東急グループで50年ぶりの社史「100年史」が完成、製本版を有料頒布へ | 横浜日吉新聞

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半世紀ぶりとなる東急グループの社史が完成し、インターネット上で先行公開され、製本版の有料頒布(はんぷ)も決まりました。

東急株式会社は昨年(2022年)から制作を続けていた「東急100年史」を先月末(2023年3月)までに全編を公開するとともに、あす4月20日(木)から製本版の有料頒布の申し込み受付を開始します。

「東急100年史」(製本版)有料頒布の申し込みは4月20日~6月30日までの間に行われる(東急の案内ページより)

東急グループは前身の「目黒蒲田電鉄」が発足してから100年を迎える2022年を“100周年イヤー”として各種記念行事を実施しており、社史の制作もその一環で行われたもの。

同グループの社史は1973(昭和48)年に刊行した「東京急行電鉄50年史」以後は制作しておらず、今回は50年ぶりとなります。

半世紀間の出来事を新たに掲載するため、準備期間を含めれば10年近くを費やして制作したという100年史は、完成した章からインターネット上に順次公開する形としており、3月30日には全9章と資料編が完成していました。

「東急100年史」(製本版)におけるページレイアウトのイメージ(東急提供)

公開後は「本」の形で読みたいとの声が多く寄せられており、先月の全章完成を機に紙の形で公開するためのレイアウト作業などを行っている最中だといいます。

製本版はA4判・約930ページでカラー印刷の上製本とし、現時点で印刷冊数は決まっていないとのこと。

現在制作中の「東急100年史」(製本版)完成イメージ、A4判・約930ページで制作される予定(東急提供)

有料頒布は1冊あたり消費税と送料込みで1万円とし、あす4月20日(木)から6月30日(金)までに申し込み受付を実施。申込者には11月ごろに発送する予定とのことです。

100年史の全文はインターネット上でいつでも読めますが、東急沿線の住民にとっては半世紀ぶりの“歴史書”となるだけに蔵書として手元に置いておきたいニーズも高そうです。

【関連記事】

半世紀ぶり制作中の「東急100年史」、2004年分まで社史を先行公開(2023年1月10日、100年史には日吉・綱島エリアに関連する内容も多い)

【参考リンク】

創立100周年記念「東急100年史」(製本版)有料頒布の案内ページ(2023年4月20日~6月30日、1冊1万円)

「東急100年史」(WEB版)の全文(2023年3月完成、キーワード検索も可能)


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