「小学校50周年」で盛り上がった体育館でのイベントから大型ホールに――“地域ぐるみ”を目指したコンサート企画が盛り上がります。
今月(2022年)7月18日(月・祝)13時30分から16時まで(開場13時、終演時刻は予定)、港北公会堂(大豆戸町)で、歌や舞台、ダンスのコラボレーションを楽しむことを目的とした「みんなスマイルコンサート」がおこなわれます。
港北区を拠点とし2020年から活動するエレクトーンとピアノのデュオ「えれぴあプラス(+)」が中心となった同実行委員会が主催するもの。
メンバーの多くは、昨年(2021年)に50周年を迎えた新吉田小学校(新吉田東6)の式典にかかわった保護者やミュージカルのメンバーたち。
「50周年のときに行ったミュージカルをきっかけに、今度は港北公会堂でオリジナルのコンサートを行うこととなりました。新吉田小学校を飛び出して、今度は港北区に規模を広げてのものになります」と、前PTA会長で、式典の実行委員長も務めた榎本哲也さん。
ミュージカルで演奏をおこなったという「えれぴあプラス」のエレクトーン奏者の山本真紀さん、ピアノ奏者の伊藤未央さんの2人が企画の中心を担っているといいます。
「えれぴあプラス」は、新吉田東5丁目の「しんよしだ幼稚園」(学校法人長瀬学園、長瀬正一郎園長)で現在リトミック教室を開講中。
「幼稚園や小学校でのつながりも生まれる中、地域の子どもたちや保護者との輪をさらに広げてのコンサートの開催に至りました」と、ピアノ奏者の伊藤さんは説明します。
同小学校の在学児童や保護者のみならず、山本さんが一時期在住していた都筑区時代のつながりでの参加もあるといい、第1部から第3部までの「3部構成」でコンサートを企画。
エレクトーンとピアノの生演奏のほか、合気道や箏(こと)、ダンスや器楽の合奏で「親子参加型」ステージ」を演出。
音楽朗読劇「スマイリーの冒険」では、尾崎杏奈さんがバイオリン、KUNIKOさんがサクソフォンを演奏し、関谷道代さんが「語り」をおこなう予定です。
先週7月2日(土)に同小学校の体育館でおこなわれたリハーサルには、出演者や地域のボランティアスタッフなど約70人が来訪し、当日のステージの流れや動き方などを確認。
例年より早い梅雨明け後の暑さもあいまっての「熱気」で、会場内は本番直前の緊張感みなぎる盛り上がりを見せていました。
第1部で箏の演奏、第3部で語りを担当する同小学校校長の関谷さんも、自ら箏を持ち込みリハーサルに参加。
「校長室にも箏を置いています。ピアノなどと同様に、子どもたちにも箏に親しんでもらいたいという気持ちを持っています」と、当日演奏する予定の「ジャパネスク響」、「ネバー・オン・サンデー」の2曲の筝曲用の譜面を手にリハーサルに臨んでいました。
今回のコンサート事業は、3年に1度の「音楽の祭典」として横浜市全域でおこなわれる「横浜音祭り2022パートナー事業」として、音祭りを企画開催する横浜アーツフェスティバル実行委員会と、港北区役所の後援を受けての開催になるとのこと。
入場チケットは全席自由で大人(中学生以上)1800円、小人800円。膝上鑑賞の子どもは無料。インターネット上からの事前申し込みを受け付けているほか、当日券の販売も予定されているとのことです。
【関連記事】
・<レポート>新吉田小創立50周年ウイーク、ミュージカルや式典で「最終章」(2021年11月23日)
・新吉田小が50周年ウイーク、「しんよしだくん」パン販売や記念行事も(2021年11月18日)
・子育て中でも諦めない、大倉山の鈴木美美子さんが海外で学んだ「音楽で人をつなぐ」心(新横浜新聞~しんよこ新聞、2018年10月18日)※バイオリンの尾崎杏奈さんは「ハッピーマザーミュージック」に所属している
【参考リンク】
・みんなスマイルコンサート(横浜音祭り2022~横浜アーツフェスティバル実行委員会)
・「えれぴあ+みんなスマイルコンサート」チケット申込フォーム(Googleフォーム)