北綱島特別支援学校は「分教室」後に閉校、市教委が“再編整備”の特設ページ

横浜日吉新聞

北綱島特別支援学校(綱島西5)を閉校するための“地ならし”なのでしょうか。横浜市教育委員会はきのう(2017年4月)17日、公式サイト上に「市立肢体(したい)不自由特別支援学校再編整備について」と題した特設ページを公開し、北綱島特別支援学校の閉校方針にいたった経緯など再編計画をまとめています。

横浜市及び周辺 特別支援学校(肢体不自由)分布図。北綱島特別支援学校の近隣には県立中原養護学校(井田)があるものの、児童生徒数が過大化しており、老朽化も指摘されている(市教委の資料より)

横浜市及び周辺の特別支援学校(肢体不自由)分布図。北綱島特別支援学校の近隣には県立中原養護学校(井田)があるものの、児童生徒数が過大化しており、老朽化も指摘されている(市教委の資料より)

同ページでは、神奈川県が設置義務を持つ特別支援学校を横浜市が独自に設置してきたことに触れ、「重度の在宅障害児にもスクールバスによる通学を保障するなど、全国にも先駆けて重度の障害児への教育保障を行ってきました」と振り返るとともに、「軽度から重度までの児童生徒が共に学ぶことや、震災等の防災意識の高まりからできるだけ自宅の近隣の特別支援学校で教育が受けられることが求められています」との現状を報告。

そのうえで、「軽度の学校は上菅田(かみすげた=保土ケ谷区)特別支援学校1校であるため、過大規模化やスクールバスによる送迎が長時間化するほか、北綱島特別支援学校では児童生徒数の増加による教室の狭隘(きょうあい)化や、音楽室・図工室等特別教室の不足が大きな課題」だといいます。

「軽度から重度の児童生徒に幅広く対応できるよう、全市的な立場で再編整備を行い、教育課程や教育環境をより充実させていきます」と述べています。

北綱島小学校の隣に建つ北綱島特別支援学校

北綱島小学校の隣に建つ北綱島特別支援学校

北綱島特別支援学校については、「左近山(さこんやま=旭区の保土ヶ谷バイパスに近く)特別支援学校(仮称)の開校に伴い閉校としますが、健康上の理由等により転校が著しく困難である在校生及び保護者の負担や不安を軽減し、安全に教育を受けられるよう、上菅田特別支援学校の分教室として、これまでと変わらない教育環境を維持していきます」と表明。

そのうえで「計画が公表された27年度時点の在校生が高等部を卒業するまで分教室として存続していきます」とし、一昨年(2015年)度時点での在校生が卒業した時点で閉校することを示唆しています。

【関連記事】

<北綱島特別支援>市教委「近隣に移転先見つけられず」「閉校方針に変わりない」(2016年10月12日)

地域の大切な「北綱島特別支援学校」が消される!人口増なのに“縦割り行政”の弊害で(2016年9月20日)

老朽化が進む井田の「中原養護学校」、大地震で倒壊の危険性が指摘される(2017年3月23日、近隣の県立中原養護学校は老朽化と肥大化が指摘されている)

【参考リンク】

市立肢体不自由特別支援学校再編整備について(2017年4月17日公開、横浜市教育委員会)


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