昨年(2017年)秋ごろから店舗の閉店が相次いでいる日吉駅前で、また老舗飲食店が店を閉じます。浜銀通り近くで1984(昭和59)年から営業してきたパスタレストラン「マリーン」(日吉2)は、今月(2018年2月)末での閉店を告知。閉店理由は設備の老朽化や後継者の問題とみられます。
同店はパスタ(税別650円~)などの洋食を中心としたレストラン。店内外に慶應義塾大学の運動部のポスターがいたる場所に貼られ、来店記念の写真や卒業生の名刺、サイン色紙を所狭しと掲示するなど、これまで多くの学生らに親しまれてきました。
早くも口コミで閉店の情報は広がっており、学生や地元のリピーターなどが“引っ切り無し”に来店、閉店間際まで行列が続く日も。
すでに営業時間の短縮を行っている同店では、閉店までの間も「夜間の営業は行っていない」とのことで、定休日の水曜を除く営業最終日までの日中は、同店ならではの「味」や「懐かしさ」を求めて、連日、絶え間ない客足となりそうです。
日吉駅前では、昨年夏の「キッチンくりの木」に始まり、12月の関西うどんの店「松や」や「喫茶まりも」、明日(2月)15日に閉店予定の喫茶店「カフェコロラド日吉店」、そして今回の「マリーン」まで、四半世紀以上にわたって慶應義塾の学生を中心に親しまれた老舗飲食店を次々と失うことになってしまいました。
(※)この記事は複数の読者の方からの情報提供をきっかけに取材・記事化しました。ありがとうございます。
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【参考リンク】
・マリーン(食べログのページ)