箕輪町2丁目で2020年4月の開校が予定されている「箕輪小学校(日吉台小学校第二方面校)」について、地域の関係者らが集まって通学区域や学校名などを検討してきた「開設準備部会」(部会長・小島清日吉連合町内会会長)は、きのう(2017年5月)15日に日吉台小学校で4回目となる最後の会議を開き、新小学校の通学路を実際に歩いて安全点検を行った結果を報告。計17項目にわたる安全対策を要望書にまとめ、港北区と港北警察署に提出することを決めました。
「通学対策に関する要望書」では、通学区域(箕輪町1丁目30番~33番/箕輪町2丁目1番・5番~20番/綱島東4丁目3番~12番/日吉5丁目1番~4番/日吉7丁目1番~7番と矢上小との選択が可能な日吉7丁目8番~10番・17番~21番の特別調整通学区域)の道路上で白線や黄色線、路側帯などの路面標示が薄くなっている箇所が多いことから、補修を要望しました。
個別の16箇所では、箕輪町2丁目にある「ユニーサンテラス」バス停留所付近などの路面にカラー舗装や横断歩道の設置を求めたほか、日吉7丁目16番付近の十字路で点滅式の信号機を要望。新小学校の前面道路となるマンション「プラウド日吉」(箕輪町2)東側にあたる道路では、路側帯表示のほか、朝の時間帯に限って日吉駅側からの車の流入規制を行うことで、児童の安全を確保してほしいと述べています。
綱島東4丁目では「綱島SST(Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン)」の裏側にあたる生活道路で歩道も設置できない状況にあることから、徐行やスクールゾーンの標示を要望しました。
委員からは「路上をカラー舗装すると、低学年の児童に注意喚起する際にも分かりやすいため効果的だ」「提出した要望を一つでも多く取り入れていただきたい」などの声が上がりました。
開設準備部会は今回ですべての議論を終え、4回の会議を経て決定した通学区域や「箕輪小学校」の校名案などを意見書としてまとめ、教育委員会の附属機関である「横浜市学校規模適正化等検討委員会」に提出された後、正式に決定されることになります。
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