日吉駅近くの内科・整形外科が内覧会、開院に向け「準備も着々と」 | 横浜日吉新聞

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法人サポーター会員による提供記事です】日吉駅から徒歩約2分という立地に、新たに内科・整形外科がオープン。両科の連携も視野に新たな“地域のかかりつけ医”を目指します。

来週(2023年)6月19日(月)に開院する「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」のサイト。6月17日(土)10時から15時まで内覧会の開催も予定している

来週(2023年)6月19日(月)に開院する「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」のサイト(写真・リンク)。6月17日(土)10時から15時まで内覧会の開催も予定している

日吉中央通りと浜銀通りの間に今年(2023年)3月末に完成した浜大ビル3階に新規開院する「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」(日吉本町1)は、今週末6月17日(土)10時から15時まで、オープン前の「内覧会」を開催。

来週6月19日(月)の開院に向けた準備を着々と進めています。

内科循環器内科糖尿病内科を担当する院長の杉本洋一郎さんと、整形外科リウマチ科リハビリテーション科を担当する副院長で杉本さんの実姉の藤崎真理さんは、ともに地元・横浜市立日吉台小学校(日吉本町1)の卒業生。

院長の杉本さんは広島大学出身。「両親の故郷が広島県だったこともあり、広島で学ぶことを決めました」と大学を選んだ当時を振り返る

院長の杉本さんは広島大学出身。「両親の故郷が広島県だったこともあり、広島で学ぶことを決めました」と大学を選んだ当時を振り返る

杉本さんは、栄光学園中学・高校(鎌倉市玉縄)を卒業後、広島大学医学部(広島市南区)に進学しています。

「広島県は両親の出身地。広島市と呉市にある両祖父母の家を行き来し、“地域を知る”ことを学びながら通学することができました」と、地元・日吉から飛び出し、より大きな志で両親の故郷・広島を拠点に医学の研鑽(けんさん)を積んだ当時を振り返ります。

大学卒業後はさらに“大きな夢”を求めて、北海道札幌市の「手稲渓仁会病院」(手稲区)の循環器内科にて循環器診療全般に従事。

副院長の藤崎さんは横浜市立大学を卒業。数少ないといわれる女性の整形外科医として地元・横浜や川崎で勤務を経験。出身地の日吉で開業することになった

副院長の藤崎さんは横浜市立大学を卒業。数少ないといわれる女性の整形外科医として地元・横浜や川崎で勤務を経験。出身地の日吉で開業することになった

2015(平成27)年以降は、北海道や首都圏近郊、広島県や地元・神奈川県内などで、狭心症心筋梗塞に対するカテーテル治療不整脈に対するアブレーション治療やその技術指導、両心室ペースメーカー埋め込み、訪問診療糖尿病・甲状腺診療を中心とした外来診療にも取り組んできました。

現在では、専門としてきた循環器内科のほか、内科や呼吸器内科腎臓内科としての診療も行い、循環器疾患とも関連性の深い肥満更年期障害にも対応していく予定です。

姉の藤崎さんは「整形外科医」、リハビリ・リウマチも専門に

一方、副院長の藤崎真理さんは、日吉台小学校を卒業後、桜蔭中学校・高校(東京都文京区)に進学。

「労いの言葉をかけられる医師でありたい」と語る藤崎さん。レントゲンのみならずエコー(超音波)検査装置なども活用し、診察やリハビリにも役立てていきたいと意気込む

「労いの言葉をかけられる医師でありたい」と語る藤崎さん。レントゲンのみならずエコー(超音波)検査装置なども活用し、診察やリハビリにも役立てていきたいと意気込む

地元・横浜市立大学医学部(金沢区福浦)で医学を修め、卒後研修を経て2007(平成19)年には横浜市立市民病院(保土ケ谷区岡沢町・当時)の整形外科医として着任します。

2008(同20年)には母校の横浜市立大学附属病院、2012(同24年)からは新百合ヶ丘総合病院(麻生区古沢都古)のいずれも整形外科で勤務し、一般的な整形疾患・外傷診療に加え、リウマチ診療にも携わってきました。

特に、人工膝関節において、日本では初めて新百合ヶ丘総合病院に導入されたというロボティックアーム手術支援ロボット「Makoシステム」を使用し、数々の人工膝関節や股関節の手術を行った経験も持つ藤崎さん。

日本では、整形外科医の比率において、女性の割合が極端に低く、現在約5パーセントしかいないと言われていることもあり、多くの女性にとっても “身近”に感じられるような整形外科医としての役割を果たしていきたい考えです。

地域の「かかりつけ医」目指し開院へ

地元・横浜市立日吉台小学校を卒業した経歴を持つ杉本さんと藤崎さん。「小学校6年生の時に日吉に引っ越してきました。八十階段が懐かしいですね」と藤崎さんは当時を振り返る

地元・横浜市立日吉台小学校を卒業した経歴を持つ杉本さんと藤崎さん。「小学校6年生の時に日吉に引っ越してきました。八十階段が懐かしいですね」と藤崎さんは当時を振り返る

杉本さん、藤崎さんにとって出身地でもある日吉での開業を決意した理由について、「これまで専門性を高める医療に従事してきましたが、出身地である日吉近郊に住まい通う皆様に『町のお医者さん』として貢献したい想いを遂げたいと思ったことが大きな理由です」と、杉本さんは、これまで従事した専門医としての経験を活かしながら、“地域の人々に寄り添った医療”を志したいと意気込みます。

内科と整形外科の連携も推し進めていきたいといい、「病気ばかり見がちになってしまうところを、いろいろな状況、それぞれの患者さんが抱える社会的な背景といったものも見落とさずに対応することができれば」と、杉本さんは、それぞれの診療分野での対応力を強化しながら、連携も深めていきたいと語ります。

杉本さんが専門とする内科・循環器内科と藤崎さんが専門とする整形外科の連携も深めていきたいと語る

杉本さんが専門とする内科・循環器内科と藤崎さんが専門とする整形外科の連携も深めていきたいと語る

さらに、来院患者に安心してもらえるようなクリニック運営も目指したいといい、「病状を心配して来院される方が多くいらっしゃると思うので、そんな中でもリラックスしてもらえるようなクリニックを営んでいきたい」と感じているといいます。

「30代から40代、50代、60代、70代から80代、そして90代と、『地域のかかりつけ医』として、地域の皆様と一緒に年を重ねていくことができれば」と杉本さん。

日吉駅から徒歩約2分の場所に新築された「浜大ビル」3階に「日吉かもめ内科・整形外科」はオープンする予定

日吉駅から徒歩約2分の場所に新築された「浜大ビル」3階に「日吉かもめ内科・整形外科」はオープンする予定

“地域に寄り添う”医療機関としての治療やアドバイスを行っていくことを目標に、藤崎さんや同院のスタッフとともに、開院の日を無事に迎えられるよう準備を進めていくとのこと。

なお、同院の診療日時は、内科・循環器内科が月曜日・火曜日と、木曜日・金曜日の9時から12時までと14時から18時まで。土曜日が9時から13時30分まで。休診日は水曜日・日曜日となっています。

整形外科の診療日時は、月曜日・火曜日と木曜日・金曜日が9時から12時までと14時から17時まで。土曜日は9時から12時まで。休診日は水曜日・日曜日とのこと。

事前予約なしでも受診可能ですが、初診予約はインターネットでも受付。電話(045-562-7117)での問い合わせも可能とのことです。

)記事の掲載内容については、直接「日吉かもめ内科・整形外科クリニック」にお問い合わせください。

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【参考リンク】

日吉かもめ内科・整形外科クリニックのサイト

法人サポーター会員:日吉かもめ内科・整形外科クリニック 提供)


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