<北綱島特別支援学校>市が分教室化後の閉校時期は撤回、「環境継続」を強調

横浜日吉新聞

北綱島特別支援学校(綱島西5=北綱島小学校となり)を閉校方針を打ち出している横浜市教育委員会は、上菅田(かみすげた=保土ケ谷区)特別支援学校の分教室としたうえで、閉校時期を定めず、希望する新入生を受け入れていくとの方針を明らかにしました。現在開会されている横浜市会の「決算第一・決算第二特別委員会連合審査会」で、栄区選出の輿石且子(こしいしかつこ)市議(自民党)の質問に岡田優子教育長が答えたものです。

最近リニューアルされた「北綱島特別支援学校」の公式サイト

岡田教育長は北綱島特別支援学校の閉校時期について、「これまで平成38(2026)年度末までとしていたが、分教室の閉級(分教室なので閉校ではなく閉級)時期を定めないこととし、就学指導上の通学区域を現状よりも縮小するものの、希望する新入生を受け入れていくよう方針の一部を変更する」と答弁。

そのうえで「分教室へ移行しても、現状と変わらない環境を継続することはもとより、本校である上菅田特別支援学校との連携を図ることで、さらに充実した教育ができるよう工夫していく」と表明しました。

一方で、分教室化される北綱島は「本校となる上菅田特別支援学校の校長が責任者」(同教育長)となり、「管理的な立場の者を分教室に配置する」(同)ものの、「教職員の所属は上菅田特別支援学校となり、分教室も含めた在籍児童生徒および学級数に応じた人員配置となり、柔軟な職員交流が可能となる」(同)としています。

分教室化でも市はスクールバスなど、現在の教育環境は維持していくとしている

また、医療的ケアや給食、スクールバス、進路指導はこれまで通りの水準を維持するとし、「学識経験者等のご意見も伺いながら、今後の教育課程の編成等を進めていく」(同)。

質問した輿石市議は、「保護者のみなさんは不安を抱いており、9月30日に行われた説明会でも(教育委員会の方針を)ご理解いただいているといえる状況ではなかったと伺っている。有識者会議の開催を要望したい。また、名称が分教室になると貧弱な印象を与えるため、名称についても検討してほしい」と注文を付けていました。

【関連記事】

北綱島特別支援学校は「分教室」後に閉校、市教委が“再編整備”の特設ページ(2017年4月18日)

地域の大切な「北綱島特別支援学校」が消される!人口増なのに“縦割り行政”の弊害で(2016年9月20日)

【参考リンク】

市立肢体不自由特別支援学校再編整備について(2017年6月9日最終更新、横浜市教育委員会)


関連スポンサー広告(グーグルから配信)