NY留学や離島での経験も、綱島・日吉の将来見据えアピタテラスに新クリニック

横浜日吉新聞

法人サポーター会員による提供記事です】綱島や日吉の将来性を知り、一夜で開業を決意した医師がいます。

綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)内アピタテラス横浜綱島のクリニックテラス内に、今年(2018年)4月にオープンした「ハート内科クリニックGeN横浜綱島」の皆さん。右は院長の源河朝広さん(同クリニック提供)

綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)内アピタテラス横浜綱島のクリニックテラス内に、今年(2018年)4月にオープンした「ハート内科クリニックGeN横浜綱島」の皆さん。右は院長の源河朝広さん(同クリニック提供)

綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)に開業したスーパー「アピタテラス横浜綱島」2階の医療モール・クリニックテラス内に、今年(2018年)4月1日に新しいクリニック「ハート内科クリニックGeN横浜綱島」がオープンしました。

30年近く大学病院から、一般総合病院、離島病院まで「様々な環境」で勤務した経験を持つ院長の源河朝広(げんかちょうこう)さんの名前と、専門分野である「心臓」の英語(ハート)を冠した医院を立ち上げたいきさつとは。

「綱島・日吉に、相鉄・東急直通線が2023年3月末までに開業予定となるなど、街の将来性を知るや、“一晩”のうちに、この地での開院を決めてしまいました」と、その経緯を笑顔で語る源河さんと、同院の立ち上げをともに実現した看護師、スタッフらが抱く日々の想い、そして仕事の背景に迫ってみました。

ニューヨークで得た“学び”、島しょで学んだ“心”

源河さんは、沖縄県の宮古島で生まれ育ちました。大学は東海大学医学部(伊勢原市)へ進学し、同大学院で医学博士号を取得。沖縄県立中部病院(うるま市)・同宮古病院(宮古島市)や恵寿総合病院(石川県七尾市)、済生会川口総合病院(埼玉県川口市)を経て、横浜旭中央総合病院(旭区)で勤務したことで横浜市とのつながりができ、綱島での独立開業に至ります。

アピタテラス2階のクリニックテラス。フードコートにも近い場所にある。左側手前には薬局(カメイ調剤薬局)も

アピタテラス2階のクリニックテラス。フードコートにも近い場所にある。左側手前には薬局(カメイ調剤薬局)も

これまでの経験で特に印象深かったのが、東海大学医学部6年次在学時の1989(平成元)年の3月から9月まで、アメリカ最古の医科大学としても知られているという、ニューヨーク医科大学へ公式留学した時のこと。「当時の日本の医療とは違う、様々な局面でシステマティックに効率化されたしくみに、大変驚きました」と、新しい医療の風に吹かれて“心から楽しめた”という当時を振り返ります。

沖縄県災害拠点病院の指定を受け、全離島からの救急患者も受け付けているという沖縄県立中部病院時代には、米・ハワイ大学の臨床研修プログラムも経験。

「当時、日本一忙しい病院と言われたほど、島しょ医療の“最後の砦(とりで)”といわれた病院での経験は、今も、ありとあらゆる緊急事態にも対処せねばという想いにつながっています」と、臨床研究で医療スキルを磨くと同時に、「地域や医療に向き合う心」も学ぶことができたと、源河さんは当時を鮮明に語ります。

専門は「循環器内科」、アメリカのプログラムを日本へ

専門分野は内科、循環器内科という源河さん。恵寿総合病院では同院の「心臓血管センター」立ち上げに携わり、初代センター長として就任。川口総合病院や旭中央総合病院では、循環器内科の部長として従事します。

院長の源河朝広さん。沖縄・宮古市で生まれ育った。沖縄県立中部病院・同宮古病院に赴任したのは、「臨床研修をしっかり受けることができる病院を選んだためで、偶然なんです」とそのいきさつを語る(同クリニック提供)

院長の源河朝広さん。沖縄・宮古市で生まれ育った。沖縄県立中部病院・同宮古病院に赴任したのは、「臨床研修をしっかり受けることができる病院を選んだためで、偶然なんです」とそのいきさつを語る(同クリニック提供)

内科医、そして循環器専門医として、「急性心筋梗塞(こうそく)に対しての検査・治療や重症心不全など、集中治療を必要とする重症の入院患者のみならず、超高齢者の全身管理など、内科診療にも多くの経験を積んできました」と、医療を通じ、一人ひとりの患者と向き合ってきた日々について言及します。

また、日本内科学会(文京区)の認定医、日本循環器学会(千代田区)専門医、そしてアメリカ心臓協会BLS(一次救命処置)、そしてさらに高度な救命処置の専門知識を持った医師や看護師が医療器具を用いてさらに高度な処置を行うACLS(心血管の二次救命処置)のファカルティ(日本循環器学会国際トレーニングセンター所属)として、それまで日本になかった心肺蘇生教育の普及に尽力しています。

源河さんは、ニューヨーク留学時代も感じた、アメリカの医療技術や考え方を採り入れるに際しての「合理的なものの考え方」を実践したいと感じているとのこと。

「アメリカ人と日本人の能力にあまり違いはないと感じるのですが、アメリカでは、医師らは夕方になると帰宅、それでいて著名な論文を次々と世界に発表する姿は、本当に勉強になりました」と、独立するに際しての決意の一つとして、「開業医としても、より『科学的根拠に基づく医療』を志し、合理的に、またロジカルな診療を行えるよう、新しい挑戦を続けていきたい」との想いを抱いているといいます。

「医療」「サービス」「環境」の“3つの質”で快適な空間を

待合室は、あたかも“ホテル”に居るかのような、近代的かつエレガンスな雰囲気

待合室は、あたかも“ホテル”に居るかのような、近代的かつエレガンスな雰囲気

まだ50代も前半だという源河さんは、「これからやりたいことにチャレンジしたいという想いで独立しました」と、将来性を感じ進出したこの綱島SST周辺に住まう人々のため、「新しい医療クリニックのかたちを体感していただけたら」と、次の3つの目標を掲げています。

一つ目は、「医療の質」。診療科目は、「地域のクリニック」として、風邪や予防ワクチンの一般内科における健康問題への対応や、専門の心臓・血管疾患の検査・治療やその予防が強みとのこと。

特に、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞を起こす動脈硬化を予防するために、高血圧・脂質異常症(高コレステロール血症)、糖尿病のコントロールの重要性を訴えており、「既に治療を受けられた方の再発予防、悪化や入院予防に全力を尽くします。また、心臓、血管病に関するセカンド・オピニオンにも対応します」と、身近な地域の医院だからこそできる相談、予防から、発症後のケアにも対応したいとその決意を語ります。

院内のベットはリラックスしてもらいたいとの想いから、「電動」椅子を採用した。クラウド型電子カルテを導入するなど、IT技術も駆使している(同クリニック提供)

院内のベットはリラックスしてもらいたいとの想いから、「電動」椅子を採用した。クラウド型電子カルテを導入するなど、IT技術も駆使している(同クリニック提供)

二つ目が「サービスの質」院内ではIT化に力を入れており、「お客様を待たせることを最小限にするためのクラウド型電子カルテを導入、日本医師会(文京区)標準レセプトもネットワーク装備しました。短時間で結果が出る検査機器も導入し、予約もサイトで可能なシステムを採用、待ち時間も確認できるようにするなど、よりスピーディーに受診いただけるよう最善を尽くしています」と、自動現金精算機や、電子マネー支払いも採り入れるなど、IT技術も駆使した来院患者の満足度の向上をはかっています。

さらに目指す「環境の質」が三つ目の目標。「クリニックのインテリアにもこだわり、洗練された心地よい空間を提供するべく努めています。“ホテルみたい”とも言われるような雰囲気にアレンジした待合室や、“椅子がリクライニングベットになる”診察室など、一つひとつのファシリティーで、快適な時間を過ごしてもらえたらと思っています」と、“より居心地の良い”地域の医院を目指したいとのこと。

検査機器も充実、「健康寿命」を延ばすことで社会貢献

「中規模病院に匹敵する」という検査機器を導入。臨床検査技師も常駐、夏からは1名増員し対応予定。壁面に飾られた写真は、源河さんにとって想い出深いニューヨークの景色

「中規模病院に匹敵する」という検査機器を導入。臨床検査技師も常駐、夏からは1名増員し対応予定。壁面に飾られた写真は、源河さんにとって想い出深いニューヨークの景色

同クリニックでは、今月(2018年6月)からウェブサイトも一新、特定健診をはじめとした健康診断の予約受付もオンラインで開始しました。

臨床検査技師も1名常駐しての検査体制をとっており、検査機器も、瞬時に結果が診察室に送られるレントゲン装置や、心臓・血管・腹部の超音波診断装置、血液検査装置や尿検査、インフルエンザや溶連菌(ようれんきん)などの感染症検査、心電計付き血圧脈波検査装置や心電図など、“待ち時間短縮”を意識した機器を導入。より速やかに対応したいとしています。

「医療機関を受診される際に感じる、“不安”や“面倒”に感じる部分を、看護師・受付スタッフとともに、取り除くことが出来たなら。高血圧や高コレステロール血症、糖尿病など、潜在的な健康問題によって引き起こされる高度医療や、入院を必要とする重大な合併症(心筋梗塞や脳梗塞など)を予防し、健康寿命を延ばすことで社会貢献したいと強く願っています」と、これからの決意を語る源河さん。

待合室の壁面には、源河さんの出身地・沖縄から届いた琉球石灰岩を施している。「多くはない循環器内科の開院を喜んでくれたお客様も。これからも地域のためにがんばりたい」と語る源河さん

待合室の壁面には、源河さんの出身地・沖縄から届いた琉球石灰岩を施している。「多くはない循環器内科の開院を喜んでくれたお客様も。これからも地域のためにがんばりたい」と語る源河さん

クリニックの受付壁面には、ふるさと・沖縄から運んできたという琉球(りゅうきゅう)石灰岩を採用。

米アップル研究所「YTC」が所在する綱島SSTのクリニックらしく、「院内のパソコンは全てMac(マッキントッシュ)なんです。ネットワークも、自分自身で組んでみました」と微笑む源河さんが舵(かじ)を取る同クリニックが、“この地を選んだ”先見性と将来像に、地域からの視線が熱く注がれていきそうです。

【関連記事】

<アピタテラス>建物外部にテナントのロゴ看板、全国チェーンを中心に医療関係も(2018年3月5日)

【参考リンク】

ハート内科クリニックGeN 横浜綱島の公式サイト

法人サポーター会員:ハート内科クリニックGeN 横浜綱島 提供)


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