日吉・箕輪町で「米作り」を学ぶ、小嶋さんの“田植え”を地元小学生が見学 | 横浜日吉新聞

横浜日吉新聞

日吉・箕輪町神奈川産お米「はるみ」の田植えが今年(2024年)も行われました。

先週6月7日(金)、日吉駅から徒歩10数分の箕輪諏訪神社前に広がる箕輪町3丁目の水田で行われた「田植え」を、横浜市立箕輪小学校(箕輪町2、井上強校長)の5年生5クラスの児童が見学。

箕輪町3丁目で「田植え」を行う小嶋喜久夫さん(6月7日)

箕輪町3丁目で「田植え」を行う小嶋喜久夫さん(6月7日)

社会科の単元で学ぶ「米作り」を、地元で学べる貴重な機会としての時間を過ごしました。

同小学校から水田までの距離は徒歩で約10分少々。

箕輪小学校の5年生児童が2つの時間帯に分かれ見学を行った。右手奥に箕輪諏訪神社内の箕輪町公会堂(集会所)がある

箕輪小学校の5年生児童が2つの時間帯に分かれ見学を行った。右手奥に箕輪諏訪神社内の箕輪町公会堂(集会所)がある

地域のボランティアが見守る中、2回に分けての「田植え」見学を行いました。

「田植え」を行っているのは、同町在住の小嶋喜久夫さん

子どもたちの来訪に笑顔を見せる小嶋さん

子どもたちの来訪に笑顔を見せる小嶋さん

江戸時代から数百年以上もの間行われてきた稲作を、祖父の八郎さん父の久和さん(いずれも故人)から継いできたといい、この日は妻の裕子さん子の将史(まさふみ)さんとともに作業を実施。

先月5月18日に種を植えたという、昨年(2023年)収穫した種から育てた苗田植え機にセット、約2700平方メートルの広々とした水田に一歩ずつ歩みを進めながら植える作業を行っていました。

息子の将史さんが苗を運搬。前年に収穫した種から育てたという

息子の将史さんが苗を運搬。前年に収穫した種から育てたという

この日は箕輪小学校の児童のほか、日吉や箕輪町の複数の保育園児も散歩で来訪。

小嶋さんが育てた「箕輪米(日吉米)」の販売を手掛ける「お米のかどや」(箕輪町3)を経営する角屋商事株式会社(同)取締役の飯山清志さんも来訪し、今年の「田植え」の状況を確認。「まちとともに歩む学校づくり懇話会」や地域ボランティアとしても日々接する同小学校の児童や教員たちを激励していました。

「お米のかどや」の飯山清志さんはこの春から「箕輪町商工会」の会長としても2度目の就任。右奥は天台宗大聖院

「お米のかどや」の飯山清志さんはこの春から「箕輪町商工会」の会長としても2度目の就任。右奥は天台宗大聖院

昨年度(2023年度)の5年生一部クラスでは、校内でバケツを使用した「稲づくり」に挑戦、小嶋さんが学校を訪れアドバイスも行ったといい、「今年も挑戦してみたい」との声も一部のクラスで上がっていました。

稲刈りは今年も9月頃を予定しているといい、おおむね1反(約1000平方メートル)あたり8俵(ひょう)から9俵のお米が採れるとのこと。

水田近くでカエルが現れ子どもたちは大喜び

水田近くでカエルが現れ子どもたちは大喜び

そのうち6俵から8俵を、脱穀したのち、「お米のかどや」に卸しているといいます。

同店からは、2022年度から同小学校のほか、日吉台小学校(日吉本町1)、綱島東小学校(綱島東3)にも「箕輪米」を約50キログラムずつ納めているとのことで、今年も3校の給食で、地元・日吉で穫れたお米を味わい、楽しむ機会が訪れることが期待されます。

東急東横線(左奥)が見える場所に水田が広がっている

東急東横線(左奥)が見える場所に水田が広がっている

【関連記事】

神奈川・日吉の「はるみ」を今年も発売、“しっかり食感で甘み”と箕輪町の米店(2021年10月5日)

児童急増中の箕輪小が「地元米」給食、生産者の小嶋さんが初の“試食”で来校(2021年11月8日)

【参考リンク】

「お米のかどや」公式サイト(角屋商事株式会社)

【みのわ日記】10月6日 週末ふりかえり~箕輪米、収穫!(横浜市立箕輪小学校)


カテゴリ別記事一覧