旅行最大手「JTB」も日吉駅前から撤退、中央通りで1993年から営業 | 横浜日吉新聞

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旅行業界最大手「JTB」も日吉駅前からの撤退が決まりました。中央通りにある「JTB日吉駅前店(旧「JTBトラベランド)」(日吉本町1、三陽ビル1階)は今週(2020年)8月5日(水)での閉店を告知し、1993(平成5)年から約27年にわたる日吉の拠点が閉じられます。6月末で閉店したHISに続き、長年親しまれた旅行会社が相次ぎ日吉駅前から姿を消すことになりました。

中央通りにある「JTB日吉駅前店」(2019年12月)

駅から徒歩1分ほどの中央通りにある同店は、ツアーなどの旅行商品だけでなく、JRや航空券も取り扱う利便性の高い店でしたが、新型コロナウイルスにともなう緊急事態宣言の発令で4月8日(水)から一時休業。先月7月18日(土)の営業再開を知らせるタイミングで、翌月での閉店も店頭告知していました。

なお、駅構内にある「東急トラベルサロン日吉駅(旧「東急旅行センターテコプラザ」)」がJTBの総合提携店として同社の商品を取り扱っているほか、現時点で「トレッサ横浜」や「グランツリー武蔵小杉」にもそれぞれJTBの店舗が置かれており、利用者への影響は少ないものとみられます。

旅行会社が相次いで閉店することになった日吉の街では、3月に多くの学生や保護者らが訪れる慶應義塾大学日吉キャンパスでの卒業式がオンラインでの開催となったことに加え、緊急事態宣言が出された4月7日以降は、約1万1500人の学生が在籍する日吉キャンパスと、約3600人が在籍する矢上キャンパスが6月7日までの2カ月間にわたって閉鎖していました。

その後も、同大学がオンライン授業を続けていることもあって、駅周辺の人出が長期間にわたって戻っていない状態です。この間に閉店した飲食店などの店舗やテナントなども複数あり、街への影響拡大が懸念されます。

)本記事は複数の読者の方から情報提供をいただきました。ありがとうございます

【関連記事】

20年超営業の「HIS」が日吉から撤退、新型コロナで旅行需要が激減(2020年6月19日、HISも6月末で閉店した)

【参考リンク】

JTB日吉駅前店(8月5日閉店)

東急トラベルサロン日吉駅(旧「東急テコプラザ」、JTB総合提携店となっている)


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