4月上旬までに、日吉本町駅近くでは同社が7月までに5階建て56戸(名称未定)をそれぞれ完成させる予定。
加えて、仲の谷交差点に近い日吉2丁目の留学生寮跡では、JR西日本系が「ジェイグランディア日吉」(86戸)を9月に竣工。来年だけで4物件あわせ300戸弱の分譲が計画されています。
再来年の2020年はアピタ跡地の1320戸のうち362戸、翌2021年もアピタ跡地「B工区」の417戸が竣工予定で、以降もC工区の建設が残るため、少なくとも2019年以降の4年間は日吉で毎年大量のマンション供給が行われることになりそうで、保育所など公共施設の不足が不安なところです。
2019年以降の日吉におけるマンション完成予定
- 4月:野村不動産「プラウド日吉クロス」(58戸、綱島SSTに近い箕輪町2丁目の工場跡)
- 6月:新日本建設「エクセレントシティ日吉本町ガーデン」(91戸、大塚製靴工場跡)
- 7月:野村不動産「プラウド日吉本町」(56戸、日吉本町駅前の「明治寮」跡地)
- 9月:JR西日本系「ジェイグランディア日吉」(86戸、仲の谷交差点近くの留学生寮跡)
- 2020年春:野村不動産「プラウドシティ日吉」(A工区「レジデンス1」=362戸)
- 2021年6月以降:野村不動産「プラウドシティ日吉」(B工区「レジデンス2」=417戸)
- 2022年~:野村不動産「プラウドシティ日吉」の残り541戸(C工区「レジデンス3」)
(※)2018年8月9日追記:日吉本町駅近くの物件は「プラウド日吉本町」に決まりましたので追記しました
【関連記事】
・<56年の歴史に幕>大塚製靴が日吉工場を閉鎖へ、跡地は92戸のマンション(2017年8月10日)
・<箕輪町計画で説明会>日大高寄りの「A工区」着工を控え住民ら問題点を指摘(2018年3月2日)
・綱島SST至近の箕輪町2丁目、工場跡地の58戸マンション名は「プラウド日吉クロス」(2018年1月10日、野村不動産が 2019年4月上旬までに完成予定)
・日吉本町の駅前も「野村不動産」、明治寮など跡地は5階建て56戸マンション(2017年11月7日、野村不動産が2019年7月末までに完成予定)
・日吉2丁目の留学生寮跡マンション、駅西口10分圏では「6年ぶりの供給」とPRを開始(2018年4月24日、JR西日本系が2019年9月までに96戸)
【参考リンク】
・エクセレントシティ日吉本町ガーデン(大塚製靴跡の91戸、2019年6月上旬完成予定)
・プラウドシティ日吉(1320戸のうちA工区362戸、2020年3月下旬入居予定)