<綱島の桃>池谷家で「最速」更新の開花宣言、新駅開業祝いライトアップも | 横浜日吉新聞

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綱島の歴史継ぐ桃が今年も「最速」で開花、新駅の開業をライトアップで祝います。

再開発ビルの建設が進む新綱島駅近くの「池谷桃園」で、綱島の桃の歴史を伝える“桃の花“が開花した(3月14日撮影)

再開発ビルの建設が進む新綱島駅近くの「池谷桃園」で、綱島の桃の歴史を伝える“桃の花“が開花した(3月14日撮影)

綱島東1丁目、建設工事中の東急新横浜線「新綱島駅」にも隣接した古民家・池谷(いけのや)家住宅前の池谷桃園(とうえん)では、これまでで最早となる今月(2023年)3月9日(木)に「桃」が開花。

これまでの「最速」となっていた2020年・2021年(3月11日)より2日早い開花だといい、「地球温暖化の影響でしょうか」と、池谷家の歴史を継ぐ16代当主の池谷道義さんは、冬期間も比較的暖かい日々が続いてきたことが開花を早めた可能性があると語ります。

園内に約60本植えられた桃の木のうち、早咲きの桃「日月桃(じつげつとう)」約20本が、優しさあふれるかの濃いピンク色の花を咲かせる池谷桃園。

約20本ある「日月桃(じつげつとう)」から花が咲いている。新設された駐輪場の建設により移植した5本の桃の木も無事に花開いたりつぼみを膨らませたりしているという

約20本ある「日月桃(じつげつとう)」から花が咲いている。新設された駐輪場の建設により移植した5本の桃の木も無事に花開いたりつぼみを膨らませたりしているという

この日、池谷さんは、桃の開花状況を1本1本確認しながら、「満開になるのは鉄道開業直後かもしれません。気候により、花を楽しめる期間も変わってきます」と、おそらく今週末、3月18日(土)の東急新横浜線と、新綱島駅(綱島東1)の開業時期には“花を楽しめる”タイミングになることを喜びます。

新線と新駅の開業を祝い、「コロナ禍」最中に医療・介護従事者を励ます目的でスタートした「池谷桃園ぼんぼりライトアッププロジェクト」を今年も開催する予定とのこと。

新線と新駅の開業を祝う「池谷桃園ぼんぼりライトアッププロジェクト」の実施も予定していると語る池谷道義さん

新線と新駅の開業を祝う「池谷桃園ぼんぼりライトアッププロジェクト」の実施も予定していると語る池谷道義さん

桃の花が“八分咲き”になってから約1週間程度、新綱島駅周辺の工事に携わる宮内建設株式会社(緑区鴨居)からの協力を受けて実施する計画とのことで、池谷さんは、「ライトアップは日没から22時頃までを予定していますが、日中も色鮮やかな桃色が畑を彩ります。桃畑内への立ち入りはできませんが、現在、周辺では街づくり関連工事が進んでいますので、ご注意いただきお越しいただければ」と、公道から楽しむ「桃の花」鑑賞を広く呼び掛けています。

【3月27日追記】

池谷桃園による「祝・新駅開業 ぼんぼりライトアップ2023」の案内。「3日間冷たい雨で花持ちが良さそうなのであと2日くらい延長しようと思っています。今は桜が満開なので両方ともに浮かび上がります」とのこと(同園提供)

池谷桃園による「祝・新駅開業 ぼんぼりライトアップ2023」の案内。「3日間冷たい雨で花持ちが良さそうなのであと2日くらい延長しようと思っています。今は桜が満開なので両方ともに浮かび上がります」とのこと(同園提供)

新綱島駅南口からアクセスすると、幻想的な「ぼんぼりライトアップ」が(3月25日)

新綱島駅南口からアクセスすると、幻想的な「ぼんぼりライトアップ」が(3月25日)

「ぼんぼり」が優しい光を放っていました(3月25日)

「ぼんぼり」が優しい光を放っていました(3月25日)

まだ建設中の29階建て「再開発ビル」が浮かび上がりそうに(3月25日)

まだ建設中の29階建て「再開発ビル」が浮かび上がりそうに(3月25日)

桜の木とのコラボレーションも楽しめました(3月25日)

桜の木とのコラボレーションも楽しめました(3月25日)

【関連記事】

4年ぶり「綱島桃まつり」は3月12日(日)、5月放映“テレビ番組”も制作中(2023年3月7日)

・【前年記事】新綱島駅の工事機材でライトアップ、綱島の歴史伝える「桃の花」が満開に(2022年3月29日)

綱島の旧家・池谷家で歴史継ぐ「桃」が早くも開花、見頃は3/27(水)頃まで(2019年3月19日)※綱島の桃の歴史についてなど

【参考リンク】

池谷桃園のサイト


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