大倉山から大曽根、樽町を通って師岡へ、港北区のもっとも古い歴史と新緑を味わえるルートとなりました。
港北ボランティアガイドの会は今月(2024年)4月24日(水)の午前にウォーキングツアー「新緑の大倉山から樽町を歩く」を開くにあたり、参加者60人を4月15日(月)まで募集しています。
当日は9時半に「大倉山記念館」(大倉山駅から徒歩約7分)前の広場に集合。館内の巨大な吹き抜けの空間から、世界的にも稀有と言われる「プレ・ヘレニック様式」という古代ギリシャ以前の建築様式の見学からツアーが始まります。
記念館前の周辺でカヤの木やヒマラヤ杉、シドモア桜、ハナミズキなどを眺めながら、春を迎え新緑息づく大倉山公園内と「梅林」を巡ります。
梅林の奥にある古刹「龍松院(りゅうしょういん)」、さらに坂を下って大曽根台にある曹洞宗寺院の「大乗寺」を訪問。
かつて天然の氷を利用した「大倉山天然スケート場」があった場所を見ながら、さらに坂を下って綱島街道に至ります。
「ち」の池と呼ばれた溜め池跡の大曽根第二公園を経て、今年で創建1300年を迎えるこの地域の鎮守「師岡熊野神社」を訪問。
師岡熊野神社近くから樽町4丁目にかけて広がる「熊野神社市民の森」内を新緑を感じながら歩き、緑の丘を下るとそこは600年以上の歴史を持つ「樽町杉山神社」です。
環状2号線を横断して鶴見区側に少しだけ足を伸ばし、江戸時代から続く古民家「横溝屋敷」(みその公園)を見学し、再び港北区に戻って「トレッサ横浜」で12時30分ごろに解散となる約5キロほどのコースを歩きます。
参加費は500円で、港北ボランティアガイドの会のホームページ内にある申込フォームなどから4月15日(月)までに事前申し込みが必要。定員は60人で応募者多数の場合は抽選となります。
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【参考リンク】
・2024年4月24日(水)「新緑の大倉山から樽町を歩く」(港北ボランティアガイドの会、申込は4月15日17時締切)