横浜高田の夜空を彩る花火で子どもたちに「エール」を贈りたい――地域ぐるみで“一夜の思い出づくり”に初挑戦することになりました。
横浜高田地区では、きょう(2023年)3月9日(木)18時10分より、横浜市立高田中学校(高田町)PTAの「保護者」企画による「エール花火」イベントが初開催されます(悪天候などによる予備日は3月14日(火)を予定)。
長引く新型コロナウイルス禍により「入学から卒業までの学校行事や地域行事、すべてがイレギュラー対応」になってしまったという、3年間を過ごした今年度(2022年度)の卒業生(3年生)や1・2年生、地域の人々や保護者にも楽しんでもらうことを目的とし実施する計画となっています。
約5分間にわたり「花火」を高さ50メートルから60メートルほどの高さまで打ち上げる予定で、打ち上げ場所の高田中学校から“離れた場所”の方がきれいに見えるといいます。
最初の特別演出として、3年生カラーの「赤花火」から、2年生カラーの「緑花火」、そして1年生カラーの「青花火」と、30秒ごとに打ち上げる花火の色にもアレンジを加えることでの「エール花火カラー」を演出する予定です。
「地域ぐるみ」で花火打ち上げに協力、街のサイトでも告知
今回の企画について、同中学校PTA会長の白井真樹さんは、「地域の皆様のご理解とご協力をはじめとして、学校側からは開催に向けてのアドバイス、そして高田町連合町内会、高田町内会の皆様からは協賛金という形でお力添えをいただきました」と、学校のみならず、“地域ぐるみ”の協力により今回の花火が実現することを喜びます。
また、当日のパトロールには「港北消防団」が協力する予定とのこと。
鑑賞場所については、「自宅周辺から、それぞれの場所で空を見上げて楽しんでもらえれば。多くの方々がエール花火を打ち上げるために力を貸してくださいました」と、消防団の協力にも感謝し、“高田地区ぐるみ”で盛り上がることに期待しているといいます。
白井さんは、「第35回目の卒業生となる高田中学校3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。卒業のお祝いと、地域の皆様への感謝の思いを込めて、花火を打ち上げます。この“エール花火”が、多くの方の笑顔と記憶に残る1ページとなりますように」と、当日の多くの花火の鑑賞、そして“思い出シェア”を広く呼び掛けています。
なお、当日は高田中学校や近隣の高田小学校(高田町)、高田東小学校(高田東2)近隣での鑑賞は不可。
小学生以下の子どもについては、保護者もしくは監督者が同伴したうえでの鑑賞を呼び掛けており、「花火終了後はまっすぐ帰りましょう」と白井さん。
開催については、高田町連合町内会と高田地区社会福祉協議会による地域のホームページ「助けあいのまち高田」で掲載しているほか、高田地区の回覧板、掲示板でも周知をはかっています。
悪天候などによる順延の場合は同サイト上で告知予定となっていることから、スタート直前まで“無事行えるかのドキドキ・ワクワク感”も地域で共有することができそうです。
【当日の様子】
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【参考リンク】
・助けあいのまち 横浜高田(たかた)(高田地区社会福祉協議会・高田町連合町内会)※花火の実施や中止(延期)について告知