写真芸術を育む街・日吉で写真愛好家の作品展、5/28(土)午後に著名講師トークも

横浜日吉新聞
横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅に掲示されたポスター。慶應日吉キャンパスで5月21日(土)、5月23日(月)~28日(土)まで開催。最終日となる28日(土)の15時30分からは講師の長沼勝(つよし)さんが来場、ギャラリートークを実施。ぜひお越しくださいとのこと

横浜市営地下鉄グリーンライン日吉駅に掲示されたポスター。慶應日吉キャンパスで5月21日(土)、5月23日(月)~28日(土)まで開催。最終日となる28日(土)の15時30分からは講師の長沼勝(つよし)さんが来場、ギャラリートークを実施。ぜひお越しくださいとのこと

プロの写真・芸術家も多く輩出している「写真のまち・日吉」で、一般市民が写真に寄せる熱き想いを感じてみませんか――日吉に活動拠点を置く市民サークル「フォトクラブひよし」は、きょう2016年5月21日(土)と、5月23日(月)から28日(土)までの10時から17時まで、第19回目となる「フォトクラブひよし写真展」慶應義塾大学日吉キャンパス・来往舎ギャラリーにて開催します。

「フォトクラブひよし」は1997(平成9)年に日吉地区在住、在勤者の写真愛好家を中心に設立された市民サークルで、現在会員は21名。毎月1回、日吉地区センター(日吉本町1)にて例会を開催、各自が撮影した写真を持ち寄り、全日本写真連盟(東京都中央区)関東本部委員で、神奈川県本部(横浜市中区)の委員長も務める長沼勝(つよし)さんが講評、メンバー間で交流しながら、日々、それぞれが写真の技術を高める活動を行っています。

今回の写真展は、「来年でいよいよ20周年となるので、その足がかりとなる展示会にしたいんです」と、同会の会長を今年から務める杉山二郎さん。長年勤めた会社をリタイアした後、日吉地区センターのイベントでこの会と出会い、入会したとの事。「メンバーは、同じような元サラリーマンや、自営業、主婦など、実に様々なんです」と、月1回の例会は、ほとんどが休まず参加するという、「写真に対する想いが熱い」仲間たちについて語ります。

写真コンテストでも活躍するメンバーも。今回の写真展担当の漆原利大(とします)さんの作品「阿波踊り幻想」は、2015年に開催された第71回ハマ展 受賞者作品(一般の部)で写真部フォトコン賞を受賞している(写真:横浜美術協会ホームページより)

写真コンテストでも活躍するメンバーも。今回の写真展担当の漆原利大(とします)さんの作品「阿波踊り幻想」は、2015年に開催された第71回ハマ展 受賞者作品(一般の部)で写真部フォトコン賞を受賞している(写真:横浜美術協会ホームページより)

「写真という趣味は、とても健康的なんですよ」と、今回の展示会を担当する、入会歴10年以上という漆原利大(とします)さん

「静物画のようなもの、室内に生けられた花やテーブルなどを撮影する、という以外は、多くは自分で外へ出て写真は撮影するものなのです。外へ出て、とにかく歩かないと被写体も見つからない。いろいろなものを目にすることもできます。山や海などの自然、街でのスナップなど。“夜討ち、朝駆け”で、その時間帯にしか撮れない風景を求めて、旅に出る方もいらっしゃいます。写真に対する情熱は、並大抵のものでない方も多くいて、それが、作品のクオリティや、メンバーの様々な写真コンクールでの受賞歴にもつながっているんです」と、会員たちの写真に対する深い想い、熱き情熱についても説明します。

特に今やメンバーの5分の1までを占めるようになったという女性会員についても、「作品が“創造的”なんです」と、高い評価をしているといいます。「女性は“感性”が、本当に素晴らしいですね。全国的な写真コンクールでも、多く賞を受賞したりすることも、女性が圧倒的に増えている気がします。女性は、“図”から入る方が多いからなのでしょうか。男性は、私も含め、機械(メカ)好きが多いですね。技術を高めるには、カメラやレンズなどについて細かく知り、話すのも、大切なことなんですが」と、日頃の活動で感じる男女差についても「大きな驚き」と語ります。

今年2016年から会長に就任した杉山二郎さん。多くの学生が行き交う慶應義塾日吉キャンパスで会場となる「来往舎」前にて。20周年に向けて「新しいことをしていけたら」と意気込みを語ってくれました

今年2016年から会長に就任した杉山二郎さん。多くの学生が行き交う慶應義塾日吉キャンパスで会場となる「来往舎」前にて。20周年に向けて「新しいことをしていけたら」と意気込みを語ってくれました

これまでの作品展の歴史の中では、「サブテーマを設けることもありましたが、今回は各自が“撮りたい”“発表したい”作品を中心に展示しています」と会長の杉山さん。

特に、日頃から講評を行う“先生”の長沼勝さんについては、「三浦市に在住している長沼さんは、横浜や湘南など、三浦半島の写真愛好家が一同に会する『三浦半島みんなの写真展』(横須賀市)の実行委員長を務めるほど、地域での活動に熱心な方なんです。長沼先生が、毎月、三浦から遠路日吉までお越しくださり、技術指導をいただく成果も、観ていただけるのではないかと思っています」と、長沼さんの「指導の成果」にも注目してもらいたいと語ります。

展示最終日となる5月28日(土)15時30分からは、長沼さんをゲストに招いた「ギャラリートーク」を展示会場で実施、長沼さんや各展示作品の撮影者と一緒に作品を見ながら、作品の講評を聞くことができます。「ただ綺麗、美しい、だけではなく、写真の撮り方、見方を知っていただける貴重な機会です。写真の構図や、どういう風に撮ったのか、撮影者も一緒に周るので、より深く作品の魅力や撮影秘話、背景についても知っていただくこともできます。ご来場の方どなたでも参加いただけます。展示会の最後を飾る一大イベントになりますので、ぜひ多くの皆さんにお越しいただけたら」と、杉山さん、漆原さんは、多くの来場を呼び掛けています。

会場となる慶應日吉キャンパス「来往舎」のギャラリーは、日吉駅と反対の奥側、慶應義塾高校(塾高)や藤山記念館側にある。写真に関心がある学生も、気軽に立ち寄れそうな場所にある

会場となる慶應日吉キャンパス「来往舎」のギャラリーは、日吉駅と反対の奥側、慶應義塾高校(塾高)や藤山記念館側にある。写真に関心がある学生も、気軽に立ち寄れそうな場所にある

第19回目となる「フォトクラブひよし作品展」は、慶應義塾大学日吉キャンパス内「来往舎ギャラリー」で5月21日(土)と、5月23日(月)から28日(土)までの10時から17時まで開催。最終日28日(土)のギャラリートークは15時30分より約1時間程度開催予定。入場無料。日吉駅から銀杏並木を歩き、最初の角を左折したところにある「来往舎」の日吉駅側のガラスの扉から入り、緩やかなスロープを直進、階段を上がった反対側(慶應義塾高校・藤山記念館側)の出入り口付近右手にギャラリーはあります。

「展示時間中にはメンバーが交代でご案内しています。写真に興味がある方、写真がお好きな方、ぜひ、お話をしましょう。お声かけください」(漆原さん)とのこと。

実は、横浜日吉は「写真のまち」です。箕輪町2丁目に「東京綜合写真専門学校」1963(昭和38)年に移転・開講してから半世紀以上が経ち、写真を学ぶ学生や卒業生の多くも日吉に通学・在住、プロの写真・芸術家を輩出している街として、特に写真界では広く知られています。

来年、2017年に20周年を迎える市民サークル「フォトクラブひよし」の“写真への想い”に満ちた展示や、今年から会長に就任した杉山さんらメンバーによる日々のチャレンジが、新たな日吉周辺地区の写真文化を市民レベルで一層育み、更なる境地を作っていけるのかについても、大きな注目が集まる写真展になりそうです。

【地図・アクセス】

慶應義塾大学日吉キャンパス案内(キャンパスマップ)※会場となる「来往舎」掲載

【参考リンク】

日吉地区センターサークル紹介~美術・写真 ※フォトクラブひよしの主な活動予定

第71回ハマ展 一般受賞作品一覧(横浜美術協会) ※漆原利大さんの受賞作品「阿波踊り幻想」を掲載

三浦ファンが語る!「三浦自慢」~写真に残したくなる風景(三浦市ホームページ)※長沼勝さんについての記述あり

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