<丘の多い日吉は特に重要>横浜市が港北区内940カ所の「がけ地」を現地調査

横浜日吉新聞
日吉3丁目ではがけ地の崩壊防止へ法(のり)面をコンクリートで固める工事も行われている(後方に見えるのは慶應義塾大学矢上キャンパス)

日吉3丁目ではがけ地の崩壊防止へ法(のり)面をコンクリートで固める工事も行われている(後方に見えるのは慶應義塾大学矢上キャンパス)

横浜市は今年度(2016年)、港北区内にある約940カ所の「がけ地」について、今月(4月)から7月にかけて現地調査を行うと発表しました。傾斜度が30度以上で高さ5メートルのがけ地があり、がけ崩れ発生のおそれがある「土砂災害警戒区域内」を対象とする調査で、区内には221の区域があるなかで、日吉は30、綱島は6つが指定されています。

特に丘の多い日吉では警戒区域として指定されている区域が多く、指定区域が1つもないのは日吉5~6丁目、日吉本町3~4丁目、箕輪町2丁目、下田町2丁目の6区域(字=あざ)にすぎません。綱島では丘陵地帯の綱島台を中心に6カ所が急傾斜地で、なかには、綱島東2丁目の「諏訪神社」付近や「綱島地区センター」周辺の綱島西1丁目も入っています。

がけ地調査の様子(横浜市のニュースリリースより)

がけ地調査の様子(横浜市のニュースリリースより)

今回の調査では、がけ地の形状や現状、がけ地に近接する建物の状況などを調べたうえで、「がけ地のカルテ」を作るといいます。これにより、土砂災害警報が発令された際に一斉に避難を呼びかける区域を選んだり、避難を促したりするために役立てられます。

調査は市が委託した専門業者が行い、記録の写真を撮ったり、地盤調査用の機器を用いて地層の確認を行ったり、がけの高さや勾配を測定器で調べたりするといいます。

2013年10月15日の台風26号では、日吉3丁目では約500平方メートルにわたってがけ崩れが発生し、電柱倒壊や停電も起きているだけに、危険を事前に回避するためにも、大事な調査となりそうです。

【関連記事】

大地震発生後、綱島街道エリアで「液状化」と日吉全域に「土砂災害」の危険性(2016年3月11日)

【参考リンク】

港北区の急傾斜地一覧(神奈川県、区内221区域のうち日吉は30区域、綱島は6区域、詳細な地図も掲載)

崖地の現地調査へのご協力をお願い致します(横浜市建築局)

がけ地現地調査の実施についてPDFファイル、港北区、2016年3月22日)


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