2020年の東京オリンピックで英国代表チームの事前キャンプ地となった慶應義塾大学日吉キャンパスを舞台に、英国から生まれた緑地を守るさまざまな手法や、同キャンパスにおける緑地保全の取り組みをテーマとしたトークイベントが来月(2018年7月)7日(土)午前に行われます。
日吉キャンパス内の緑地保全活動を長年続けている「慶應義塾大学・日吉丸の会」(同大理工学部講師・小宮繁代表)が主催する今回のイベントは、「自然と共生する都市を考える~慶應日吉キャンパスを事例に、英国の手法を参考に」と題し、日吉での緑地保全事例や英国の手法について語り合うのが特徴です。
たとえば、都市部と郊外部の間に緑地帯を設ける「グリーンベルト」や、歴史的建築物や自然環境を保護する「ナショナル・トラスト」、港北区でも取り入れられた個人宅の庭を公開する「オープンガーデン」、野鳥を観察する「バードウォッチング」といった手法や考え方はいずれも英国で生まれ、日本でも取り入れられています。
当日は、「神奈川のナショナル・トラスト運動と連携した小網代の谷の保全」と題し、NPO法人小網代野外活動調整会議の矢部和弘副代表をはじめ、「首都圏におけるグリーンベルト計画とは」の題材では、綱島に本部を置くNPO法人鶴見川流域ネットワーキングから岸由二代表理事が登壇。日吉丸の会は「日吉キャンパスにおける緑地保全の取組」のテーマで小宮繁代表が日吉における事例を紹介します。
当日は日吉キャンパス内の「来往舎」2階で、9時30分から11時30分まで開かれ、入場は無料。事前申し込みの必要はないとのことです。
【関連記事】
・慶應日吉キャンパスの豊かな自然、地道に守り続けた有志団体が環境大臣から表彰(2016年6月4日)
・高い評価を得ている日吉の環境保護活動、森を守る2つの団体に注目(2016年6月13日、「日吉丸の会」についても)
・<2020年東京五輪>慶應日吉キャンパスが英国代表チームのキャンプ地に(2016年1月20日)
【参考リンク】
・7月7日(土)「慶應日吉丸の会トークセッション「自然と共生する都市を考える」(慶應義塾大学社会・地域連携室)
・7月7日(土)「<トークセッション>「自然と共生する都市を考える」~慶應日吉キャンパスを事例に、英国の手法を参考に」(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)