JR武蔵小杉や新川崎の駅改良を要望、鶴見への「相鉄・JR直通」停車求める

横浜日吉新聞

2021年もJR武蔵小杉駅の混雑対策新川崎駅の改良などを要望しています。県知事が会長をつとめ、県内自治体などが参加する「神奈川県鉄道輸送力増強促進会議」は、各鉄道会社に対する2021年度分の要望をまとめ、その内容を今月(2021年)12月9日付けで県ホームページで公表しました。

朝の武蔵小杉駅・横須賀線ホーム(2021年7月)

同促進会議は、横浜市や川崎市、経済団体などから出された鉄道路線に対する要望をまとめ、年に1回、要望書を鉄道各社に提出し、各社がこれに対する回答を数カ月後に公表しています。

2021年度の要望では、JR武蔵小杉駅について、横須賀線と南武線のホームそれぞれで混雑対策を講じるよう求めました。

武蔵小杉駅・横須賀線ホームでは2023年度の供用開始を目指し、下り(横浜方面)ホームの増設工事が行われている(10月18日)

横須賀線ホームでは、相鉄・JR直通線の乗り入れが始まったことも踏まえ、「下り(横浜方面行)ホームの新設及び新規改札口の設置が公表されたところですが、ホームの混雑が著しく、転落等も起こりうる状況であるため、関係各所と連携し、できる限りの早期整備を要望いたします」としています。

武蔵小杉駅・南武線ホームは、南武線の乗降だけでなく、横須賀線ホームへの連絡通路にもなっている(10月18日)

また、南武線ホームでも「朝ラッシュ時には駅構内で著しい混雑が発生しております。令和元(2019)年7月に確認した同駅ホームドアの整備スケジュールについて、令和4(2022)年3月の設置完了に向けて、着実な推進を要望いたします」としました。

新川崎駅のホーム(2021年8月)

新川崎駅に関しては、周辺の再開発が進んでいることから鉄道利用者の増加が今後も見込まれており、「駅南側への改札口の新設や駅施設の改良」を求め、現在は通過している湘南新宿ラインの高崎線直通便を停車するよう要望しています。

JR鶴見駅は京急鶴見駅の真正面にあり、市営や臨港など路線バスも多数が乗り入れている(2021年6月)

一方、京浜東北線の鶴見駅については、「京浜臨海部及び沿線の広範囲にわたる地域の人々が利用しています。さらに、『京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略特区』として末広地区が位置付けられ、戦略拠点の表玄関の機能強化が求められています」とし、ホームのない貨物線を通過していく「相鉄・JR直通線」を鶴見駅に停車するよう要望しました。

なお、今年度の新たな要望として、来年(2022年)1月からNHKで大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映が始まることを踏まえ、「鎌倉駅への多数の観光客の来訪が見込まれます。首都圏から鎌倉駅まで臨時快速列車の運行を要望いたします」という内容を盛り込んでいます。

【関連記事】

<神奈川県など>新川崎駅の駅舎改良と湘南新宿ラインの停車増を要望(2020年12月11日、前年の記事)

<JR武蔵小杉>横須賀線ホーム増設は「22年度末」、東急駅と改札外乗換ルートも(2020年3月27日、横須賀線ホームは混雑対策に向けて工事中)

<横浜市>「相鉄・JR直通線」の品川方面乗り入れと鶴見駅への停車は諦めず(新横浜新聞~しんよこ新聞、2019年2月27日)

【参考リンク】

神奈川県鉄道輸送力増強促進会議のページ(神奈川県)


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