スポーツの秋。体を動かしながら防災も学べる初の「ふれあいまつり」に参加してみませんか。
高田町連合町内会(相沢一夫会長=高田町内会会長)は、あす(2023年)10月8日(日)9時から12時まで、「たかた(高田)防災ふれあいまつり」を高田中学校(高田町)の校庭で初めて開催します(雨天時は体育館)。
「スポーツ」と「防災」を合わせた初の試みとして行われる同イベント。
当日は、朝9時の開会宣言の後、9時10分から展示・体験ブースがまずスタートします。
地域で活動を行う保健活動推進員による立ち上がりテスト(太ももの筋力評価)や「足指力の測定」(膝から下の筋肉の強さ)、「ステッピング」(下肢の敏捷性=すばやく動くか)、握力(腕全体で握って測定)を行い、終了後に測定結果を受け取ることができます。
また防災拠点委員の高田中学校担当による「ダンボールベッド」やパーテーションの展示、高田東小学校担当による「トイレパック」体験を行います。
家庭防災員は「新聞スリッパ作り」、港北消防署は「起震車体験」や、子ども用「防火衣」着用、「ミニ消防車」に乗車しての記念撮影を実施。
中学校北側の道路では、港北消防団によるスタンドパイプ式初期消化器による「放水体験」も行われます。
9時30分からのスポーツ競技は、スポーツ推進委員や青少年指導員が担当し行います。
まずはボールを投げて数字パネルを狙う「ストラックアウト」、10時30分から「徒競走」、11時30分からは「持久走」(本部受付で事前にエントリー受付)を実施するとのこと。
展示・体験ブース(消防体験を除く)では、各ブース200人に、競技は各種目250人(持久走は年代別で90人)までに参加賞を用意しているとのことです。
「スポーツ×防災」で新たな地域コミュニティを
これまで高田地区でも、横浜市内各地で行われてきた秋のスポーツ行事「健民祭(けんみんさい)」の取り組みとして、「大運動会」を秋の大型イベントと位置づけ実施してきました。
しかし、年々参加者が減少し、かつ新型コロナ禍で実施できない状況下に。
「大型台風の襲来があった2019年10月の開催は雨天で中止。国土交通省の防災講座で学んだ内容を冊子『水害の備え』にまとめて2021年3月に発行、洪水浸水想定区域内の約2000世帯に配布したところ、NHKの報道番組(横浜放送局やニュースウォッチ9での全国放送)で採り上げていただくなど、大きな反響がありました」と、同連合町内会副会長(高田町住宅親交会会長)の井堀聖士(きよし)さん。
その頃から、地域ぐるみでの「スポーツと、防災を合わせたイベントを実施できないか」と町ぐるみでの検討を重ねてきたといい、「5年ぶりの開催は感慨深いものがあります」と、久しぶりにイベントを実施できること、また、スポーツと防災を楽しく学ぶイベントが地域内外の注目を集めています。
「今年はまだコロナ対策として、午前中のみのトライアル実施、飲食ブースもありませんが、港北区が行う『ふるさと港北ふれあいまつり』(港北区民まつり)のようなイメージで、地域での交流や“ふれあい”を深めることができれば」と同イベントの企画担当者。
いずれは全日での“復活開催”も視野に入れているといい、「まずは“トライアル”という点でも、高田地区の多く皆さんに参加してもらえれば」(同担当者)と、開催当日の多くの来場を呼び掛けています。
【当日の様子】
(※)写真は「高田町連合町内会」(主催者)提供
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【参考リンク】
・助けあいのまち横浜高田(高田地区社会福祉協議会・高田町連合町内会)
・「たかた(高田)防災ふれあいまつり」を高田中学校で初開催しました(同)※リンク追記