「事故ゼロ」の願いは、日吉駅を行き交う人々に届いたのでしょうか。
横浜市港北区(大豆戸町)が主体となる港北区交通安全対策協議会(会長:漆原順一港北区長)は、今年(2022年)7月11日から7月20日まで神奈川県内で一斉に行われている「夏の交通事故防止運動」にあわせ、東急線日吉駅の地上コンコース(日吉2)で「夏の交通事故防止運動キャンペーン」を実施。
夏休みを前に多く通りかかる学生を含む通行人らに、約300セット用意されたチラシや反射シールなどの物品を配布し、交通事故防止を呼びかけました。
この日、日吉駅前には、港北警察署の署員のほか、港北交通安全協会や港北安全運転管理者会、港北青少年交通安全連絡協議会や港北地域交通安全活動推進委員協議会、港北交通指導員連絡協議会のメンバーが集結。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、昨年(2021年)は2年ぶりに日吉駅での同キャンペーンがおこなわれ、今年もキャンペーン初日となる7月11日の午後に、人数を絞り約20人が参加。
コロナ禍以前の規模ではないものの、一人ひとりがその役割を担うべく“真剣なまなざし”での活動をおこなっていました。
実施の冒頭であいさつをおこなった港北交通安全協会の嶋村公(ただし)会長は、「交通事故は多少減少傾向にあるが、少しでも件数が減って人身を守ることができるよう広報していきたい」と、事故防止を呼び掛ける活動の必要性を訴えます。
港北署の下田憲司交通課長は、「県下を挙げて(今回の)キャンペーンを実施していますが、特に港北区は市内で最も人口が多く、子ども、高齢者が被害にあう事故が増えています。特に子どもたちにも、交通ルールを守ろうという意識付けをおこなうことができれば」と意気込みます。
また「車、バイクや自転車などの二輪車を運転する人々にも、子どもたちが街に増える夏休み時期ならではの状況、また帰省やレジャーといった、日常と違う環境下での事故を防ぐためにも注意喚起をしていきたい」(下田課長)と話していました。
今回のキャンペーンで配布された資料や啓発グッズは下記の通りとなっています。
- 令和4年度 夏の交通事故防止運動 横浜市実施要綱(横浜市交通安全のページ・PDFファイル)
- 自転車ルールのきほん(横浜市道路局)
- 免許返納後、「運転経歴証明書」で港北区の商店街でお得にお買い物!~港北区の皆さんにおトク情報/運転免許自主返納をお考えの方へ(横浜市港北区役所地域振興課・PDFファイル)
- 靴用反射シール(サンエス技研株式会社=本社:都筑区北山田)
- 光るサイクルリフレクター(同)※「安全は 心と時間のゆとりから」横浜市交通安全協会のステッカー貼付
- 緊急用ID あにまるすとらっぷ(同)※「安全は 心と時間の ゆとりから」港北交通安全協会のステッカー貼付
【関連記事】
・2022年「はまっ子交通安全教室」は8校が中止、 “暑さ対策”の初挑戦も(2022年7月13日)
・もし加害者になったら“1億円”必要?自転車の事故防止をアピタテラスで呼び掛け(2022年5月10日)
【参考リンク】
・交通事故発生状況(横浜市港北区)
・交通安全のページ(同)
・港北区交通安全対策協議会(同)
・港北区内の交通事故発生概況:令和4年5月末暫定値(神奈川県警港北警察署)※負傷者数は対前年マイナス31人だが209人にのぼる
・港北区内の交通事故概要/犯罪発生状況(港北区連合町内会定例会資料・PDFファイル)※右折車と直進車による事故(右直事故)が増加、その特徴など