デジタルチケットに対応した自動改札機が日吉や綱島など東横線の各駅と新綱島駅に設置されました。
東急電鉄は今年(2023年)8月30日に始めた「タッチ機能に対応したクレジットカード」と「QRコード」を使って鉄道に乗車できる実証実験で、先行して実施していた田園都市線に続き、12月12日(火)から東横線や目黒線などにも拡大すると発表しました。
この実証実験は、QRコードとタッチ機能を持ったクレジットカードに対応した自動改札機を各駅に設置し、それらに対応したデジタルチケットを販売するもので、8月末から「Q SKIP(Qスキップ)」と名付けられた専用販売サイトが設けられています。
12月12日からこのQスキップで「東急線ワンデーパス」や「東急線東急バス一日乗り放題パス」を紙の乗車券などと比べて20円から50円安い価格で販売を開始。
購入後はQRコードまたはクレカタッチを選択し、対応の改札口から改札内への入場と列車への乗車が可能となるものです。
スマートフォン画面に表示されるQRコードは、偽造防止のため紙に印刷しての利用はできないとのこと。
クレジットカードのタッチ機能は、Visa(ビザ)やJCB(ジェーシービー)などが提供する非接触型の決済方法で、カードを挿し込んだり、読み取り機に通したりせず、交通系ICカードのようにかざすだけで使える仕組み。「タッチ決済対応マーク」が付いているカードで対応しています。
東急電鉄では、「東急線沿線にお住いの方だけでなく、訪日外国人を含む来街者の方へも、柔軟でシームレスな乗車を実現するために、タッチ決済に対応したクレジットカードを使用した後払いの乗車サービスについても、2024年春以降の実施に向け検討していきます」としています。
また、Qスキップを通じて東急グループの施設と連携した企画乗車券の販売も行う予定。
なお、相鉄・東急新横浜駅への対応改札機の設置は2024年度内になるとのことです。
【参考リンク】
・東急電鉄「Q SKIP(Qスキップ)」(2023年12月12日から新商品を発売)