<プラウドシティ日吉>仏発祥のスーパーやサイゼリヤなど出店、医療モールも | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

フランス発祥の“オーガニック(有機)スーパー”が日吉に進出します。野村不動産ホールディングス(HD)は今月(2020年)1月9日、箕輪町2丁目に建設中のマンション「プラウドシティ日吉」内の商業施設について、食品スーパーやコンビニエンスストア、ファミリーレストランなどが出店し、4月中にオープンすると発表しました。

プラウドシティ日吉内で4月にオープンする商業施設「SOCOLA(ソコラ)日吉」の完成イメージ図 (野村不動産HDのニュースリリースより)

プラウドシティ日吉の綱島街道沿いに置かれる商業施設は、延床面積2439平方メートルで3階建ての建物。

野村不動産による商業施設の新ブランドとなる「ソコラ(SOCOLA)日吉」と名付けられ、これは“すぐそこにある COMMUNITY LAND(コミュニティランド)”を集約した造語だといいます。

野村不動産が今後展開する商業施設ブランド「ソコラ(SOCOLA)」のロゴマークとキャラクター(ニュースリリースより)

日常使いできる店舗を住宅から日吉駅へ向かう導線上に配置する」(同社)というソコラ日吉の1階には、2008年に仏パリで1号店が誕生したオーガニック・スーパー「ビオセボン(Bio c’ Bon)」が横浜元町店(中区元町)に続く横浜市内2店目として出店。

日本ではイオンとの合弁企業が運営し、日常使いの食料品や日用品を揃え、フランスからのチーズやワインなどの直輸入品も販売するとのこと。

オーガニック・スーパー「ビオセボン(Bio c’ Bon)」はパリ発祥で、日本では2016年に麻布十番に1号店をオープンしている(ビオセボン・ジャポン株式会社の公式サイトより)

日本1号店として2016年に麻布十番店をオープン以降、赤坂や四谷三丁目、中目黒、新百合ヶ丘など、2020年1月現在は都内と神奈川県内にのみ13店舗を展開しています。

日本での運営会社「ビオセボン・ジャポン」(東京都中央区)は、イオングループを率いる岡田元也CEOの長男である岡田尚也氏が社長をつとめていることでも知られます。

このほか、飲食関連テナントでは同スーパーと同じ1階にファミリーレストランの「サイゼリヤ」も出店。加えて、日吉エリアには比較的店舗数が少ない「ローソン」もオープンする予定となっています。

また、綱島にも店舗を置く「カワイ音楽教室」「ポニークリーニング」、高田駅前や井田病院前にも調剤薬局を展開する「そうごう薬局」のチェーン店舗、内科・小児科・皮膚科・歯科のクリニックが複数入居する「クリニックモールSOCOLA日吉(仮称)」、定員90人の認可保育所「にじいろ保育園日吉(仮称)」などもテナントに加わります。

港北区では初店舗となる「アトリエ木下」は、北九州を本拠地とする老舗写真スタジオで、首都圏では自由が丘や代官山、あざみ野、都筑区桜並木などにスタジオを構えています。

綱島街道沿いで4月のオープンに向けて建設が進む商業施設「SOCOLA(ソコラ)日吉」(写真左側)。その後方は2021年春までに完成予定の「レジデンス2」、右側は3月に入居が始まる「レジデンス1」(1月3日撮影)

野村不動産HDでは「『ちょっと「ソコラ」でお買い物してくるね』と身近で気軽に立ち寄っていただける施設を目指して準備を進めており、4月の開業をお楽しみにお待ちいただければ」と話します。

同社が発表したソコラ日吉の出店予定テナントは以下の通りです。

SOCOLA(ソコラ)日吉の予定テナント(2020年1月9日現在)

なお、ソコラ日吉の運営は、野村不動産グループで商業施設開発などを行う株式会社ジオ・アカマツが担当。同社は一昨年(2018年)8月に新横浜駅近くで10階建てのグルメビル「GEMS(ジェムズ)新横浜」をオープンしています。

【関連記事】

パリ生まれの「オーガニック」店が箕輪町に開店、子育てアイテムや量り売りも(2020年5月2日)※リンク追記

箕輪町の再開発エリアに新規3店舗、「地域密着」目指し静かにオープン(2020年4月14日)※リンク追記

箕輪2のプラウドシティ内に90人、日吉5は60人定員の「認可保育所」新設へ(2019年7月30日)

野村不動産の社長らが箕輪町で会見、「プラウドシティ日吉」が同社戦略の試金石に(2018年10月11日)

<箕輪小の概要発表>日吉台小と綱島東小の児童中心に500人超で4月開校(2019年12月2日、プラウドシティ日吉の隣接地)

【参考リンク】

プラウドシティ日吉の公式サイト


カテゴリ別記事一覧