<新綱島駅>区民文化センター「ステージ幕」を選定、料金など概要も議決へ

横浜日吉新聞

港北区や綱島らしさがあふれる「ステージ幕」デザインを発表、利用料金などの概要も議決される予定です。

「港北区区民文化センターニュース第7号」(リンクはPDFファイル)では、緞帳(ステージ幕)のデザインが決定したことと、決定した理由について詳しく綴られている(港北区のサイト)

「港北区区民文化センターニュース第7号」(リンクはPDFファイル)では、緞帳(ステージ幕)のデザインが決定したことと、決定した理由について詳しく綴られている(港北区のサイト)

横浜市港北区区政推進課は、2023年度下期(10月~2024年3月)に開館する予定の「港北区区民文化センター」(綱島東1)の緞帳(どんちょう=ステージ幕)デザインを、同課が制作した「港北区区民文化センターニュース第7号」(2022年2月4日発行)で公表。

「横浜市区民文化センター条例」に、同センターの名称位置、センター内の施設指定管理者選定評価委員会、各施設の利用料金(上限)などを新たに追記、現在開催されている横浜市会で可決される見込みです。

東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の新綱島駅(綱島東1)の上部に建てられる「29階建て再開発ビル」内の同センターに設置予定の緞帳のデザインについては、昨年(2021年)夏から検討を開始。

芸術分野の有識者や地域代表など7人の意を施工者の東急建設株式会社(東京都渋谷区)が選定した株式会社川島織物セルコン(京都市左京区)に提示、4案の候補デザインの中から、有識者や地域代表らがそれぞれ意見や要望を寄せた内容を参考に、最終的には鵜澤(うざわ)聡明港北区長「ゆめの花を咲かせて」と名付けられた作品を選出したといいます。

色とりどりの四角形は、様々な花々の色や、人々の多様性、整備された街の様子や、夢と希望の象徴、港北区の過去(歴史)と未来をテーマとしているという (港北区区民文化センターニュース第7号~港北区のサイト)

色とりどりの四角形は、様々な花々の色や、人々の多様性、整備された街の様子や、夢と希望の象徴、港北区の過去(歴史)と未来をテーマとしているという (港北区区民文化センターニュース第7号~港北区のサイト)

地域代表として意見聴取に招かれた綱島地区連合自治会の佐藤誠三会長は、「綱島のシンボル・桜や桃、鶴見川を入れてほしいと意見を述べました」と、池谷(いけのや)家住宅(綱島東1)や飯田家住宅(綱島台)、田邊家住宅(下田町3)などの地元の古民家をイメージしたイラストも含む“地元ゆかりのデザイン”が多く採用されたことを喜びます。

2015(平成27)年から翌2016(同28年)年まで4回にわたりおこなわれた「区民文化センター基本構想検討委員会」でも、基本理念「ハートでつながる わたしたちのまち」の決定に委員の一人としてかかわった大倉精神文化研究所(大倉山2)の平井誠二理事長も、今回の緞帳選定に有識者として参加。

様々な演目にも合わせやすく、多目的に使用できる、和洋を問わないデザイン。、全体は内装の木質に合わせて優しい色調に(港北区区民文化センターニュース第7号~港北区のサイト)

様々な演目にも合わせやすく、多目的に使用できる、和洋を問わないデザイン、全体は内装の木質に合わせて優しい色調に(港北区区民文化センターニュース第7号~港北区のサイト)

区の木・ハナミズキ区の花で大倉山のシンボルでもある、研究所が入る大倉山記念館も描かれています。一人ひとりが集まりつながることで、区内の文化芸術を盛り上げていくことができれば」と、今回の緞帳に描かれた自然や名所の数々を大切にしていくことで“つながる”ことの大切さを切々と語ります。

区政推進課でまちづくり調整を担当する川尻拓哉さんは、「どの案を採用するかの意見は分かれたのですが、基本理念でも掲げた、人がハート(心)でつながる大切さ、また和洋どういった演目でも、その存在の主張をしすぎず舞台に彩りを加えるデザイン、さらには区民の皆さんにより親しみを感じてもらいたいとの想いから、今回の作品を区長が選出しました」と、基本理念をベースに緞帳を選んだ経緯を説明していました。

施設概要を議決、指定管理者募集や愛称投票の実施へ

「横浜市区民文化センター条例」に港北区民文化センターの各施設の利用料金の範囲を追加。収容人数を加味しながら、他の区民文化センターの水準に合わせているという(横浜市会のサイト)

「横浜市区民文化センター条例」に港北区民文化センターの各施設の利用料金の範囲を追加。収容人数を加味しながら、他の区民文化センターの水準に合わせているという(横浜市会のサイト)

また、区民文化センターの設置に関する条例として1993(平成5)年に定められた「横浜市区民文化センター条例」に、港北区民文化センターの概要を加筆。

現在おこなわれている横浜市会に提出しており、可決された後、今年(2022年)4月1日から施行される予定です。

ホールギャラリー音楽ルーム練習室楽屋などを1日単位平日と土日祝利用時の「上限金額」を定めているほか、ホールとギャラリーについては、入場料等を徴収する場合としない場合の2通りの利用料金を設定。

「これまで開館されている市内10館などの水準にあわせて価格を設定しました」と、市文化観光局の担当者も、座席数については考慮した上での金額であると説明していました。

施設の運営については指定管理者制度を採用する予定で、「指定管理者選定評価委員会」の設置についても条例で定め、港北区地域振興課が募集をおこなう計画です。

「港北区区民文化センターニュース第7号」で区民文化センターの愛称選定に至るスケジュールについても詳しく触れている

「港北区区民文化センターニュース第7号」で区民文化センターの愛称選定に至るスケジュールについても詳しく触れている

いよいよ来年(2023年)3月に開業が迫る東急新横浜線とともにその動向に注目が集まる区民文化センター。

昨年12月22日から今年1月末まで募集してきた施設の愛称案については、151件の応募があったといい、一次選考、商標確認ののち4案まで絞り、区民投票を5月から6月までおこない、最終的な愛称を7月末には公表する予定としています。

区の木・ハナミズキ区のキャラクター・ミズキーにちなんだアイデア、また“ハートでつながる”という基本理念にまつわる名前も多く寄せられている(地域振興課の担当者)といい、最終決定に至る4案の発表が待たれることになりそうです。

【関連記事】

新綱島駅で建設中「港北区民文化センター」、愛称をどう付けるか?(2021年12月24日)

43年前の熱き思いを再び、人間国宝が残した港北公会堂「緞帳」の価値とは(2021年12月14日、川島織物(現・川島織物セルコン)が緞帳の織りを担当したエピソードなど)

新綱島駅に建設中の「区民文化センター」、開館は2023年10月以降に(2020年12月18日)

【参考リンク】

港北区における区民文化センターの整備について(港北区区政推進課)

横浜市第 125 号議案 横浜市区民文化センター条例の一部改正(横浜市会:市民・文化観光・消防委員会資料、令和4年2月15日・横浜市文化観光局)※PDFファイル


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