<綱島・池谷家>桃待つ農園で「びわ」を販売、SNSの新規開設も | 横浜日吉新聞

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綱島・池谷家に、今年も「びわ」と「桃」の季節がやってきます。

綱島・池谷(いけのや)家にたわわに実ったびわの実。6月4日から数日間のみ発売する予定(池谷道義さん撮影・提供)

綱島・池谷(いけのや)家にたわわに実ったびわの実。6月4日から数日間のみ発売する予定(池谷道義さん撮影・提供)

明治30年代からの百十数年もの桃栽培の歴史を継ぎ、現在、綱島で唯一の桃農家として知られる池谷家の「池谷桃園」(綱島東1)。

今年(2020年)は、桃の花が、3月11日に“過去最速”の開花となったものの、実の成長スピードは「おそらく平年並み」(第16代当主の池谷道義さん)とのことで、来週(6月8日の週)頃から収穫に入る見込みとなっています。

例年、日月桃(じつげつとう、6月上旬)、日川白鳳(6月中旬)、蟠桃(ばんとう、7月中旬)、そして黄金桃(おうごんとう、8月上旬)といった種類の桃を、それぞれ採りたて当日に即日販売していますが、今年は「日月桃の実の成長がほどよい状況」(池谷さん)とのこと。

予約や取り置きも行わない、来訪者限定での発売を行っていますが、今年はSNS(ツイッター・フェイスブックページ)も新たに立ち上げるというチャレンジも。

びわ直売所内の様子。「ソーシャルディスタンスを保ち、マスク着用の上お越しください」とのこと(池谷道義さん撮影・提供)

びわ直売所内の様子。「ソーシャルディスタンスを保ち、マスク着用の上お越しください」とのこと(池谷道義さん撮影・提供)

「まだ(SNSについては)立ち上げ直後で扱いも不慣れで、基本は情報発信のみの利用となりますので、個別の対応はできませんが、ぜひ、綱島の季節の風物詩をネットやSNS上でも体感し、日々ご覧いただければ」(同)と、多くのネットでのフォローや閲覧を通じて、綱島に今も引き継がれる「桃の歴史」を知ってもらいたいとのこと。

なお、きのう6月4日からは、桃に先駆けて同家に生るというびわの実の直売を開始しており、「販売は数日間のみになります。桃の実が生る前の、こちらも季節の果実として味わってもらえれば」(同)と、“密”にならないようソーシャルディスタンスを保ち、またマスク着用での立ち寄り来訪を呼び掛けています。

【関連記事】

<綱島・池谷家>桃の収穫が最盛期に、サイトも復活で“希少な”直売を告知中(2019年7月16日)※昨年の桃の収穫や販売の様子など

<見頃は来週後半>綱島の桃が「最速」の開花宣言、歴史継ぐ旧家・池谷家で(2020年3月13日)

【参考リンク】

池谷桃園(旧:綱島ピーチゴルフセンター)のサイト ※直売所の販売情報を掲載。収穫日のおおむね午後に更新、メールや電話での問い合わせは行っていない

池谷桃園の公式Twitter

池谷桃園の公式Facebookページ


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