港北区の「住みここち」順位は全国130位、神奈川県の最高位は都筑区 | 横浜日吉新聞

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港北区の“住みここち”全国で130位という結果でした。

「いい部屋ネット」ブランドでの仲介事業などを展開する大東建託株式会社(東京都港区)は今月(2023年)8月23日に「いい部屋ネット~街の住みここちランキング2023<全国版>」を発表し、このなかで港北区は全国130位に入り、神奈川県内では都筑区が同21位で最高順位となっています。

「街の住みここちランキング2023<全国版>」における50位までの順位、赤下線は横浜市の行政区(ニュースリリースを一部加工)

このランキングは、47都道府県の自治体1891カ所居住する20歳以上の男女を対象とし、2019年から2023年までの期間に回答した80万6722人の調査票を集計したもの。

横浜や川崎など20の政令市が独自に設けている175の「行政区」は正式な形の自治体ではないものの、今回の調査では行政区も1つの“自治体”としてカウントしているといいます。

対象とした全国1891カ所(自治体)のなかで総合順位トップとなった東京都中央区から726位の大阪府松原市まで、生活や交通利便性や行政サービスなど各項目ごとの順位もあわせて公開されました。

「街の住みここちランキング2023<全国版>」の101位から150位までの順位。港北区の1つ上となった129位の「福岡市東区」は全国の行政区で人口が港北区に次ぐ2位の33.1万人の規模を持つ。1つ下となる131位の「東京都北区」は人口が35.7万人で港北区と近い(ニュースリリースを一部加工)

このなかで港北区総合順位が130位となり、交通利便性の項目では99位に入り、「親しみやすさ」が102位、生活利便性は124位と全国的に見ても住民の満足度が一定の水準にあることを示していました。

大倉山記念館付近から綱島・日吉方面を望む。新綱島駅の再開発ビルがほぼ完成し、右手奥には箕輪町2丁目の再開発エリア「プラウドシティ」も見える(8月2日撮影)

全国の総合順位では、神奈川県内の“自治体”が上位に登場しないなか、県内で最高位となる21位に入ったのが都筑区で、生活利便性(18位)や行政サービス(20位)、防災(20位)といった面で高い順位でした。

全国で見た横浜市内18区の「住みここち」

  • 21位.都筑区:偏差値69.8/評点72.9(※神奈川県内トップ)
  • 32位.西区:偏差値68.6/評点72.1(※神奈川県内2位)
  • 61位.青葉区:偏差値66.1/評点70.5
  • 78位.中区:偏差値65.0/評点69.9
  • 121位.金沢区:偏差値63.2/評点68.7
  • 130位.港北区:偏差値62.8/評点68.4
  • 165位.港南区:偏差値61.4/評点67.5
  • 171位.神奈川区:偏差値61.3/評点67.5
  • 215位.栄区:偏差値60.1/評点66.7
  • 249位.戸塚区:偏差値59.4/評点66.2
  • 262位.緑区:偏差値59.1/評点66.1
  • 275位.旭区:偏差値58.7/評点65.8
  • 308位.泉区:偏差値57.8/評点65.3
  • 340位.磯子区:偏差値57.2/評点64.9
  • 359位.南区:偏差値56.9/評点64.7
  • 440位.鶴見区:偏差値55.4/評点63.7
  • 467位.保土ケ谷区:偏差値54.8/評点63.4
  • 526位.瀬谷区:偏差値53.7/評点62.6

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<住みここちランキング2023>日吉本町駅が日吉駅を抜く、綱島駅は微減(2023年5月19日、首都圏1都3県での駅ランキング)

<行政区ランキング>港北区が全国トップ独走、横浜の区は人が多すぎる(2021年6月4日、「行政区」について)

【参考リンク】

街の住みここち「自治体ランキング <全国版>」(2023年)(大東建託株式会社、2023年8月23日発表)


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