来年の開業を控えた「新綱島駅」付近の古民家で、今年も鯉のぼりが悠々とたなびいています。
江戸時代から続く古民家で歴史的建造物の池谷(いけのや)家住宅(綱島東1)では、先月(2022年)4月22日から、長さ10メートル級の鯉のぼり(こいのぼり)を雨天・荒天時を除き、朝時間帯から日没まで掲げています。
この取り組みは、昨年(2021年)に15年ぶりに掲出したことの反響を受けおこなわれているもので、「綱島のまちに鯉のぼりを掲げる風景を残していきたい」と、同家第16代当主の池谷道義さん。
東急新横浜線(相鉄・東急直通線)の来年(2023年)3月の開業を前に、駅構内や周辺の工事が進む新綱島駅(綱島東1)付近で再開発がおこなわれていることでの「風景の変化」の中にも、昔ながらの古民家の風情や歴史的な伝統文化を残しておきたいという想いが根底にあるといいます。
折しも、同家の前の市道の切り替えがおこなわれ、工事プラント跡地の店舗計画も発表されたばかり。
綱島の歴史を継ぐ桃の開花にあわせておこなわれた「池谷桃園ぼんぼりライトアップ」(3月28日~4月上旬頃)も期間を大幅に延長しておこなわれたといい、「今年は桃の花を長く楽しんでいただくことができました」と、季節が織り成す綱島らしい風景の美しさをこれからも伝えていきたいと語る池谷さん。
鯉のぼりの掲出は、このゴールデンウイーク中の5月8日(日)まではおこなわれる予定とのことです。
なお、鯉のぼりの見学は、「日月桃(じつげつとう)の碑」の手前まで立ち入りが可能とのことです。
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・新綱島駅近くの市道「切り替え」に注意、鶴見川沿い工事プラント跡は商業施設に(2022年4月13日)※現地では既に道路が切り替えられている
【参考リンク】
・綱島東1丁目「池谷家住宅」の場所(Googleマップ)