高知商の強力打線を止められず、慶應塾高の10年ぶり「夏の甲子園」は2回戦で終える

横浜日吉新聞

前の試合がタイブレーク(延長13回)で長引き、予定より1時間40分遅れで始まった第4試合は途中からナイターに。序盤で苦しい展開になってしまった(18時25分ごろ)

序盤の攻防が明暗を分けました。夏の甲子園大会に出場した慶應義塾高校(慶應塾高)は、きょう(2018年8月)12日(日)17時10分から高知県代表の高知商業高校と戦い、12対6で敗れ、10年ぶりとなる夏の甲子園は2回戦で終えることになりました。

初回から打ち合いとなった試合。1対0で迎えた1回裏に慶應塾高は、相手の右腕エース・北代(きたしろ)君を初球ヒッティングで攻め続け、初回だけで2四死球に加え5安打を一気に浴びせましたが、取れたのは2点だけ。セカンドランナーが2度もホームで刺されるという相手の好守に阻まれ、勢いをそがれます。

遅い時間からの第4試合となったが、甲子園球場は早朝からずっと満員。慶應塾高の応援席である1塁側アルプススタンドにも多くの生徒や関係者が詰め掛け声援をおくった

一方、先発の左腕エース生井君は、2対1と逆転して迎えた2回表に打者一巡の猛攻を浴び、3つのミスも重なって7点を奪われ、さらに4回表にもタイムリー2本と犠牲フライで4点を取られてしまい、4回表を終わった時点で12対2の10点差。前の試合で16安打・14点を奪った高知商業の強力打線を止められません。

その後は、二番手の渡部君が1回戦に続く好投を見せたものの、相手のエースも立ち直り、14安打を打たれながらも要所を締めた投球を継続。1回裏以降は、5回裏に主将の下山君が放った2ランホームランと、9回裏の代打策などで奪い取った2点だけに抑え込まれて12対6で敗れ、第100回記念大会の甲子園を去ることになりました。

試合後、涙をぬぐいながら甲子園のグラウンドを後にするエースの生井投手(右3人目)ら慶應塾高の選手たち

残念ながら敗れた慶應塾高ですが、4番打者の廣瀬君や捕手の善波(よしなみ)君ら今の2年生が中心となる新チームは、早くも来春のセンバツ甲子園につながる来月(9月)に開かれる神奈川県秋季大会(県大会)から始動することになります。

今夏の甲子園で得た経験と悔しさは、2019年の春と夏に生かしてくれるに違いありません。

慶應塾高と高知商による2回戦の最終スコア。慶應は相手を上回る14安打を放ち、最終回まで追い上げるも得点は6点にとどまった(甲子園球場)

【試合当日の様子】

憧れの夢舞台・阪神甲子園球場は、史上最速とも言われる早朝5時50分の開門時間へ前倒しに。始発電車以前から、塾高OBや慶應関係者らが長蛇の列に加わっていました

憧れの夢舞台・阪神甲子園球場は、史上最速とも言われる早朝5時50分の開門時間へ前倒しに。始発電車以前から、塾高OBや慶應関係者らが長蛇の列に加わっていました

2010年3月までにリニューアルし、すっかり美しくなった甲子園球場

2010年3月までにリニューアルし、すっかり美しくなった甲子園球場

阪神電鉄甲子園駅(西宮市)の駅前に掲示された「ヒストリー」。1916(大正5)年の第2回大会時に、慶應普通部(旧制中学時代)が優勝した歴史を展示

阪神電鉄甲子園駅(西宮市)の駅前に掲示された「ヒストリー」。1916(大正5)年の第2回大会(中等学校優勝野球大会)時に、慶應普通部(旧制中学時代)が優勝した歴史を展示

甲子園球場横の優勝校の「校旗」展示コーナーでは、普通部優勝の歴史を告げる「塾旗」を片手に記念撮影する人も

甲子園球場横の優勝校の「校旗」展示コーナーでは、大正5年時の第2回大会での「普通部」時代の優勝の歴史を告げる「塾旗」を片手に記念撮影する人も

選手らは横浜高校と同じ宿で合宿。ホテル前には大きく「歓迎」の看板が

選手らは横浜高校と同じ宿で合宿。ホテル前には大きく「歓迎」の看板が

甲子園球場横の優勝校の「校旗」展示コーナーでは、普通部優勝の歴史を告げる「塾旗」を片手に記念撮影する人も

アルプススタンドと外野席は、一時期立ち見客もあふれるほどの熱気に

慶應義塾らしい大迫力の応援で、最後まで選手を後押ししました

慶應義塾らしい大迫力の応援で、最後まで選手を後押ししました

 應援指導部の呼び掛けで声を枯らして声援

應援指導部の呼び掛けで声を枯らして声援

最終回の追い上げで甲子園球場は大盛り上がり。「若き血」も熱唱できました

最終回の追い上げで甲子園球場は大盛り上がり。「若き血」も熱唱できました

試合終了後の選手たちには、割れんばかりの拍手が送られていました

試合終了後の選手たちには、割れんばかりの拍手が送られていました

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【参考リンク】

慶應高校の戦績(朝日新聞バーチャル高校野球)

神奈川県高等学校野球秋季大会について(神奈川県高野連。日大高校などが出場する「地区予選」は8月18日から、慶應高校が出場する「県大会」は9月6日に抽選会。昨年の大会は慶應が準優勝して関東大会へ出場し、ベスト4に残って9年ぶりのセンバツ出場を果たした)


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