＜住みここちランキング2024＞日吉本町駅が高評価、日吉と綱島は振るわず

“住みここち”という面では、日吉駅や綱島駅より日吉本町駅のほうが高い評価を受けています。

首都圏1都3県に居住する計26万2727人を対象に集計した「いい部屋ネット・街の住みここちランキング2024」が今週（2024年）5月15日に発表され、港北区内では大倉山や岸根公園、日吉本町、新羽の各駅が評価を高めました。

「いい部屋ネット」ブランドで仲介事業などを展開する大東建託株式会社（東京都港区）が2019（平成31）年2月から調査しているこのランキングは、これから住みたい場所を選ぶ人気投票ではなく、実際の居住者が評価を下している点が特徴。

「いい部屋ネット・街の住みここちランキング2024」の首都圏1位から20位の駅一覧、港北区周辺ではセンター北・南駅の人気が高い（大東建託のニュースリリースより）

居住地から徒歩15分以内の最寄り駅と居住自治体（行政区含む）について、100点満点中5段階（100点／75点／50点／25点／0点）で“住みここち”を尋ね、2024年までの5年間にわたる26万2727人（回答者の重複なし）による回答結果をランキング化したものです。

1都3県を範囲とした首都圏ランキングでは、港北区内から9駅（綱島駅と新綱島駅は1つのエリアとして掲載）が登場し、区内では188位の大倉山が最高位となり、前年は回答者が30人に満たないことからランキングに入らなかった北新横浜駅が528位に初めて登場しました。

グリーンラインの日吉本町駅、周辺は住宅地となっており、日吉本町2・3丁目の一部や日吉本町4～6丁目、綱島西5・6丁目などが徒歩圏（資料写真、2023年7月）

日吉・綱島周辺では、綱島西5丁目や6丁目の一部も徒歩圏となる日吉本町駅（日吉本町5）の順位が前年から13上げて332位に入りました。

一方、綱島駅は今年から新綱島駅を合わせて「綱島エリア」という形で集計されましたが、前年（綱島駅のみの評価）の332位から369位に下がり、日吉駅も363位から432位まで下落しています。

このランキングでは、駅の利便性や賑わいが必ずしも“住みここち”の評価にはつながっていない面が見られ、港北区内でトップだった大倉山駅は各駅停車しか停まらず、次に順位が高かった岸根公園駅も快速の通過駅です。

2019（平成31）年に「いい部屋ネット・街の住みここちランキング」が始まった時から港北区内では大倉山駅の評価が高い（資料写真、2020年10月）

また、「SUUMO（スーモ）住みたい街（駅）ランキング」（株式会社リクルート）では首都圏トップの常連となっている「横浜駅」もこちらでは144位に沈み、今年は50位に入っていた「新横浜駅」はランキングに登場しませんでした。

首都圏版と神奈川県版の各ランキングにおける港北区内駅の順位と、港北区の自治体ランキングでの順位は次の通り。なお、「偏差値」は平均値である「50点」からの隔（へだ）たりを示したものです。

（※）右側の順位は前年の結果

【関連記事】

・【前年記事】＜住みここちランキング2023＞日吉本町駅が日吉駅を抜く、綱島駅は微減（2023年5月19日）

・日吉本町の駅舎側や新吉田東のバス通りで「一種低層」見直し、店舗も設置可に（2022年10月17日、日吉本町駅では駅至近に商業施設が建てられないため土地用途を見直す動きも）

【参考リンク】

・いい部屋ネット「街の住みここち＆住みたい街ランキング2024」（首都圏）（大東建託株式会社）

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