日吉駅近くのクリニックが開院9ヵ月、内科・整形外科が連携、理学療法士の増員も | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】日吉駅近くのクリニック開院9ヵ月。診療科目の内科整形外科が連携、理学療法士も入職し院内が活気づいています。

日吉中央通りと浜銀通りの間にある浜大ビル3階の「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」(日吉本町1)は、昨年(2023年)6月のオープンから9ヵ月。

開院当初から試みてきた内科と整形外科の連携が進み、同日の受診が増えているほか、新たに今年(2024年)2月から理学療法士が1人増え、2人体制でのリハビリ対応を行っています。

昨年(2023年)6月19日(月)に開院した「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」は日吉中央通りと浜銀通りの間にある「浜大ビル」3階にある

昨年(2023年)6月19日(月)に開院した「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」は日吉中央通りと浜銀通りの間にある「浜大ビル」3階にある

院長の杉本さん(左)と副院長の藤崎さん。二人はきょうだい。開院記念に藤崎さんが通っていた小学校時代の恩師で書道家の笠原登さんから贈られた書画の額が日々の励みになっているという

院長の杉本さん(左)と副院長の藤崎さん。二人はきょうだい。開院記念に藤崎さんが通っていた小学校時代の恩師で書道家の笠原登さんから贈られた書画の額が日々の励みになっているという

同クリニックでは、総合内科・循環器専門医院長・杉本洋一郎さんと、整形外科専門医副院長・藤崎真理さんが、一般的な疾患から専門疾患まで、連携をとって診療を行う体制を確立。

「同じ院内で内科と整形外科を受診できるメリットから、2科受診が増えています」と、院長の杉本さん。

地域の方々の健康を総合的に支える“かかりつけ医”としての責任を果たすことができていると感じます」と、かねてから志してきた“地域になくてはならないクリニック”としての役割を果たすべく、日々の診療を行ってきたと語ります。

理学療法士の木村さん(左から2人目)、山城さんが新たに入職しリハビリ室が活気に満ちた雰囲気に

理学療法士の木村さん(左から2人目)、山城さんが新たに入職しリハビリ室が活気に満ちた雰囲気に

特に、杉本さんや藤崎さんとも世代が近い“子育て”を行う親世代の受診が、それぞれのコミュニティでの口コミや紹介がきっかけとなり来院が増えているとのこと。

藤崎さんは、「杉本医師とのコミュニケーションも良好です。最近では、子育て世代の患者さんが、子育て中に手が腱鞘炎(けんしょうえん)になってしまったと来院されることも。自分自身も通った道なので、寄り添った診療を行うことができればと感じています」と、女性ならではの視点での診療を行っていると説明します。

特に整形外科では、女性医師の比率がわずか5.6%(日本整形外科学会のサイト・男女共同参画委員会担当理事のコメント)ともいわれることもあり、「子どもたちのケガによる来院もあります。忙しいママたちにとっても役立つ、家でできるリハビリ法などをお伝えすることもあります」と、女性らしい目線での、様々な角度からのアドバイスを行っているとのこと。

「担当制」でリハビリを行うため引き継ぎミスを防ぎ「安心して通院してもらえる環境」を整えているという

「担当制」でリハビリを行うため引き継ぎミスを防ぎ「安心して通院してもらえる環境」を整えているという

さらに同クリニックの「リハビリ科」では、昨年12月からは理学療法士の木村淳斗(あきと)さん、今年2月からは山城勇太さんが新たに入職したことで体制強化が実現。

担当制を採用することで、「リハビリ時の引き継ぎミスを防ぎ、安心して通院してもらえる環境を整えました」と、来院患者に合わせたリハビリテーションを実施できる体制が整ってきたことを喜びます。

持ち運び可能なサイズの「ポータブルエコー(超音波診断装置)」を導入

持ち運び可能なサイズの「ポータブルエコー(超音波診断装置)」を導入

移動しての検査が可能なため診察もしやすくなっているという

移動しての検査が可能なため診察もしやすくなっているという

また、持ち運び可能なサイズの「ポータブルエコー(超音波診断装置)」を導入・活用を進めているほか、「セラバンド」と呼ばれるゴム製のトレーニング道具を活用したリハビリなども行っています。

「セラバンド」を使用したリハビリも

「セラバンド」を使用したリハビリも

木村さんは、「体の痛みは精神的な痛みとなります。痛みを取り除くことに重きを置いた、適切なリハビリを行うことで、身体機能の回復を試みるばかりでなく、患者さんの心の負担も減らしていくことができれば」と、来院患者一人ひとりの“目に見えない”痛みやその原因にも向き合い、少しでも症状が改善するためのサポートを行っていく考えです。

「リハビリ室」のさらなる充実を目指す

「リハビリ室」のさらなる充実を目指す

内科では「花粉症」や「アレルギー」にも対応

内科部門では、院長・杉本さんの専門でもある胸の違和感、動悸、下肢のむくみなどの循環器疾患、そして高血圧症、糖尿病、脂質異常症などのいわゆる「生活習慣病」と呼ばれている疾患の相談が増えているといいます。

血液検査心電図検査はもちろんのこと、開院当初から心臓・頸動脈・甲状腺・腹部超音波検査に対応、検査した日に結果まで説明を行い、その他の検査結果も踏まえて今後の方針を決めています」と杉本さん。

北海道や首都圏近郊、広島県での勤務歴もある杉本さん。地元を知る“地域のかかりつけ医”として「何が原因で体調が悪いかわからない、という方にも受診してもらえれば」と呼び掛ける

北海道や首都圏近郊、広島県での勤務歴もある杉本さん。地元を知る“地域のかかりつけ医”として「何が原因で体調が悪いかわからない、という方にも受診してもらえれば」と呼び掛ける

来院患者が抱く疑問点にもより丁寧に説明することを心がけているといい、「患者さんとの信頼関係をしっかりと築いていけたらと考えています。2月からはぜんそくや肺疾患が疑われる場合に行われる呼吸機能検査『スパイロメトリック』機器による対応もスタートしました」と、院内設備の拡充による検査体制の強化を行っていることについても説明します。

特に、今の時期に来院が多いという「花粉症」についても、「今後さらに本格化するとみられる花粉症の治療や血液検査でのアレルギー検査も行っているので、原因がわからないアレルギー症状についてもご相談ください」と、つらい咳や鼻水といった原因不明の症状についても、診察や検査を通じその原因解明につながる診療を行いたいと意気込みます。

「マイナンバーカード保険証」も利用可能に

同院では、整形外科でもを進めているほか、診察受付時の「マイナンバーカードによる保険証確認」もこの3月から初めて採用しています。

「今後、マイナンバーカードによる受診の希望者が増えると考え、新たに導入を検討してきました」と杉本さん。

3月から導入したばかりの「マイナンバーカードによる保険証確認」の機器とともに。「(右下の)鳥のモニュメントはかもめ。知人が当院を彩るためにとプレゼントしてくれました」と笑顔で語る

3月から導入したばかりの「マイナンバーカードによる保険証確認」の機器とともに。「(右下の)鳥のモニュメントはかもめ。知人が当院を彩るためにとプレゼントしてくれました」と笑顔で語る

「これまで通り、保険証での確認もできますのでそれぞれご希望に合う方をお選びください」と、時代の先端を視野に入れながらも、これまで通りの従来型の保険証による診療にも対応していく予定です。

学生の街・日吉らしい多様な選択肢が求められる同院らしいクリニック運営にもチャレンジしていくことにより、“より便利で快適な”受診環境の整備にもつなげていきたい考えです。

受診の際は「内科・循環器内科・呼吸器内科」はインターネット上での診療予約が可能。整形外科は当日の来院での受付となる

受診の際は「内科・循環器内科・呼吸器内科」はインターネット上での診療予約が可能。整形外科は当日の来院での受付となる

)記事の掲載内容については、直接「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」にお問い合わせください。

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【参考リンク】

日吉かもめ内科・整形外科クリニックのサイト

法人サポーター会員:日吉かもめ内科・整形外科クリニック 提供)


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