新吉田の高校生が、世界最高峰を目指す「夢」を、新区長に報告しました。
港北区新吉田在住で、横浜市立新田中学校(新吉田東5)出身、地元・神奈川県立新栄高校(都筑区新栄町)に在学している高校1年生の村田悠磨(ゆうま)さんは、今年(2021年)4月11日、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で開催された「全日本カート選手権」FP-3部門・東地域第1戦で優勝。
今週(2021年)5月24日の午後に、港北区役所(大豆戸町)を表敬訪問し、今年4月から就任したばかりの鵜澤(うざわ)聡明区長に活動報告を行いました。
村田悠磨さんは、レーシングカートチームのエスピーエス(SPS)川口(埼玉県志木市)に所属し、レース活動中。
この日の訪問に同行した父の村田竜一さんが悠磨さんを「全面的」に支えているといい、都内で働く会社員だという竜一さんは、会社の理解を得て、有給休暇などを利用しサポートしているといいます。
レース場への送迎はもちろん、レースではメカニックとしても悠磨さんを支えているという竜一さんは、「勤務する会社もスポンサーとして加わってくれました」と説明。
竜一さんの職場・三井住友海上火災保険株式会社(東京都千代田区)やパナソニック(Panasonic、大阪府門真市)などの大手企業や、公益財団法人横浜市スポーツ協会(中区尾上町)をはじめ、地元・綱島のスポ―ツクラブなど、16以上の企業・団体などからのサポートを受けていることに感謝の意を表します。
6歳の頃から、竜一さんの影響を受けてカートに乗り始めたという悠磨さんも、「高校に入ってからのほうが成績が上がりました。レース参加時は学校を休む許可をもらい、補習は受けずに済んでいます」といった、学校の協力を得ながら、無事に活動を行っているというエピソードについても披露。
港北区長の鵜澤さんは、2014年以来、7年ぶりに日本人F1ドライバーになった、悠磨さんも尊敬しているレーサーだという角田(つのだ)裕毅さん(相模原市出身)に続いて、「横浜、そしてこの港北区から、F1ドライバーとして活躍してもらえれば嬉しい」と、悠磨さんに熱きエールを送っていました。
「いつか、F1の世界的な舞台・モナコ(モナコ公国)や鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)の本コースも走り、観戦される皆さんに“わくわく”してもらえるような走りで、世界中の人々の“原動力”になれたら」という大きな目標を熱く語る悠磨さん。
地元・新吉田からの“夢”を叶えるべくチャレンジを続ける悠磨さんと、悠磨さんを支える竜一さんとの日々の挑戦は、新型コロナ禍の中で新しい希望や勇気を灯すエピソードとして、これからも新吉田や綱島、そして港北区周辺の人々を勇気づけていくことになりそうです。
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【参考リンク】
・村田悠磨公式サイト ※2021年6月サイト新設、リンク追記
・村田悠磨選手が港北区鵜澤聡明区長を表敬訪問(公益財団法人横浜市スポーツ協会)
・当協会は「横浜初のF1ドライバー」を目指す村田悠磨選手を応援します! (同)※PDFファイル
・全日本カート選手権とは(株式会社モビリティランド)※「国内最高峰のカートレース」についての紹介など
・2021 series全日本カート選手権/ジュニアカート選手権公式サイト(一般社団法人 日本カート選手権オーガナイザー協会)