日吉・綱島・新綱島でもQRとクレカ対応「新改札機」が始動、観光チケット販売も | 横浜日吉新聞

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新しい自動改札機を使った観光デジタルチケットの販売が始まっています。

先月(2024年)1月19日までに東横線の各駅や新綱島駅で「クレジットカードのタッチ機能」と「QRコード」に対応した自動改札機新設され、同改札機を使ったデジタルチケットの商品ラインナップが1月30日から大幅に拡充しました。

新綱島駅に設置された新たな自動改札機、従来の改札機にQRコードの読み取り機などを増設した形(2024年1月撮影)

今回の新改札機は、スマートフォンクレジットカードを使った鉄道乗車に加え、沿線の観光施設やレストランなどでの入場券や支払いをデジタルチケットとして設定し、ワンストップで完結させようという目的で設置されたもの。

東急電鉄が昨年(2023年)8月から田園都市線で実証実験として開始し、昨年12月には東横線の各駅と東急新横浜線の新綱島駅にも対応の自動改札機を設置していました。

東急電鉄のデジタルチケットサービス「Q SKIP(Qスキップ)」の販売サイト

一連のデジタルチケットのサービスは「Q SKIP(Qスキップ)」と名付けられ、「東急線ワンデーパス」などの1日券5種類に加え、観光施設の入場券や食事をセットにした観光券12種類の販売も始まっています。

観光券は、東急線ワンデーパスと渋谷駅前の47階建てビル「渋谷スクランブルスクエア」の屋上にある展望施設「渋谷スカイ(SHIBUYA SKY)」の入場券をセットにした商品(大人2840円、中高生2340円)をはじめ、渋谷駅近くにある「セルリアンタワー東急ホテル」の食事コースをセットにした商品も設定されています。

Qスキップでは1日券に加え観光チケットの販売も増えている(画像は一部、Qスキップ販売サイトより)

従来、鉄道と観光券をセットにした商品は、自動改札機に対応した紙のチケットとして販売するか、デジタルチケットでは有人改札口人の目でチェックを受けるような形が一般的でしたが、クレジットカードのタッチ機能やQRコードに対応した新たな自動改札機を設置したことにより、利用者の利便性は高まりそうです。

なお、相鉄(相模鉄道)と共同管理している東急新横浜線の新横浜駅は、2024年度中に対応改札機の設置が行われます。

【関連記事】

<東急電鉄>日吉・綱島・新綱島にも「QR」と“クレカタッチ”対応の改札機(2023年12月11日)

【参考リンク】

「クレジットカードのタッチ機能」「QRコード」を活用した乗車サービスの実証実験を本日より東急線の全駅で実施します(東急電鉄、2024年1月19日)

デジタルチケットサービス「Q SKIP(Qスキップ)」(QRコードまたはタッチ決済付きのクレジットカードで改札口を通過可能)


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