【法人サポーター会員による提供記事です】春、出会いと別れの季節。進学、進級を機会に、小学生や中高生を読者対象とした「新聞」を読んでみませんか。
「読売」、「朝日」、「毎日」などの全国紙が発行する小学生、また中高生向けの新聞が、子どもたち、そして親世代にも知の発見や、社会との接点を、紙面を通じて与えてくれることが期待されます。
インターネットの時代だからこそ、限られた紙面に詰め込まれたニュースや知識が、日々の生活のヒントを与えてくれるばかりでなく、将来、どこかで役立つこともあるのかもしれません。
今回、日吉駅から徒歩約3分の日吉中央通りで中学受験塾「ひよし塾」(日吉本町1)を営む株式会社タマダ(同)社長の玉田久文(ひさあき)さんによる、3社が発行する5つの小・中高生向け「新聞」の一定期間の「読み比べ」を実施。
小学生向けについては、【受験塾講師として】と、【保護者の視点として】の“2つの視点”、また中高生新聞については【保護者の視点として】について話をお聞きし、そのポイントをまとめました。
◆読み比べ期間◆
週刊紙=2021年2月中(4週間)、日刊紙=2月20日(土)~26日(金)(7日間)
◆読み比べの対象となった新聞(5紙)◆
- 毎日小学生新聞(小学生)(毎日新聞社)
- 朝日小学生新聞(小学生)(朝日新聞~朝日学生新聞社)
- 読売KODOMO新聞(小学生)(読売新聞社)
- 朝日中高生新聞(中高生)(朝日新聞~朝日学生新聞社)
- 読売中高生新聞(中学生)(読売新聞社)
毎日小学生新聞(小学生向け・毎日新聞社)
日刊・タブロイド判・平日・日曜:8頁、土曜:12頁・1か月1750円・1部70円(税込)
【サンプル紙面の一例】
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- 1面 特集
- 2面 スペシャルorふかめる
- 3面 ニュース 5段 6さいからのニュース
- 4面 スぺシャルorサイエンス
- 5面 スペシャルorサイエンス
- 6面 かんがえるorふかめる
- 7面 ふかめる 論語くん(まんが) 小説
- 8面 スペシャル
【受験塾講師として】
広告が少なく、要点がまとまっていて読みやすいですね。
「6さいからのニュース」コーナーもあり、対象年齢が低いので、記事がひとつひとつわかりやすく、6歳前後から10歳までの年齢で絵本から本にたどり着くまでの段階を踏んで何か読ませたいときに文章の長さ、内容、知的好奇心をくすぐる最適の教材になるのではないかと思います。
【保護者の視点として】
価格が安いですね。年長から小学校2年生までは購読させたいと感じます。読んでいると意味が分からない単語は、国語辞典に掲載されていないものは口頭で説明し、国語辞典に載っている単語は自分で調べさせると子どもの語彙(ごい)量が増えるのではないかと期待できそうです。
朝日小学生新聞(小学生向け)(朝日新聞~朝日学生新聞社)
日刊・ブランケット判・8頁・1カ月1769円・1部72円(税込)
【サンプル紙面の一例】
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- 1面 特集 ニュースあれこれ 四コマ漫画 天声こども語
- 2面 曜日別特集
- 3面 いまがわかる
- 4面 たのしく学ぶ
- 5面 読者のページ
- 6面 全面広告
- 7面 たのしく学ぶ
- 8面 まんが 小説
【受験塾講師として】
1面の特集は読みごたえがあり、高学年時に要約する教材としては最適。
また曜日別特集に関してはさまざまな人物や職業に焦点を当てているので読んでいても面白いですね。
朝忙しい小学生にとっては時事問題や幅広い情報を入手するという点では最適の新聞であるように感じます。
【保護者の視点として】
「広告宣伝」が全てのページにあり、読者層に合わせた本や「お稽古ごと」などの紹介があるため、本や、習い事に対しての関心を持ちやすくなるかもしれません。
中学受験に出た問題などは、親子で取り組むと楽しいかもしれませんね。
読売KODOMO新聞(小学生向け・読売新聞社)
週刊(木曜発行)・タブロイド判・20頁・1か月550円・1部160円(税込)
【サンプル紙面の一例】
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- 1面 特集3面 ニュース今週の一週間
- 2面 特集(1面の続き)
- 4面 スポーツ
- 5面 ニュース
- 6面 コナン時事ワード 広告
- 7面 特集
- 8面 一面広告
- 9面 おしゃれ
- 10・11面 特集
- 12面 本&漫画の紹介
- 13・14面 漫画
- 15面 ブーム
- 16面 読者のおたより
- 17面 学習
- 18面 特集
- 19面 学習 英語など
- 20面 特集
【受験塾講師として】
ニュースの解説がわかりやすく、取り組む内容は日刊ではなく週刊なので、ニュースの量が多く重要な事件事故はしっかり取り上げている感じがします。
特集のページは学校や塾の勉強以外の面での幅広い教養につながり、新聞を購読する中で一番価値のある、「自分の関心外の出来事」に関心を持つことができる教材に思えますね。
その特集を身近な大人や友人に伝えることで、「自分の知識」に変えてほしいな、と感じました。
【保護者の視点として】
1ページを読み始めると次のページまで気になるので、ページをめくる姿が想像できますね。
カラーで読みやすく、一つ一つの記事の内容が「濃い」ので、子どもだけでは理解できない言葉は大人がサポートすればより教養が広がる気がします。
特集ページや漫画のページなどは、「ファン要素」が多いためかすぐに読めてしまいますね。「コナン時事ワード」は、たまにコナンが麻酔銃でこちらを狙っているイラストがあるのですが、全く眠くならないです。
朝日中高生新聞(中高生向け)(朝日新聞~朝日学生新聞社)
週刊(日曜発行)・タブロイド判・20~24頁・1カ月985円・1部255円(税込)
【サンプル紙面の一例】
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- 1面 見出し 写真 特集
- 2面 1面続き
- 3面 ニュースウォッチャー,スポーツ
- 4面 ニュース1週間
- 5面 ニュース1週間
- 6面 ニュース捜査班(漫画)
- 7面 天声人語
- 8面 進路・未来
- 9面 進路・未来
- 10面 話題・芸能
- 11面 話題・芸能
- 12面 悩み
- 13面 学習
- 14面 学習
- 15面 学習
- 16面 小説・漫画
- 17面 本の紹介
- 18面 話題の小物,ファッション
- 19面 読者の声
- 20面 芸能人インタビュー
【保護者の視点として】
まず1面から5面までは、中高生に「知ってほしい」ニュースが並んでいて、解説も詳しいように思います。
なにより12面の「悩み」のコーナーや、19面の「読者の声」は、読むことで親や親しい友人に相談することができないが、同じ悩みを持っている人がいることに対して、今抱えている不安を少しだけであるが解消できる内容がかかれていように思えるのも、「思春期」の新聞、ならではなのかもしれません。
読売中高生新聞(中学生向け)(読売新聞社)
週刊(金曜発行)タブロイド判・24頁・月850円・1部220円(税込)
【サンプル紙面の一例】
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- 1面 見出し 写真、特集
- 2面 1面特集記事
- 3面 1面特集記事
- 4面 ニュース ワード解説
- 5面 ニュース
- 6面 トピックボックス
- 7面 広告
- 8面 スポーツ
- 9面 部活
- 10面 職業紹介
- 11面 特集
- 12面 バラエティ
- 13面 バラエティ
- 14面 ボイス 読者の声
- 15面 ボイス お悩み相談室
- 16面 コミック&小説
- 17面 コミック&小説
- 18面 おすすめの本紹介
- 19面 ファッション
- 20面 勉強
- 21面 勉強
- 22面 勉強
- 23面 勉強
- 24面 人物(芸能人)
【保護者の視点として】
「中高生新聞」は、一般の中学生・高校生にとって、あまりなじみのないものにも感じられるものですが、最初の特集や部活のページ、そしてバラエティやファッションなどは中高生をメインにした内容といいきれますね。
金曜発行なので、金曜夜から日曜にかけて読むには十分な内容であるように感じます。
また、職業紹介やニュース面では視野を広げることができそうですね。「今」を読むのではなく、思春期にありがちな「将来」への漠然とした不安を、職業紹介や最終ページの芸能人のインタビューですこし和らげようとしているかのようにも見えます。
ほぼ完全な横書き、そのための「左綴じ」は珍しいですね。
――以上、各紙面の多くは「試読」(試し読み)ができるようです。詳細は、お近くの新聞販売店か、それぞれの新聞発行元にお問い合わせください。
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・ネット予約の新着ランキングで上位に、日吉の塾長が12月発売の受験参考書を初監修(2018年11月19日)※玉田さんが初監修した社会科の参考書について
・日吉の塾長の授業がネット利用の学習サービスで全国に、ゲスト招き慶大対策授業も(2018年1月24日)※玉田さんは「スタディサプリ」の社会科講師として全国的に活躍している
【参考リンク】
・毎日小学生新聞 よくあるご質問(毎日新聞社)
・朝日小学生新聞(朝日学生新聞社)
・読売KODOMO新聞(読売新聞社)
・朝日中高生新聞 (朝日学生新聞社)
・読売中高生新聞完全ガイド(読売新聞オンライン)
(法人サポーター会員:読売センター高田NT × 中学受験ひよし塾~株式会社タマダ 協力・提供)